●西川浩幸 Hiroyuki Nishikawa (出演)
1949年、ミュンヘン近郊のシュタルンベルガー湖畔のアンバッハに生まれる。 「ここ数年来、ドイツでもっとも人気を博した作品」とされる本書“コントラバス”(1981)で、西ドイツ文学界に衝撃的なデビューをとげた。第2作目の小説“香水”(1985)は、20ヶ国語以上に翻訳され世界的ベストセラーとなる。他に“鳩”、“ゾマーさんのこと”などがあるが、寡作の作家。洗練、技巧、警抜、変転、多彩な文体を持った華麗なロココ的天才である。
1949年東京生まれ。文学座演出部所属。1986年度文化庁在外研修生として渡英。ブリストル・オールドビック、ロイヤル・ナショナル・シアターなどで一年間研鑽。帰国後、所属の文学座を中心に、新国立劇場、商業劇場、各種プロデュース公演で、ストレート・プレイからミュージカル、オペラまで幅広く活躍する。また、近年は地域の活性化や地域で活動する演劇人とのコラボレーションによる公演や、演劇教育にも力を入れている。 最近の主な仕事:『ベンゲット道路』『ウィット』『オナー』『マイフェア・レディー』
1960年福井生まれ。東京大学文学部美学藝術学科卒業。作曲を三善晃、ピアノを山根美代子の各氏に師事。 1990年よりシンローグ社を結成し、古典と現代の新作からなるプログラムの演奏会を制作する。山中湖音楽祭、音の集う風景の会等にも作品を提供。また蜷川幸雄(「ハムレット」「十二夜」「グリークス」など)、是枝裕和(映画「ワンダフルライフ」など)、ダンスカンパニー H・アール・カオスの大島早紀子(「アリス・幻想ゲーム」「エラン・ヴィタール」など)といった注目のアーティストの作品に音楽を提供する。また、黒柳徹子主演の「マスタークラス」、いっこく堂の「兵士の物語」、栗田芳宏演出「リチャード三世」では、音楽監督を務めると同時にピアニスト、指揮者、オルガニストとして出演。「弦楽四重奏1〜4番」「オーケストラと朗読のための『アガメムノンとカッサンドラ』」など現代音楽の作品のほか、舞台、映像のための音楽多数。 KMLより「音の回廊」、蜷川幸雄演出「ハムレット」他CDをリリース。現在、王子ホールの委嘱により室内オペラ「エレクトラ三部作」を制作中。