中野翔太&松永貴志&田中拓也
初共演! 異才トリオが贈る
知的かつ巧みなピアノさばきがHakuju Hallでもおなじみの中野翔太。ジャズのソロ活動、映画・テレビ音楽と活動目覚ましい松永貴志。ソロからアンサンブルまで、サクソフォンから常に清新な音楽を引き出す田中拓也。異分野の第一線で活発な活動を続けている気鋭の音楽家たちが、ジャズを共通の接点としてトリオを結成。今回のHakujuサロン・コンサートがこのトリオの世界デビューとなります。
出演
中野翔太(ピアノ)
松永貴志(ピアノ)
田中拓也(サクソフォン)
プログラム
C.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 (田中・中野)
C.Debussy : Prélude à l'après-midi d'un faune
F.リスト:愛の夢 S.541/R.211 第3番 変イ長調 (中野)
F.Liszt : ‘Liebesträume’ S.541/R.211 No.3 in A♭ major
中野翔太:Random Shapes II (田中・中野)
Shota Nakano : Random Shapes II
R.ロジャース:マイ・フェイヴァリット・シングス (松永)
R.Rodgers : My Favorite Things
松永貴志:神戸 (松永)
Takashi Matsunaga : Kobe
D.エリントン:キャラバン (松永)
D.Ellington : Caravan
S.ワンダー:イズント・シー・ラヴリー (中野・松永・田中)
S.Wonder : Isn't She Lovely
M.ジャクソン:ヒューマン・ネイチャー (中野・松永・田中)
M.Jackson : Human Nature
G.ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム (中野・松永・田中)
G.Gershwin : I Got Rhythm
坂本龍一:戦場のメリークリスマス (中野・松永)
Ryuichi Sakamoto : Merry Christmas Mr. Lawrence
G.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー (ハクジュ・スペシャル) (中野・松永・田中)
G.Gershwin : Rhapsody in blue (Hakuju Special)
プロフィール
中野翔太(ピアノ) Shota Nakano, piano
江戸弘子に師事し、1999年からジュリアード音楽院プレ・カレッジに留学。その後、同音楽院に進み、2009年に同大学院を卒業。96年第50回全日本学生音楽コンクール小学生の部で全国1位および野村賞受賞。これまでに小林研一郎指揮/読売日本交響楽団、小澤征爾指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団等と多数共演。リサイタルでは、東京オペラシティ主催「B→C」、トッパンホール、紀尾井ホール、東京文化会館小ホールなどのほか、最近ではジャズの松永貴志と即興も交えた2台ピアノ、そのほか3台ピアノや室内楽等でも各地で好評を得ている。CDは、オクタヴィア・レコードより「シューマンピアノ曲集」「ガーシュウィンピアノ曲集」「ラ・ヴァルス~ラヴェル&コリリアーノ:ピアノ作品集」の3枚をリリース。いずれもレコード芸術誌の特選盤に選出されている。14年、ウラディーミル・アシュケナージ指揮/NHK交響楽団との共演は、豊かな表現力と透明感のある響きで好評を得た。クラシックを基盤に、作曲、編曲、ジャズ演奏など音楽活動の幅を広げている。第15回出光音楽賞受賞。浜松国際ピアノアカデミー2021の講師を務める。
松永貴志(ピアノ) Takashi Matsunaga, piano
17歳でアルバム「TAKASHI」(EMI)でメジャー・デビュー。ベストセラーとなる。ハービー・ハンコックとの共演をきっかけに世界のミュージシャンから喝采を集める。全米ヨーロッパ、アジア各国で「STORM ZONE」(Blue Note Records)発表。NYブルーノート・レーベル85年の歴史上、ジャズの帝王マイルス・デイビスの記録を塗り替え最年少リーダー録音記録を樹立。 第14回「出光音楽賞」受賞。テレビ朝日「報道ステーション」フジテレビ「スーパーニュース」「日曜報道THE PRIME」など数々のTV番組オープニング曲やCM曲を手掛ける。これまでにロン・カーター、クリスチャン・マクブライド、ボビー・マクファーリン、ジャック・ディジョネット、チャカ・カーン、エリック・ハーランドなど様々なアーティストと共演。2013年、パリのルーヴル美術館で開催されたヨーロッパ最大のアート式典であるSNBA授賞式典に招待され演奏。15年、ポーランドManggha Muzeum設立20周年式典に招待されポーランド大統領の前で演奏。また、博物館のテーマ曲を作曲。17年、世界10カ国ツアーを開催。
抜群のリズム感と圧倒的なピアニズムは世界中から高い評価を得ている。
田中拓也(サクソフォン) Takuya Tanaka, saxophone
15歳よりサクソフォンを始め、東京都立芸術高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部および同大学院修了。2008年第25回日本管打楽器コンクールで第1位を獲得し同時に特別大賞、文部科学大臣賞、東京都知事賞を受賞し大きな注目を集める。優秀学生顕彰事業大賞受賞。東京藝術大学在学中にアカンサス賞受賞し、14年第6回アドルフ・サックス国際コンクールでも入賞した。第81回読売新人演奏会、11年第8回日本サクソフォン協会新人演奏会に出演したほか、サクソフォン初の「紀尾井ホール ニューアーティスト・シリーズ」に出演し好評を博す。また雑誌にインタヴューなどが掲載され、テレビやラジオにも出演、全国各地で様々なコンサートを行う。ブルーオーロラ サクソフォン・カルテットのアルト奏者であり4枚のCDをリリースしているほか、20年春リリースの初のソロCD「Fantasia Crmatica」は、レコード芸術誌の特選盤に選ばれている。さらにジャズ・プレイヤーとの共演も数多く行っている。現在、洗足学園音楽大学非常勤講師。
後援:一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)