第161回 リクライニング・コンサート

安達真理 ヴィオラ・リサイタル

国際派ヴィオリストが拓く 新しきヴィオラの世界

※約1時間/休憩なし
各回全席指定リクライニング席 2,200円(税込)
安達真理 ヴィオラ・リサイタル

桐朋学園在学中にヴァイオリンからヴィオラに転向し、ウィーン国立音楽大学やローザンヌ高等音楽院への留学などを経て、バンベルク交響楽団にて客演首席やパーヴォ・ヤルヴィ率いるエストニア・フェスティバル管弦楽団メンバーなど、多方面で活躍するヴィオラの安達真理。プログラムはH.ジットの「6つのアルバムの小品」 op.39 より 第1楽章 モデラート、E.ブロッホの「ヴィオラとピアノのための組曲」を取り上げ、常にヴィオラの魅力と可能性を様々な形で伝えている安達がHakuju Hallで新しいヴィオラの世界を構築します。豊潤なヴィオラの音色をご堪能ください。

出演

安達真理(ヴィオラ)
入江一雄(ピアノ)

プログラム

H.ジット : 6つのアルバムの小品 op.39 より 第1楽章 モデラート
H.Sitt : The 1st Movement Moderato from Sechs Albumblätter op.39
E.ブロッホ : ヴィオラとピアノのための組曲
E.Bloch : Suite for Viola and Piano
加藤昌則 : 未在の庭 ~ヴィオラとピアノのための~
Masanori Kato : Inexistant Gardens for Viola and Piano
A.ピアソラ : ル・グラン・タンゴ
A.Piazzolla : Le Grand Tango

プロフィール

安達真理(ヴィオラ)  Mari Adachi, viola

現在東京を拠点に、ソリスト、室内楽奏者として活躍するほか、国内オーケストラへも客演首席奏者として多数出演している。東京、ウィーン、ローザンヌにてクラシック音楽の研鑽を積み、2013年からインスブルック交響楽団にて副首席奏者を2年間務めた。近年は、クラシック音楽にとどまらず、現代音楽、そしてポップミュージックまで、ジャンルを問わず積極的に活動の幅を広げている。19年には坂本龍一氏、藤原真理氏とピアノ・トリオを演奏。その模様はNHK-BSプレミアムで放送され、話題となった。16年よりパーヴォ・ヤルヴィ氏率いるエストニア・フェスティバル管弦楽団に参加しており、19年の来日ツアーでは各地で行われた全てのプレコンサートにおいて五嶋みどり氏とモーツァルトの二重奏曲を披露した。18年自身初となるソロ・アルバム『Winterreise』をリリース。19年には東京オペラシティ文化財団主催「B→C」に出演し、好評を得る。以降も精力的にヴィオラ・リサイタルを開催し、ユニークなプログラムでヴィオラの魅力を伝えている。

安達真理
 

入江一雄(ピアノ) Kazuo Irie, piano

東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学・同大学院を首席で卒業・修了。2012年9月よりチャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院研究科に在籍し、世界的巨匠であるエリソ・ヴィルサラーゼ女史に師事する。16年夏に同課程を修了しディプロマ取得。留学に際して、公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション(2012, 13年度)、文化庁(15年度)より助成を受ける。第77回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、第1回CWPM(ポルトガル)第5位入賞他受賞多数。幅広いレパートリーの中でも特にプロコフィエフの作品演奏を自身のライフワークとし、ピアノ協奏曲第3番の熊本初演(10年8月)やピアノソナタ全曲演奏会(18年10月~19年2月、全3回)を成功させた。ソロ活動に加え新日本フィル・東京フィル・日本フィル・芸大フィルなどの国内主要オーケストラとの共演や、篠崎史紀氏をはじめとするN響メンバーらとのアンサンブル機会も多い。現在、東京藝術大学音楽学部室内楽科および昭和音楽大学ピアノ科非常勤講師。銀座王子ホールレジデンス「ステラ・トリオ」メンバー。あおによし音楽コンクール奈良審査員。

入江一雄
© Yoshito Sugahara