大谷康子のヴァイオリン賛歌 第6回 <忘我>

― 聴衆の皆様とともに創りあげる10年プロジェクト ―

2022年10月01日(土)
15:00Start(14:15Open)
全席指定:5,000円(税込)
大谷康子のヴァイオリン賛歌 第6回 <忘我>
大谷康子©Masashige Ogata

「大谷康子のヴァイオリン賛歌」は、クラシック音楽のファン層を広げたいという熱い思いを抱くヴァイオリニスト大谷康子が、Hakuju Hallのお客様と一緒に築いていく10年がかりのプロジェクトです。多くの演奏者から厚い信頼を寄せられるピアニストの松本和将を迎えてお届けする第6回のテーマは「忘我」。
今回は大谷にとってヴァイオリンと同じくらい我をも忘れるほど夢中になる、お料理のフルコースに皆さまをお招きいたします。まず<前菜>としてバッハ(ヴァイス編)「組曲 イ長調 第5曲 サラバンド」で気品高く軽やかに始まり、<スープ>はエルガー「愛の挨拶」で清々しく、続く<パスタ>はモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲 第5番 第1楽章」の軽妙なスタイルで魅了いたします。次に<グラニテ>としてウェーベルン「ヴァイオリンとピアノのための4つの小品」をセレクト、短い曲想ながら緊迫感ある瞬間の味わいはお口直しにぴったりです。そしてお待ちかねのメインディッシュ<肉料理>は生誕200年記念となるフランクの「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」をお届けいたします。フランスのエスプリを感じる豊麗な響きは香気をまといながら充足感で満たしてくれることでしょう。最後<デザート>はサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」でさらに甘美に薫り高く締めくくられます。
なお、カサイホールディングス株式会社様、同社が運営するリストランテ  カーサ瀬戸内様にご協力頂き、大谷康子プロデュースのお料理をプログラムなどで視覚的にお楽しみいただけるような準備をしております。また、レストラン“カーサ瀬戸内”の大谷敬太シェフが腕を振るい、今回のお料理をレストランの10月のメニューとして実際にご賞味いただける企画もございます。作品の様式という素材を活かした楽曲の数々を、どうぞお楽しみください。

*お料理のコースと“リストランテ カーサ瀬戸内” の詳細については、プロフィール欄をご覧ください。

出演

大谷康子(ヴァイオリン) 松本和将(ピアノ)

プログラム

「大谷康子シェフのフルコース」 

〈前菜〉
J.S.バッハ(ヴァイス編):組曲 イ長調 BWV 1025 より 第5曲 サラバンド
J.S.Bach (arr. Weiss) : No.5 Sarabande from Suite for Violin and Harpischord in a major BWV 1025

〈スープ〉
エルガー:愛の挨拶 op.12
Elgar : Salut d'amour op.12

〈パスタ〉
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219 「トルコ風」 より 第1楽章 (ヨアヒムによるカデンツァ)
Mozart : The 1st Movement from Violin Concerto No.5 in A major K.219 “Turkish” (cadenza by Joachim)

〈グラニテ〉
ウェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 op.7
Webern : 4 Pieces for Violin and Piano op.7

〈肉料理〉 ※メインディッシュ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 [生誕200年記念]
Franck : Sonata for Violin and Piano in A major

〈デザート〉
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン op.20
Sarasate : Zigeunerweisen op.20

プロフィール

大谷康子(ヴァイオリン) Yasuko Ohtani, violin

2021年にデビュー46周年を迎え、これまでにソロ活動はもとより、モスクワ・フィル、スロヴァキアフィル等、国内外の著名なオーケストラと多数共演。1公演で4曲のヴァイオリンコンチェルトを1日2公演行うという前代未聞の快挙を達成し話題となった。キエフ国立フィルとは2017年以降毎年招聘され、以降3年連続で共演。2021年に再共演を予定。また、2019年5月に実力派ピアニスト、イタマール・ゴランと全国ツアー(12都市)を開催し、好評を博す。CDは他に、ベストセラー「椿姫ファンタジー」(SONY)や、ベルリンでの録音による「R.シュトラウス/ベートーヴェン・ソナタ№5(ピアノ: イタマール・ゴラン)」(SONY)等、多数リリース。著書に「ヴァイオリニスト 今日も走る!」(KADOKAWA)がある。BSテレ東(毎週土曜朝8時)「おんがく交差点」では春風亭小朝と司会・演奏を務める。文化庁「芸術祭大賞」受賞。東京音楽大学教授。東京藝術大学客員教授。(公財)練馬区文化振興協会理事長。川崎市市民文化大使。高知県観光特使。(公財)日本交響楽振興財団理事。使用楽器はピエトロ・グァルネリ(1708年製)と、ストラディヴァリウス「ウィルヘルミ」(1725年製/日本音楽財団貸与)。
【公式YouTube】「大谷康子のやっこチャンネル」演奏動画続々公開中!

大谷康子
© Masashige Ogata

松本和将(ピアノ) Kazumasa Matsumoto, piano

日本音楽コンクール優勝、全賞を受賞。ブゾーニ国際ピアノコンクール第4位、エリザベート王妃国際音楽コンクール第5位入賞。これまでにプラハ交響楽団、プラハフィル、ベルギー国立オーケストラ、読売日響、日本フィル、新日本フィル、東京交響楽団、東京フィルなど、多くのオーケストラと共演。2009年から3年連続のオールショパンプログラム全国ツアーを行い、2016年より「松本和将の世界音楽遺産」と名付けたリサイタルシリーズを開始、東京公演・岡山公演を始め全国に広げている。室内楽にも積極的に取り組み、イザベル・ファウスト、前橋汀子、宮本文昭、漆原啓子、長谷川陽子藤木大地、三浦一馬など多くの名演奏家と共演。上里はな子、向井航とピアノトリオを結成し全国ツアーやオーケストラとの共演を重ねるほか、室内楽に特化した「愛知カンマームジークアカデミー」を創立し室内楽の普及と人材の育成に努める。これまでに2枚のレコード芸術特選盤(「展覧会の絵」「後期ロマン派名曲集」)を含む22枚のCDをリリース。名古屋音大ピアノ演奏家コース客員准教授として、後進の指導にもあたっている。

松本和将
 

リストランテ カーサ瀬戸内

リストランテ カーサ瀬戸内の大谷敬太シェフにお料理の部分をご監修いただいております。実際に10月のメニューとして、本公演の「大谷康子シェフのフルコース」をご賞味いただけます。

「大谷康子シェフのフルコース」 15,000円(税・サービス料込)
・完全予約制でございます。
・ランチ、ディナー共にご予約が可能です。(お料理の内容と料金は変わりません。)
・コース料理に合わせたワインなどのご準備もございます。
・アレルギーや苦手な食材などがございましたら、ご予約の際にお申し付けください。

※お料理内容など詳細はリストランテ カーサ瀬戸内までお問合せ下さい。
リストランテ カーサ瀬戸内
〒105-0013 東京都港区浜松町2-7-9 TEL 03-6432-0423
https://casa-setouchi.com
定休日:水曜日
〈最寄り駅〉
JR・東京モノレール「浜松町駅」南口世界貿易センタービルディングサウスタワー経由出口(金杉橋方面)より徒歩約4分
都営大江戸線/都営浅草線「大門駅」A1出口より徒歩4分
 

リストランテ カーサ瀬戸内
 

[公演テーマ(全10回)]

第1回 <尊敬> 2016年
東京藝術大学に学んだころ、音楽の神様たちと向き合うところから大谷の音楽人生は始まりました。そして、その尊敬の念は今も変わらず、音楽の方向性に思い悩む時、立ち返るのが、この偉大な作曲家たち(J.S.バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、バルトーク)の音楽です。

第2回 <敬愛> 2017年
サラサーテのツィゴイネルワイゼンを中心に、ロマの音楽やサラサーテを巡る数々の音楽家の曲を集めます。ツィゴイネルワイゼンは大谷康子が弾き込んできた、もっとも得意とする曲です。

第3回 <愛> 2018年
愛には様々な形がありますが、愛を巡るロマン派の巨匠たちの音楽を取り上げます。
クララ・シューマン、ロベルト・シューマン、ブラームス、ドヴォルザーク…
師弟愛、恋愛、友愛が織りなす人間関係は彼らロマン派の作曲家の音楽として結晶したのです。

第4回 <愛情> 2019年
教え子たちと音楽をする時間は至福の時間です。子弟とは先生と弟子の関係であり、お互いに切磋琢磨する同行の士。大谷康子の薫陶を受けた音楽家たちがその精進の末につかんだ音楽を聴衆の皆様にお聴かせします。

第5回 <情熱> 2021年
大谷康子は、実はタンゴが好きなのです。題名のない音楽会に出演しだした頃から、その才能は故黛敏郎先生や番組スタッフに絶賛されていました。大谷康子が得意とするタンゴや映画音楽の濃厚で熱い世界をご堪能いただきます。

第6回 <忘我>
大谷康子の性格をひとことで表すと「忘我」。時間を忘れ、食事を忘れ、レッスンも終わりを知らず、我を忘れて、大声を張り上げ… 熱心なあまりに、やりだすと止まらない性格。ということで、聴衆の皆様にも大谷康子のレクチャーコンサートを受けていただきましょう。超有名小品と、ピアノ伴奏ではなかなか聴けないヴァイオリンコンチェルト付きで。

第7回 <好奇心>
ヴァイオリンが趣味、と言い切れる大谷康子‼でも、実は他にも夢中になれることがいろいろあります。好きなことは、美術、古典芸能、演劇鑑賞…なかでも、お菓子を食べながら、鉄道や船や飛行機に乗ることが大好きなのです。皆様をそんな好奇心溢れる音楽の旅にいざないます。

第8回 <日本>
私たちの生まれ育った国-日本。お母さんが歌ってくれた歌、故郷に伝わる童謡、民謡。そして世界へ羽ばたこうとした日本のクラシック音楽の作曲家たち。私たち日本人の音楽を、大谷康子の奏でる調べで改めて振り返ります。

第9回 <未来>
未来をつくるのはこどもたち!大谷康子がヴァイオリンを始めたのは3歳の時、今はつたなくても楽器を学ぶことで広がる世界、感じる心は育まれる。こどもの頃にスター音楽家に憧れたように、この子たちにも「音楽を通して明るい未来を!」。大谷康子が幼稚園生や小学生とも共演する、未来に飛翔する音楽会です。

第10回 <夢。音楽の力で世界をひとつに♪>
音楽の持つ力で、民族・国境を越えて、世界中を仲良く、ひとつにし、明るい未来を創ろうという感動のフィナーレです。


企画構成協力:伊藤裕太
協力:カサイホールディングス株式会社 / リストランテ カーサ瀬戸内