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●豊嶋泰嗣 Yasushi
Toyoshima , violin , viola |
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桐朋学園女子高等学校、桐朋学園で江藤俊哉、江藤アンジェラの両氏に師事。88年のサントリーホールでリサイタルデビュー、その後、ベルリン放送交響楽団、バシュメット&モスクワソロイスツ、ロンドン・モーツァルト管弦楽団等、国内外のオーケストラと共演。2000年10月から2001年10月にかけて園田高弘氏と共に行った「ベートヴェン ソナタリサイタル」3回シリーズは高い評価を受けた。ハレー・ストリング・クァルテット等の室内楽の活動の他に、九州交響楽団および新日本フィルのコンサートマスターとしても活躍。91年村松賞、第1回出光音楽賞、92年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。桐朋学園大学大学院講師。 |
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●三輪郁 Iku
Miwa , piano |
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桐朋女子高等学校音楽科卒業後ウィーン国立音楽大学へ留学。ハンス・グラーフ氏に師事。1989年フィナーレ・リグレ・コンクール、ピアノ独奏部門第1位。ヨーロッパを中心に、ウィーン・フィルを始め各国の著名オーケストラ及び、ソリストとの共演で高い評価を受けている。 |
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●ヴィレム・ブロンズ Willem
Brons , piano |
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オランダの巨匠。カレル・ヒルサム、ルイ・ヒルトブランにピアノを、ピート・ケイにオルガンを師事。ピアノ・フォルテでは、ジョン・ファン・インマゼールがアントワープで主宰している"アントワープピアノ"音楽祭等に招かれ出演している。バロックからロマン派にかけての広いレパートリーを擁し、その内面的な表現の深さは比類がない。パデレフスキー記念フィリピネッティ賞受賞。アムステルダム音楽院教授、オランダピアノ教育者連盟会長。コンサートの他、東京藝術大学、桐朋学園等、日本各地の音大での公開レッスンやレクチャーでも高い評価を受けている。 |
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●中野振一郎 Shinichiro
Nakano , cembalo |
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桐朋学園大学卒業。1990年、4夜連続リサイタル「ヨーロッパ・チェンバロ音楽の旅」において、作品の時代や様式、地域に応じて楽器と調律法を変えるユニークな試みに挑戦し、「大阪文化祭金賞」など数々の賞を受賞。1991年、フランスの「ヴェルサイユ古楽フェスティヴァル」で「世界の9人のチェンバリスト」の一人に選ばれる。同年、ロンドンではS・スタンデイジ(Vn)とのデュオ、ソロ・リサイタル、放送録音などを行う。1992年、アメリカのバークレー古楽フェスティヴァルで最年少のソリストとして演奏。「大阪文化祭金賞」「関西芸術大賞・シルバー賞」「村松賞」「文化庁芸術祭新人賞」('96年度)等受賞。日本テレマン協会ミュージック・ディレクター。 |
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●広田智之 Tomoyuki
Hirota , oboe |
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国立音楽大学在学中に、日本フィルハーモニー交響楽団に入団。1988年〜2000年8月まで日本フィルハーモニー交響楽団の主席オーボエ奏者を務めた。2000年9月にソリストデビュー。その記念コンサート『瞬間と永遠』、2001年の『瞬間と永遠U』は人々の心に深い感動を刻んだ。2002年3月の日本フィルハーモニーツアーにおいて、ロンドンタイムズ紙で名指しで絶賛された他、ヨーロッパ各地の聴衆に熱狂的に迎えられた。日本を代表するオーボエ奏者として、最近では映像音楽の分野でも目覚しい活躍を続けている。日本音楽コンクール、日本管打楽器コンクールなど主要コンクールの審査員を務めるほか、昭和音楽大学講師として後進の指導にも努めている。日本オーボエ協会常任理事。 |
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●黒田亜樹 Aki
Kuroda , piano |
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東京藝術大学卒業。東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団等とソリストとして共演。2001年いずみシンフォニエッタと日本初演したレジス・カンポのピアノ協奏曲では、即興演奏のカデンツァで反響を呼んだ。近年では、イタリア、イギリス、スイスなど、欧州でも活躍。現代音楽アンサンブル「コンテンポラリーα」メンバー。チェロの藤原真理と個性的なプログラムを組む他、バンドネオンの小松亮太とのタンゴ、奄美島唄のRIKKIとのデュオなどユニークな活動を展開。ビクターより2枚のソロアルバムを発売。3枚目のアルバムをイタリアにて、録音、秋頃リリース予定。日本現代音楽協会主催現代音楽演奏コンクール優勝。朝日現代音楽賞受賞。フランス音楽コンクール優勝。フランス大使賞、朝日放送賞受賞。スペインロジーナ20世紀音楽コンクール現代作品演奏賞受賞。 |
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●波多野睦美 Mutsumi
Hatano , mezzo soprano |
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イギリス・ロンドンのトリニティ音楽大学専攻科修了。16-18世紀の歌曲、宗教曲、日仏英の近現代歌曲を中心的なレパートリーとしてコンサートを行い、瑞々しい感覚の歌で聴くものを魅了。1990年からリュートソングデュオとしてつのだたかしと国内外でコンサートを重ね、リンカーン、ケンブリッジの古楽フェスティバルに出演、絶賛を受けた。《バッハ・コレギウム・ジャパン》《タブラトゥーラ》《アンサンブル・エクレジア》の国内外公演と録音にソリストとして参加。2001年アメリカでの世界平和祈念コンサートで間宮芳生の委嘱作品を世界初演。「ダウランド/悲しみよとどまれ」「古歌」「イスパニアの歌」「アルフォンシーナと海」「イギリスの古いキャロル」「間宮芳生/日本民謡集」「モンテヴェルディ/聖母マリアの夕べの祈り」などCDも多数発表。 |
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●つのだたかし Takashi
Tsunoda , lute |
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ドイツ国立ケルン音楽大学リュート科を卒業。リュートおよびバロックギターの独奏、歌曲の伴奏者として定評がある。ジャンルを越えたユニークな音楽スタイルを持つ古楽器バンド《タブラトゥーラ》および宗教的な音楽を演奏する《アンサンブル・エクレジア》を主宰。J.ダウランドやC.モンテヴェルディの声楽曲のアンサンブルに力を注ぎ、「オルフェーオの悲しみ」「コロンブスの夢」など歌と語りを融合した舞台のプロデュース公演も高い評価を得ている。自らのCDレーベル『パルドン』から「リュート」「サリーガーデン」など数多くの古楽CDをリリースするほか、ビクター、ワーナーからもソロ、タブラトゥーラのCDを発表している。 |
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●福田進一 Shin-ichi
Fukuda , guitar |
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1955年、大阪生まれ。12歳より斎藤達也氏に師事。21歳で渡仏後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてギターをアルベルト・ポンセ氏に、アナリーゼをナルシス・ボネ氏に師事。1978年に同音楽院を首席で卒業。同年夏より、イタリアにてセゴビアの後継者オスカー・ギリア氏に師事、最優秀ディプロマを得る。1981年、パリ国際ギターコンクール第1位グランプリを受賞。以後、内外の数多くのコンクールにて輝かしい賞歴を重ねる。多くの新曲初演を含む国内外での精力的なソロ活動を展開、デュトワ指揮NHK交響楽団を始めとするメジャーオーケストラとの共演をはじめ、ジャズの渡辺香津美など、ジャンルを超えた一流ソリストとの共演は常に話題を集め、絶賛を博している。近年は、武満徹を中心とする現代作品と、19世紀作品双方のスペシャリストとして大きな評価を得ている。
2004年には、ギリシャ、イタリア、台湾、キューバ、コロンビア、リヒテンシュタイン、韓国、ドイツ、リトアニア、スウェーデンでの演奏会の他、11月にはフィンランドのタンペレ国際ギターフェスティバルに招かれるなど、世界を股にかけた多彩な演奏活動が予定されている。
2003年春、名チェリスト長谷川陽子との初コラボレーションによるボサノヴァ・アルバムを発表。また南米への旅をテーマにしたソロ・アルバム「Voyage」、スペイン音楽第2集「セビリア風幻想曲」をリリース。これまで、40タイトルに及ぶCD、ビデオ、DVDが発売されている。 |
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●アンサンブル・デュ・ソレイユ Ensemble
du Soleil |
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"太陽王" と呼ばれたフランス国王ルイ14世時代の絢爛豪華なバロック音楽を中心に、多彩なバロック音楽を、豊かな音色をもつオリジナル楽器(当事使われていた楽器もしくは忠実なレプリカ)を用いて現代に蘇らせようと、1996年に設立された。あらゆる角度からバロック音楽の魅力を浮き彫りにするべく、様々な楽器編成によるアンサンブル、歌やバロック・バレエを交えたフランス・バロック・オペラのセミ・ステージなどの意欲的なプログラムで、現在までに大阪、名古屋、静岡をはじめ、各地で定期的にコンサートを行っている。特に得意とするフランス・バロック演奏の、その鮮烈な演奏、色彩感あふれる音色、絶妙なアンサンブルは各地で大好評を博し、着実に根強いファンを増やし続けている。 |
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●植野真知子 Machiko
Ueno , director / baroque oboe |
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桐朋学園大学首席卒業。在学中に第51回日本音楽コンクール第3位入賞。在学中よりソリストとしての活動を行うと同時に、同大学研究科にてバロック・オ−ボエを専攻し、第1回山梨古楽コンクール第3位入賞。1989年渡仏。パリ高等音楽院にてM.アンリ氏に師事しソリスト・ディプロマを得て卒業。渡仏直後より、フランスの主要なバロック・オーケストラ『レ・ミュージシャン・デュ・ルーヴル』(M.ミンコフスキー指揮)、『ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ』(J-C.マルゴワール指揮)などで演奏活動を開始。1992年より『レザール・フロリッサン』(W.クリスティ指揮)のオーボエ奏者として、パリ・オペラ座、シャンゼリゼ劇場、ヴェルサイユ宮・王立歌劇場をはじめ、リヨン、ニース、ストラスブールなど各地のオペラ座での公演、エクサンプロヴァンス、ロンドン、エジンバラ、ウィーン、ザルツブルグ...などの音楽祭に出演。ラモー作曲『優雅なインドの国々』『イポリートとアリシ』『レ・ボレアード』ほか、リュリやヘンデルなどの多くのバロック・オペラを上演、上記オーケストラのCDレコーディングでも数多く演奏。毎年の『レザール・フロリッサン』ニューヨーク公演、2003年の来日公演でも演奏。『アンサンブル・デュ・ソレイユ』主宰。パリ在住。 |
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●宇治川朝政 Tomokazu
Ujigawa , recorder |
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高校卒業と同時にアムステルダム・スウェーリンク音楽院に留学。後に桐朋学園大学古楽器科を卒業。幼少の頃より本格的にリコーダーを始め、全日本リコーダーコンクール・ソロ部門において、11才より7年連続金賞を受賞。第14回山梨古楽コンクール最高位入賞。現在、オランダのデン・ハーグ王立音楽院大学院にてS.マルク氏に、また、バルセロナにてP.メメルスドルフに師事。オランダを中心に演奏活動を行っている。 |
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●岡田鉄平 Teppei
Okada , baroque violin |
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桐朋学園高校音楽科を経て桐朋学園大学卒業、同研究科修了。長江杯国際音楽コンクール第1位、国際音楽コンクール下関第2位、日本クラシック音楽コンクール優秀賞など受賞歴多数。チャイコフスキー、シベリウスなどの協奏曲を演奏するなど、ソリスト、また数々のオーケストラのコンサートマスターとして、東京を中心とした意欲的な演奏活動を行っている。また作曲編曲の分野でも多彩な才能を発揮し、様々な分野から注目を浴びている。 |
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●西谷尚己 Naoki
Nishitani, viola da gamba |
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桐朋学園大学古楽器科卒業。同大学研究科を経て、オランダのデン・ハーグ王立音楽院にてヴィオラ・ダ・ガンバをW.クイケン氏に師事し、ソリスト・ディプロマを得て卒業。ネーデルランド・ダンスシアターとの共演、ユトレヒト古楽音楽祭にて演奏するなど、オランダを中心にソロやアンサンブルで活躍し、2000年に帰国後は東京を中心に演奏活動を行っている。 |
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●大塚直哉 Naoya
Otsuka , cembalo |
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東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院修了。第13回山梨古楽コンクール第3位。アムステルダム・スウェーリンク音楽院にてチェンバロをB.v.アスペレン氏に師事しソリスト・ディプロマを得て卒業。また同音楽院にてオルガンをJ.v.オールトメルセン氏に師事。アムステルダム・ワロン教会のオルガニストを勤めるほか、ソリスト、通奏低音奏者として欧州各地で活躍。帰国後も日本とヨーロッパを行き来し、活発な演奏活動を行っている。東京藝術大学、神戸松蔭女子学院大学、各非常勤講師。 |
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●横川晴児 Seiji
Yokokawa , clarinet |
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東京都出身。クラリネットを浅井俊雄、細野孝興、ジャック・ランスロ、ユーリス・ドゥレクリューズ、ワルター・ボイケンツ、ギ・ドゥプリュ、室内楽をレーヌ・フランショー、ピエール・ピエルロの各氏に師事。1968年に渡仏。ルーアン音楽院、パリ国立高等音楽院をともに1等賞を得て卒業後、フランス国内で演奏活動を行う。帰国後、東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者に就任。1986年には、NHK交響楽団首席奏者に就任し、現在に至る。
ソリストとしても、国内各地の主要オーケストラにおいて、外山雄三、尾高忠明、オトマール・スウィトナー、ヘルベルト・ブロムシュテット、ジャン・フルネ、フィリップ・アントルモン他、数多くの指揮者と共演するほか、国外でもBBCスコットランド交響楽団や、KBS交響楽団に招かれるなど、活動の場を広げている。
室内楽の分野では、1998年にはフランスのプラドにおけるカザルス・フェスティバルに招待されたほか、国内でも数々の音楽祭、演奏会で国内外の著名なソリストたちと共演している。2001年には、クラリネット奏者として名高いアルフレート・プリンツのピアノで、ブラームスのクラリネットソナタ集をBMGファンハウスよりリリースし、「レコード芸術」誌で特選に選ばれた。また同時に行なったリサイタルも話題となった。2002年秋からは、NHK交響楽団のメンバーを中心とした室内楽の音楽祭「Karuizawa
and Music」で、顧問/ミュージック・プランナーを務めている。
1988年、第2回グローバル音楽奨励賞受賞。また作品に「アン・ミロワール・カッセ Un Miroir Casse」がある。フランスのトゥーロン国際コンクール審査員(1991、1997年)、ジュネーブ国際コンクール審査員(1997年)を務める。国内外でマスタークラスも行なっている。
現在、NHK交響楽団首席奏者、国立音楽大学講師、パリ・ビュッフェ・クランポン社専属テスター、リコ・インターナショナル社専属テスター、習志野文化ホール理事。 |
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●野平一郎 Ichiro
Nodaira , piano |
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1953年生まれ。東京藝術大学、及び同大学院修士課程作曲科修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院で作曲とピアノ伴奏法を学ぶ。作曲を間宮芳生、ベッツィー・ジョラス、セルジュ・ニグの各氏に、ピアノ及び伴奏法を高良芳枝、アンリエット・ピュイグ=ロジェの各女史に師事する。フランス国営放送フィルハーモニック、バーゼル放送響、アンサンブル・アンテルコンテンポランタン、ロンドン・シンフォニエッタなどにソリストとして出演する一方、内外の名手と数多く共演している。また作曲家としては、フランス文化省、IRCAMからの委嘱作品を含む多くの作品が、国内外で放送されている。第13回中島健蔵音楽賞(1995年)、第44回尾高賞(1996年)、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞(1996年)、第11回京都音楽賞実践部門賞(1996年)を受賞。1990〜2002年、東京藝術大学助教授。 |
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●中村善郎 Yoshiro
Nakamura , vocal |
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1977〜79年にかけ、ブラジル、南米諸国に遊学。ブラジルで、ボヘミアン達の集まる酒場に出入りし、そこで知り合った友人達からボサノヴァ・ギターを学ぶ。同時に、ポルトガル語によるオリジナル曲の作詞作曲も始める。帰国後は自己のグループを中心に数多くのセッションに参加、ライヴ、レコーディング、FM、
TV放送、CMの制作などで活動。これまでにブラジル録音、フランス録音、ニューヨーク録音を含む、10枚の自己のアルバムをリリースしている他、多数のレコーディングにも参加。
ヴェルベット・ヴォイスと評される抑制の効いたヴォーカルと、本格的なアコースティック・ギターの演奏は、国内ばかりでなく、ブラジルをはじめとした、海外のアーティストからも高く評価されている。また、ボサノヴァをルーツとしながらも、ジャズ、クラブDJ系、フォーク、ロック、シャンソン、時には演歌など様々なジャンルのミュージシャンと交流している。
ソング・ライター、またアレンジャーとして、自己のアルバムのほか数多くのアーティストに作品を提供している。中でもピエール・バルーとの共作「旅」は、ピエール自身の最新CD「一期一会」に取り上げられ、世界中でリリースされている。
2001年にはカナダ・ケベック・インターナショナル・サマー・フェスティヴァルに参加。2003年3月にはCD「bossa
nova」(ソニー・レコード)を、また6月にはコロムビア時代の旧作からのセルフ・チョイスによるベスト盤「中村善郎ベスト」をリリースした。 |
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●田部京子 Kyoko
Tabe , piano |
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室蘭市生まれ。4歳よりピアノを始め、故田中希代子氏に認められて指導を受ける。東京藝術大学附属高校入学、田村宏氏に師事。在学中の1984年、第53回日本音楽コンクールにて、最年少で第1位に輝き注目を集めた。東京藝術大学に進学後、1988年より文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルリン芸術大学に留学、クラウス・ヘルビッヒ氏に師事。エピナール国際ピアノ・コンクール第1位、シュナーベル・ピアノ・コンクール第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール
(ARD) 第3位など輝かしい成績を収めている。
これまでにバイエルン放送響、モスクワ・フィル、ワルシャワ・フィル、バルセロナ市立管、バンベルク響、ワイマール州立歌劇場管弦楽団、ウィーン木管アンサンブル、フランツ・リスト室内管、カルミナ四重奏団、ライプツィヒ弦楽四重奏団、アルバン・ベルク四重奏団などと共演。1997年春には、カーネギーホール主催によりワイル・リサイタル・ホールでニューヨーク・デビューを飾っている。
日本国内では、1990年から本格的な演奏活動を開始し、各地でのリサイタル、主要オーケストラとの定期的な共演を続けている。レコーディング活動も活発で、DENON、CHANDOSに多数録音。シューベルトの「ソナタ集」の録音は、いずれも絶賛されており、日本を代表するシューベルト弾きとして注目を集めている。その他メンデルスゾーン「無言歌集」、吉松隆「プレイアデス舞曲集」(以上、DENON)、ピアノ協奏曲「メモ・フローラ」、シベリウス、ドビュッシー、グリーグの各作品集(以上、CHANDOS)なども多くの話題を集めており、アメリカのステレオ・レビュー、イギリスのBBCミュージック・マガジン、グラモフォン、ドイツのフォノフォルム各誌でも絶賛された。1992年、村松賞(音楽部門大賞)受賞。1993年度の演奏活動に対し、第4回新日鐵音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。現在、ベルリンと東京を拠点に、幅広く活躍している。 |
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