第166回 リクライニング・コンサート

廣津留すみれ ヴァイオリン・リサイタル

※約1時間/休憩なし
各回全席指定リクライニング席 2,200円(税込)
廣津留すみれ ヴァイオリン・リサイタル

ハーバード大学とジュリアード音楽院を卒業後、講演とコンサートを組み合わせた「講演演奏会シリーズ」などユニークな企画を開催。起業家、著作家としての顔も持ち、英語セミナー開催、TV番組へのレギュラー出演など多方面で活躍し、異色の経歴を持つヴァイオリンの廣津留すみれが、「~アメリカとパリの夏の夜空を眺めて~」をテーマにお届けするリクライニング・コンサート。アメリカが舞台の映画やオペラの音楽のほか、パリで独自の音楽を確立したドビュッシーの「月の光」「ヴァイオリン・ソナタ」の美しく幻想的な調べで、月の輝く夜の情景が目に浮かぶようなドラマティックなひとときをお楽しみいただきます。

出演

廣津留すみれ(ヴァイオリン) 河野紘子(ピアノ)

プログラム

N.ブリテル:映画「ムーンライト」序曲
N.Britell : Moonlight

ガーシュウィン(ハイフェッツ編):歌劇「ポーギーとベス」より
Gershwin (arr. Heifetz) : from Opera ‘Porgy and Bess’
  “サマータイム”  “Summertime”
  “うちの人は逝ってしまった”  “My Man's Gone Now”
  “そんなことはどうでもいいさ”  “It Ain’t Necessarily So”
  “ベスよ、お前はおれのもの”  “Bess You is My Woman Now”
  “ブルースのテンポで”  “Tempo di Blues”

M.リヒター:Mercy(慰撫)
M.Richter : Mercy

大島ミチル:メモリーズ
Michiru Oshima : Memories

ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
Debussy : Sonata for Violin and Piano

ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より 第3曲 “月の光”
Debussy : No.3 “Clair de lune” from ‘Suite bergamasque’

プロフィール

廣津留すみれ(ヴァイオリン) Sumire Hirotsuru, violin

大分市出身。12歳で九州交響楽団と共演、高校在学中にNY・カーネギーホールにてソロデビュー。ハーバード大学(学士)・ジュリアード音楽院(修士)を卒業後、ニューヨークにて音楽コンサルティング会社を起業。2015年より世界的チェリスト、ヨーヨー・マとの度々の共演を果たしたのを皮切りに、米国にて演奏活動を拡大。リンカーン・センターやMoMA近代美術館にて自身の四重奏団の演奏を行うほか、ワシントンDCのケネディセンターにて野平一郎氏と共演。2021年にはThe Knightsのメンバーとしてギル・シャハムと最新アルバムにて共演。これまでに『ファイナル・ファンタジー』シリーズなど名作ゲームの録音を数々担当。近年では『サンデージャポン』(TBS)『奇跡体験!アンビリーバボー』(フジテレビ )でのスタジオ演奏や中島美嘉氏との共演も話題に。演奏の傍ら、大分での英語セミナーSummer in JAPANの開催や、講演会とリサイタルを組み合わせた「講演演奏会シリーズ」の企画など多方面で活動中。 著書に『超・独学術』『新・世界の常識』(KADOKAWA)『世界最高の考える力』(ダイヤモンド社)。テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』金曜レギュラー。成蹊大学客員講師・国際教養大学非常勤講師。

廣津留すみれ
 

河野紘子(ピアノ) Hiroko Kohno, piano

札幌市出身。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学を経て同大学研究科を修了。高校卒業演奏会、大学ピアノ卒業演奏会に出演。これまでに桐朋学園大学声楽科嘱託演奏員、二期会研修所ピアニストとして勤務。アンサンブルに定評があり、「霧島国際音楽祭」「東京・春・音楽祭」などの音楽祭に出演、テレビ朝日「題名のない音楽会」などメディアでの出演もしている。2020年には水戸芸術館主催「池辺晋一郎の肖像」などのコンサートに出演。その時の演奏(表題作とピアノソロ曲「大地は蒼い一個のオレンジのような‥」)は、池辺晋一郎 室内楽作品集Ⅲ「さんごじゅの花」に収録されている。その他、ソプラノ歌手小林沙羅氏のアルバムや数々の合唱団との収録など、CD録音にも多数参加している。2019年には小林沙羅、波多野睦美、坂下忠弘氏をゲストに迎え、歌曲とピアノソロを交えたセルフ・プロデュースコンサート「詩が音をまとう時」を企画。2020年にはジャンルを超えたクリエイターたちと共に「Scarborough Fair」を題材とした映像作品を製作するなど、企画力も高く評価されている。またドラマ、映画と大ヒットを記録した「のだめカンタービレ」の主人公(上野樹里)の手・音の吹き替え、現場での指導を担当。また「コード・ブルー 3rd SEASON」でも天野奏役(田鍋梨々花)のピアノ指導を担当するなど、多方面へ活動の幅を広げている。

河野紘子