第150回 リクライニング・コンサート
モーツァルトからガーシュウィンまで 枠にとらわれない大器
各回全席指定リクライニング 2,000円(税込)
リクライニング・コンサート、記念すべき第150回は俊英ピアニスト・中野翔太を迎えます。アメリカのジュリアード音楽院で学び、アシュケナージ指揮・NHK交響楽団との共演で話題を集め、更にはジャズ・ピアニストとの共演などジャンルの枠を超えた活動でも知られ、ますます活躍の場を広げています。
プログラムは、モーツァルトやラヴェルのクラシックの名曲はもちろん、ピアソラ、そして、得意とするガーシュウィンをお届けいたします。また、オクタヴィア・レコードからリリースされたガーシュウィン、シューマン、ラヴェルのすべてのCDは、「レコード芸術」誌で特選盤になっており、中野の魅力が存分に発揮されることでしょう。
出演
中野翔太(ピアノ)
プログラム
モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397
ラヴェル:水の戯れ
ケージ:ある風景の中で
ピアソラ(中野翔太編):リベルタンゴ
ガーシュウィン:3つの前奏曲
ガーシュウィン(中野翔太編):サマータイム
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
プロフィール
中野翔太(ピアノ) Shota Nakano, piano
茨城県つくば市生まれ。江戸弘子に師事し、1999年からジュリアード音楽院プレ・カレッジに留学。その後、同音楽院に進み、ピアノをヨヘヴェト・カプリンスキーに、室内楽をイツァーク・パールマンに師事、2009年に同大学院を卒業。これまでに明治安田生命クオリティオブライフ文化財団、財団法人江副育英会の助成やソニー・フェローシップ・グラントを受けている。96年第50回全日本学生音楽コンクール小学生の部で全国1位および野村賞受賞。これまでにシャルル・デュトワ指揮/NHK交響楽団、小林研一郎指揮/読売日本交響楽団、小澤征爾指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団等と多数共演。リサイタルでは、04年第20回<東京の夏>音楽祭、06年東京オペラシティ主催「B→C」、07年トッパンホール、09年紀尾井ホール、12年、15年東京文化会館小ホールなど毎年意欲的な活動を続けている。最近では、ジャズの松永貴志と即興も交えた2台ピアノ、そのほか3台ピアノやヴァイオリンとの室内楽等でも各地で好評を得ている。CDは、オクタヴィア・レコードより「シューマンピアノ曲集」「ガーシュウィンピアノ曲集」「ラ・ヴァルス~ラヴェル&コリリアーノ:ピアノ作品集」の3枚をリリース。いずれもレコード芸術誌の特選盤、“ガーシュウィン”はあわせて優秀録音盤に選出されている。14年6月には、アシュケナージ指揮/NHK交響楽団と共演、豊かな表現力と透明感のある響きで好評を得る。クラシックを基盤に、作曲、編曲、ジャズ演奏など音楽活動の幅を広げている。第15回出光音楽賞受賞。