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公演
世界最高峰のドイツリートを聴く プレガルディエンの「美しき水車小屋の娘」
クリストフ・プレガルディエン (テノール) Christoph Pregardien, tenor
2009年3月9日(月)
19:00開演(18:30開場)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ミヒャエル・ゲース(ピアノ)


歌曲王シューベルトの代表作「美しき水車小屋の娘」はドイツ・ロマン派の詩人であるヴィルヘルム・ミュラーの詩による20曲におよぶ悲恋の歌曲集。
世界最高峰のリート歌手プレガルディエンと天才的閃きに満ちたピアニストのゲースによる必聴の究極の一夜!
 
 
世界最高峰のリート歌手、天才的閃きに満ちたパートナーとの最高の組み合わせで
 "リートに対する天性の理解力、言葉と音楽の繋がりを知り尽くしたその的確な演奏、それらがプレガルディエンの演奏を高価な真珠のようにきらめかせている。多くの優れた歌手に甲乙をつけるのは難しいことだ。しかし、ドイツ語ならではの語感、そしてその様式美を考えた時、プレガルディエンが誰よりも正統なリート歌手としての魅力にあふれていると言わざるを得ない。"(Gramophone Magazine) 
 完璧な美しい声と物語に対する深い洞察力で、リートの本質を描き出し、数々の名演を聴かせてきたプレガルディエン。ドイツリート真価は、歌とピアノの幸せな化学反応が起きてはじめて発揮される。歌い手が物語を語り、ピアノが背景をつくりあげる。この二つのどちらが欠けても、ドイツリートは成り立たない。ゲースのピアノは天才的な閃きで、プレガルディエンの物語にたくさんの彩りをそえ、物語をより深遠な世界へと導く。この奇跡的な共演により「美しき水車小屋の娘」は新しい息吹を吹き込まれる。
究極の美しいリート「美しき水車小屋の娘」
  この歌曲集は、1923年、シューベルトが偶然友人宅で発見したミュラーの「ワルトホルン吹きの遺稿からの詩集」に心を動かされ作曲した。職人を目指す若者が、職場を遍歴しながら修行しているときに恋に落ちる。屈託のない若者の純粋な恋は、最後は悲恋で終わる。青春の甘い感傷的な気分を思い起こさせる儚く美しい歌曲集である。
  今回は、プレガルディエンの最新CD(2008年2月リリース)に録音されているものと同じ1830年のディアベリ版で演奏される。シューベルトの時代を彷彿とさせるプレガルディエンとゲースの演奏は、恋する青年の繊細な機微を細部にわたって表現し、悲恋の物語に美しいリアリティを与えている。
 
 
プログラム
◎ シューベルト :美しき水車小屋の娘 D795
プロフィール
クリストフ・プレガルディエン (テノール) Christoph Pregardien, tenor
クリストフ・プレガルディエン (テノール) Christoph Pregardien, tenor
© Rosa-Frank.com
 1956年ドイツ・リンブルク生まれ。リンブルク大聖堂の聖歌隊で初めての音楽教育を受ける。フランクフルト音楽大学で学んだのち、ミラノ、シュトゥットガルトで研鑽を積む。在学中にドイツ放送音楽コンクールに優勝。以来、優れたリリック・テノールとして、オペラ、オラトリオ、リートの各分野で高く評価されている。レパートリーはバロック、古典派、ロマン派のオラトリオや受難曲から、オペラ、現代曲までと幅広く、レオンハルト、ブリュッヘン、コープマン、シギスヴァルト・クイケンといった古楽器演奏の名指揮者たちとの優れた共演はもちろんのこと、リート歌手としても円熟味を増した名演が多い。とくに、ゲース、また、フォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーとのリートデュオは長く、欧米各地で常に好評を得ている。また、CDの録音枚数は90枚を超えている。後進の指導にも熱心に取り組み、05年までスイス国立チュ−リッヒ音楽大学、また04年からはケルン音楽大学教授をつとめている。日本では、92年"〈東京の夏〉音楽祭"にてモンテヴェルディ「ユリシーズの帰郷」主役、98年マーラー「大地の歌」(室内楽版/共演:白井光子)、2000年白井光子/ハルトムート・ヘルとヴォルフ「イタリア歌曲集」、コープマン指揮ラ・プティットバンドによるバッハ「マタイ受難曲」エヴァンゲリスト、02年再び"〈東京の夏〉音楽祭"でツェンダー版/オリジナル版による「冬の旅」2夜連続出演に挑むなど、多彩な演奏活動で多くの聴衆を魅了している。
 
 
ミヒャエル・ゲース(ピアノ)Michael Gees, piano
©Anna Wagner
ミヒャエル・ゲース(ピアノ)Michael Gees, piano
 1953年ドイツ・ビーレフェルト生まれ。幼少の頃よりピアニストとして活躍をはじめる。61年にはハンブルクのスタインウェイ・コンクールおよびザルツブルク・モーツァルテウム給費コンペティションで第1位を受賞、その後モーツァルテウム音楽院に学び、若干10歳で故郷でのデビューを果たした。ウィーン音楽アカデミーで学んだのち、デトモルト、ハノーヴァーでさらに研鑽を積み、同時にジャズや作曲にも熱心に取り組んだ。また、フランクフルトでは歌劇場のピアニストをつとめ、歌手について幅広い知識、経験を積んだ。86年にはソリスト、伴奏者、そして作曲家としてシュレスヴィヒ=ホルスタイン音楽祭に参加。その後も、ピアニストとしてはもちろん、作曲家としても、ピアノ曲をはじめ、歌曲、合唱曲、オーケストラ作品、そして劇音楽など、幅広い活動を繰り広げている。ゲースの多彩な経験に基く声楽・器楽双方に対する幅広い知識は、音楽に対する彼の確かな解釈の裏付けともなり、譜面に書かれている音符を実際に音にする時、常に共演者との関わりがより深まるようなアプローチでのぞむ。ソリストとして演奏する場面であっても、生まれながらの室内楽奏者としての特性を生かしていると言えよう。プレガルディエンとのデュオは長く、今までにロンドン・ウィグモアホール、ミラノ・スカラ座、ニューヨーク・カーネギーホールなどで共演している。日本でも2002年"〈東京の夏〉音楽祭"に参加、シューベルト「冬の旅」で名演を披露した。
チケット
2008年11月22日(土)発売開始

全席指定 6,500円(税込)
■Hakuju Hallチケットセンター Tel.03-5478-8700 10:00〜18:00〈日・月・祝休〉
*発売日当日Hakuju Hall チケットセンターは、電話予約のみ。
■電子チケットぴあ Pコード予約 Tel.0570-02-9999(Pコード:305-270)
《@チケットぴあ》 http://pia.jp/t/
■CNプレイガイド Tel.0570-08-9990 (クラシック専用) http://www.cnplayguide.com/
■東京文化会館チケットサービス Tel.03-5815-5452 http://tbk-ts.com/
 
 
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