Hakujuの歌曲 #1

ブラームスの愛と死

~ 小山由美 メゾ・ソプラノ

2021年10月02日(土)
15:00Start(14:15Open)
全席指定5,000円(税込)
ブラームスの愛と死

バイロイト音楽祭や欧州各地の歌劇場で豊富な実績をもち、ワーグナーをはじめドラマティックな役を演じて活躍を続ける一方、ドイツ歌曲の楽譜編集を手掛け、マンハイム音楽大学では教鞭をとるなど、アカデミックな活動も精力的にこなすメゾ・ソプラノの小山由美。Hakuju Hallの主催公演では過去2回にわたり、優れた企画力を活かし、ユニークなプログラムでその声の芸術を紹介してきました。
今回はドイツ・ロマン派の大作曲家ブラームスに迫ります。共演には、過去2回の公演でも絶賛された佐藤正浩を迎えます。小山の歌唱に寄り添いながら、ハーモニーの色合いの精妙な変化や、重層的な音の構造を巧みに引き出し、曲の描く心理の襞まで表現するピアノの魅力も大きな聴きどころです。
座席数300席のHakuju Hallは歌曲リサイタルにとって理想的な空間。ドイツ語一つ一つの言葉もつぶさに聴き取りながら、ブラームスの心模様をお楽しみください。

出演

小山由美(メゾ・ソプラノ)
佐藤正浩(ピアノ)

プログラム

ブラームス :
Brahms :

「49のドイツ民謡集」より
from ‘49 Deutsche Volkslieder’
 

第6曲 “その谷の下で”No.6 “Da unten im Tale”
第25曲 “僕の娘はバラ色の唇”No.25 “Mein Mädel hat einen Rosenmund”
第15曲 “お姉さん”No.15 “Schwesterlein”
第42曲 “静かな夜に”No.42 “In stiller Nacht”

「5つのリート」より “日曜日” op.47-3
“Sonntag” from ‘5 Lieder’ op.47-3

「4つのリート」より “二人で歩いた” op.96-2
“Wir wandelten” from ‘4 Lieder’ op.96-2

「8つのリートと歌」より “湖上で” op.59-2
“Auf dem See” from ‘8 Lieder und Gesänge’ op.59-2

「5つのリート」より “サフォー頌歌” op.94-4
“Sapphische Ode” from ‘5 Lieder’ op.94-4

「5つのロマンスとリート」より “かいなきセレナーデ” op.84-4
“Vergebliches Ständchen” from ‘5 Romanzen und Lieder’ op.84-4

「5つのリート」より “教会墓地で” op.105-4
“Auf dem Kirchhofe” from ‘5 Lieder’ op.105-4

「8つのリートと歌」より “雨の歌” op.59-3
“Regenlied” from ‘8 Lieder und Gesänge’ op.59-3

「4つの歌」より “永遠の愛” op.43-1
“Von ewiger Liebe” from ‘4 Gesänge’ op.43-1

4つの厳粛な歌 op.121
4 Ernste Gesänge op.121

第1曲 “人に臨むことは動物にも”
No. 1. Denn es gehet dem Menschen wie dem Vieh
第2曲 “私は全てを見る”
No. 2. Ich wandte mich und sahe an alle, die Unrecht leiden
第3曲 “おお 死よ、”
No. 3. O Tod, wie bitter bist du
第4曲 “たとえ私が人々や天使の異言で話したとしても”
No. 4. Wenn ich mit Menschen- und mit Engelszungen redete

プロフィール

小山由美(メゾ・ソプラノ) Yumi Koyama, mezzo-soprano

小山由美
© 堀田力丸

東京藝術大学卒業。同大学院修了後、渡欧。シュトゥットガルト音楽大在学中より活動を始める。ドイツ主要都市でのコンサート、及びサンクト・ペテルブルクでロシア歌曲によるリサイタルで好評を博し、現代音楽ではニューハンプシャー音楽祭(米)、ダルムシュタット(独)、パリ・プレゾンス現代音楽祭、その他多数のコンサート、ラジオ、テレビ出演、録音を手がける。シノーポリ指揮『ワルキューレ』でローマ歌劇場に出演後、バイロイト音楽祭に5年連続出演。ウェールス・ワーグナーフェスティバル(墺)での『ローエングリン』オルトルートがウィーン音楽批評メルケルに絶賛されるなど、ワーグナー歌手として活躍。国内では《ニーベルングの指環》をはじめとするワーグナー作品、『サロメ』ヘロディアス、『カルメン』題名役、『ルル』ゲシュヴィッツ伯爵令嬢等で卓越した演唱が高い評価を得る他、デュトワ、準・メルクル、チョン・ミョンフンら世界的指揮者やN響、読響、東フィル等主要オーケストラと共演し、ソリストとしても第一人者の評価を確立。「NHKニューイヤーオペラ・コンサート」でも存在感ある歌唱を示す。2007年第4回ロシヤ歌曲賞、08年第40回サントリー音楽賞受賞など、わが国を代表するメゾ・ソプラノとして第一線で活躍を続けている。CD「憧れを知る者のみが... ロシア歌曲集」(フォンテック)等をリリース。19年には全音出版「ドイツ歌曲集1、2巻」の編集を手掛けた。マンハイム音楽大学で00年より教鞭をとっている。ドイツ・シュトゥットガルト在住。二期会会員。

佐藤正浩(ピアノ) Masahiro Sato, piano

佐藤正浩
 

東京藝術大学声楽科卒業。ジュリアード音楽院ピアノ伴奏科修士過程修了。1993年サンフランシスコ・オペラにて専属ピアニストとして活躍を開始。95年ケント・ナガノの招きでリヨン国立歌劇場(仏)の首席コレペティトールとなり、ナガノ氏のもと2つの世界初演を含む多数の公演を成功に導く。また、チョン・ミョンフン、ゲルギエフ等のアシスタントとしてパリ・シャトレ座、ラヴェンナ音楽祭、ウィーン芸術週間等で活躍。99年ダーティントン音楽祭(英)にて『イドメネオ』を指揮しデビュー。翌年も同音楽祭で『ナクソス島のアリアドネ』に招かれ、また新国立劇場で『オルフェオとエウリディーチェ』を指揮し日本デビュー。近年では日生劇場『カルメン』、新国立劇場『トスカ』、『愛の妙薬』等を指揮し、「音楽現代」誌上で《私が注目する指揮者たち》の一人に挙げられる。他にもプーランク『カルメル会修道女の対話』、マスネ『マノンの肖像』等を指揮し、卓越したフランスオペラの解釈を評価される。東京芸術劇場コンサートオペラシリーズでは『ドン・カルロス』(仏語版日本初演)『サムソンとデリラ』、『真珠とり』を取り上げ、上演機会の少ない作品に新たな光をあてる。これまでに読響、東フィル、東響、アンサンブル金沢等を指揮。ザ・オペラ・バンド、Orchestre “Les Champs-Lyrics” を創設。愛知県立芸術大学講師、慶応義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団常任指揮者。