Hakuju サロン・コンサート vol.13

小林美樹&小林有沙

姉妹デュオが奏でる かぐわしき調和ハーモニー

全席指定:4,000円(税込)
小林美樹&小林有沙
小林美樹©山吹康男   小林有沙©Yoshinori Kurosawa

【公演中止のお知らせ】
出演者の体調不良により、公演を中止することとなりました。公演を楽しみにされていたお客様には、大変なご迷惑、並びにお手数をおかけいたします事を心よりお詫び申し上げますと共に、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

つきましては、チケットをご購入いただきましたすべての皆様を対象に、チケット代金の払い戻しをさせていただきます。

払い戻しの詳細につきましては、Hakuju Hall ホームページの<ニュース欄>をご覧ください。




伝統と格式あるヴィエニャフスキー国際ヴァイオリンコンクールで第2位を受賞、その後様々なオーケストラと共演し、国内外で活躍するヴァイオリンの小林美樹。モロッコ王妃国際ピアノコンクールでは審査員満場一致で優勝し併せて最優秀ドビュッシー演奏家賞を受賞するなど、国内外で数多くの受賞歴を誇り、室内楽にも定評のあるピアニストの小林有沙。実力ある二人が、ベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ 第2番」、R.シュトラウス「ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調」、クライスラーの「愛の喜び」などを演奏いたします。お客様をサロンに招いてお届けするような温かく親しみのある雰囲気の中で、確固たるテクニックに基く歌心豊かで艶やかなヴァイオリンの音色、繊細さと力強さ、奥深い表現力を創り出すピアノの響き…… 互いの対話から生まれる香しきハーモニーをご堪能ください。

出演

小林美樹(ヴァイオリン) 小林有沙(ピアノ) 

プログラム

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 op.12-2
Beethoven : Sonata for Violin and Piano No. 2 in A major op.12-2

イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ト長調 op.27-5
Ysaÿe : Sonata for Solo Violin No. 5 in G major op.27-5

クライスラー:美しきロスマリン
Kreisler : Schön Rosmarin

クライスラー:愛の悲しみ
Kreisler : Liebesleid

クライスラー:愛の喜び
Kreisler :Liebesfreud

R.シュトラウス(フバイ編):「4つの歌」 op.27 より 第4曲 “あすの朝”
R.Strauss (arr. Hubay) : No.4 “Morgen” from ‘4 Lieder’ op.27

R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
R.Strauss : Sonata for Violin and Piano in E♭ major op.18

プロフィール

小林美樹(ヴァイオリン) Miki Kobayashi, violin

レオポルド・モーツァルト国際ヴァイオリンコンクールにてギドン・クレーメル氏より審査員特別賞を受賞後、5年に一度ポーランドで行われ伝統と格式あるヴィエニャフスキー国際ヴァイオリンコンクールで第2位を受賞している。確固たるテクニックにもとづく、歌心豊かな大きな演奏と艶やかな美音で常に注目を集めて来た。NHK交響楽団はじめ国内主要オーケストラと共演する他、マキシム・ヴェンゲーロフ氏からの信頼も厚く、彼から推薦を受けたポーランド主要オーケストラとも共演している。2016年春のトヨタ・マスタープレイヤーズ・ウィーンではソリストに抜擢され国内4都市でのツアーではウィーンフィルコンサートマスター、フォルクハルト・シュトイデ氏と共演し注目を集めた。紀尾井ホールほか各地でのリサイタルや、宮崎国際音楽祭・鎌倉芸術館ゾリステンなど室内楽にも力を発揮するほか、NHK はじめ「題名のない音楽会」などTVにも度々出演し多くのファンを獲得している。2013年第24回出光音楽賞を受賞するとともに、これまでに「レコード芸術」誌の特選盤・推薦盤を含む4枚のCDをリリースしている。桐朋学園ソリスト・ディプロマコースに特待生として入学後、明治安田クオリティオブライフ及びロームミュージックファンデーションから全額奨学金を得てパヴェル・ヴェルニコフ氏のもとウィーン私立音大で学んだ。これまでに徳永二男氏から多くの薫陶を受けたほか室内楽は東京クアルテット、毛利伯郎・岩崎洸の各氏に学んでいる。

小林美樹
© 山吹康男

小林有沙(ピアノ) Arisa Kobayashi, piano

桐朋女子高等学校音楽科を経て同大学に進学したのち、ロームミュージックファンデーションより奨学金を得てベルリン芸術大学へ入学。2010年同大学を優秀な成績で卒業。その後ウィーン国立音楽大学ポストグラデュエートコースにて研鑽を積み、2013年活動の拠点を日本に移す。在学中、モロッコ王妃国際ピアノコンクールにて、審査員満場一致で優勝し、併せて最優秀ドビュッシー演奏家賞を受賞した。その他に第1回クールシュベール音楽祭inともべ優秀音楽賞、ルーマニア国際音楽コンクール第3位、ウィーン•ディヒラー音楽コンクール第2位など数々の国際コンクールで入賞。これまでに、指揮者山田和樹氏、飯森範親氏らとコンチェルトを共演する他、銀座王子ホール、ヤマハホールなどでのソロリサイタルも行っている。室内楽においても共演ピアニストとして高く評価され、様々なアーティストとのCD録音をする他、ニューヨークフィル首席奏者らとの度重なる共演や、ウィーンフィルのシュトイデカルテットとの共演でも高い評価を得ている。これまでに岡本美智子、有森博、伊藤恵、横山幸雄、Pascal DEVOYON、Jan Gottlieb JIRACEKの各氏に師事し、室内楽を野平一郎氏に学ぶ。日本ショパン協会正会員、日本ピアノ教育連盟会員。レコード芸術誌において準特選盤含む3枚のCDをリリースする他、2018年より昭和音楽大学にて非常勤講師をつとめ、後進の指導にも積極的に取り組んでいる。

小林有沙
©  Yoshinori Kurosawa