北村聡&徳永真一郎 デュオ・リサイタル
バンドネオン&ギター! 情熱がぶつかり合う初共演!
各回全席指定リクライニング 2,000円(税込)
南北アメリカ、アジア各国で演奏活動を展開する一方、国内ではさまざまなジャンルの著名アーティストたちと共演、さらに、NHKドラマや映画の音楽でも精力的に活動するバンドネオンの北村聡。昨年のギター・フェスタ「旬のギタリスト」に登場し、流麗かつダイナミックな演奏で話題を集め、更にデビュー・アルバムが平成30年度文化庁芸術祭優秀賞受賞に輝いた注目のギタリスト・徳永真一郎。実力派2人の初共演は、ピアソラやヴィラ=ロボスの名曲など、とっておきのプログラムをご用意してお届けいたします。
出演
北村聡(バンドネオン)
徳永真一郎(ギター)
プログラム
- ピアソラ:「タンゴの歴史」 より
- ヴィラ=ロボス:「ブラジル風バッハ 第5番」 より “アリア”
- 三枝伸太郎:片翼の天使
- スキッシ:スケルツォとトンゴ
他
プロフィール
北村聡(バンドネオン) Satoshi Kitamura, bandoneon
奈良県出身。関西大学在学中にバンドネオンに出合い小松亮太に師事、ブエノスアイレスではフリオ・パネのレッスンを受ける。カナダ、チリ、アルゼンチン、韓国、シンガポール、インドネシアなど世界各国のフェスティバルに出演。2011年、アストル・ピアソラ五重奏団元ピアニスト パブロ・シーグレルのアジアチームに選抜される。14年には東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C」に出演、意欲的なプログラムに挑戦し好評を得る。17年、ミカ&リチャード・ストルツマンより招聘され、カーネギーホールにて演奏。18年、中谷美紀主演の舞台「黒蜥蜴」に演奏で参加。これまでに鈴木大介、舘野泉、波多野睦美、夏木マリ、エゴ ラッピン、川井郁子、中島ノブユキ、金子飛鳥、ディエゴ・スキッシ、東京交響楽団と共演。NHK「八重の桜」「あさが来た」、映画「そこのみにて光輝く」「イニシエーション ラブ」をはじめ様々な録音に参加、繊細な表現には定評がある。喜多直毅クアルテット、ジャノタンゴ、三枝伸太郎 Orquesta de la Esperanza、クアトロシエントス、大柴拓カルテットなど数多くの楽団に参加、活動中。
徳永真一郎(ギター) Shin-ichiro Tokunaga, guitar
徳島県出まれ。9歳からギターを川竹道夫に学ぶ。2003年、スペインギター音楽コンクールおよび日本ギターコンクール優勝。19歳で渡仏し、ストラスブール音楽院でアレクシス・ムズラキスに、古楽・リュートを今村泰典に師事。その後、11年よりパリ国立高等音楽院でローラン・ディアンスに師事し、16年に修士課程を満場一致の首席で卒業。パリではジュディカエル・ペロワにも師事した。また、ステファノ・グロンドーナ、ゾーラン・ドゥキッチ、カルロ・マルキオーネのマスタークラスを受講し、キジアーナ音楽院ではオスカー・ギリアのクラスで最優秀ディプロマを取得した。数多くの国際コンクールで優秀な成績を残しており、18年にはヴェリア国際ギター・コンクール(ギリシャ)のコンチェルト部門で第2位を受賞した。このほか、08年ナクソス国際ギター・コンクール(ギリシャ)第3位、10年オルシュティン国際ギター・コンクール(ポーランド)第1位およびグランプリ、16年にはブーローニュ・ビヤンクール現代音楽コンクール(フランス)《Musique du dernier siècle 2016》で審査員特別賞の〈課題曲賞〉を受賞した。17年、マドリッドのソフィア王妃芸術センターにて、松宮圭太の《ギターとアンサンブルのための小協奏曲》をジョルディ・フランセス指揮アンサンブル・ソニド・エクストレモとの共演で世界初演し、話題を呼んだ。またこれまでに、カレンツァーナ音楽祭(共演小林真理、メゾソプラノ)や、パリ国際ギター・フェスティバル等の音楽祭にも出演している。15年、朴葵姫、松田弦、岡本拓也とタレガ・ギターカルテットを結成し、室内楽の可能性も追求している。パリ在学中は、ヤマハ音楽振興会留学奨学生、フランスではタラツィ財団およびADAMI財団奨学生として研鑽を積んだ。18年7月、マイスターミュージックより近代スペインの作曲家による作品とフランスの作品を集めたデビュー・アルバム「テリュール」をリリース。このアルバムは、平成30年文化庁芸術祭にて優秀賞を受賞すると言う快挙を成し遂げた。