1965年和歌山県出身。10歳のとき父親から三味線を習い、17歳でNHK邦楽オーディションに津軽三味線で合格。津軽三味線全国大会1986年、87年連続優勝。2000年5月、歴代の津軽三味線全国大会のA級チャンピオン同士が競い合う山田千里杯争奪戦で、史上初の栄冠に輝く。現在、ソロ活動はもとより津軽三味線に和楽器・洋楽器を組み入れ、伝統音楽と現代的音楽を融合した【ツガル・フュージョン】を発表。 2002年12月「NNNドキュメント’02」「NHK紅白歌合戦」に出演し大きな話題を呼ぶ。ダイナミックかつ繊細な音色は聴衆を魅了し、百年に一人といわれる津軽三味線奏者として絶賛されている。
日本ギター界の第一人者。1963年、来日したイエペスに認められ、翌年スペインに渡り師事。67年から68年に欧州各地で40回以上の公演を行い好評を博す。69年、日本デビュー・リサイタルで「テクニック、音楽性ともに第一人者」との高い評価を得た。71年世界青少年協会国際フェスティヴァル(フィレンツェ)に参加、この成功により北米で28公演を開き、国際的評価を不動のものにした。74年「ギターを弾こう」(NHK教育)の講師を務め、全国にその名と実力が知られる。国内主要オーケストラとも数多く協演。声楽、器楽とのデュオやトリオの公演も多く、ギターの魅力をさまざまな形で人々に伝えている。日本人作曲家への委嘱、初演にも意欲的で、武満徹初のギター作品「フォリオス」を初演、「森のなかで」全3曲を世界初演。レコーディング活動も積極的に行い、99年秋にはデビュー30周年記念アルバム《天使のミロンガ》、2002年10月には《荘村清志2002 アルハンブラの想い出》をリリース、好評を得ている。04年6月には「岸田今日子&荘村清志〜ギターと朗読の庭」と題した公演ツアーを予定している。