Opus One :Live @Hakuju Hall
vol.6 高野百合絵&黒田祐貴
日本コロムビア株式会社が2019年にスタートした、若手クラシックアーティスト限定の新レーベル「Opus One」。因習にとらわれず、新たな表現と進取の創造性を発揮するアーティストたちが集結するレーベルと、Hakuju Hallがコラボレーションするコンサートです。
今回は佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021『メリー・ウィドウ』でダブル主演を務めたソプラノの高野百合絵とバリトンの黒田祐貴が登場!L.バーンスタインの歌曲集「アリアと舟歌」を披露いたします。歌い手2人と4手ピアノのために書かれたユニークな作品で「愛と結婚」についてのチクルスです。デュオリサイタルで共演を重ねる二人が紡ぎだす愛の歌の数々に心酔する一夜… 華やかなステージにご期待ください。
出演
高野百合絵(ソプラノ) 黒田祐貴(バリトン)
石野真穂(ピアノ) 追川礼章(ピアノ)
プログラム
平井康三郎(詞:小黒恵子):うぬぼれ鏡 <高野>
Kozaburo Hirai (words by Keiko Oguro) : Unubore kagami
大中恩(詞:阪田寛夫):ところがトッコちゃん <黒田>
Megumi Ohnaka (words by Hiroo Sakata) : Tokoroga Tokkochan
K.ヴァイル:ユーカリ <高野>
K.Weill : Youkali
G.マーラー:「若き日の歌」 第3巻 より <黒田>
G.Mahler : from ‘Lieder und Gesänge aus der Jugendzeit’ Book 3
“自意識” “Selbstgefühl”
“夏に交代” “Ablösung im Sommer”
“別離” “Scheiden und Meiden”
E.W.コルンゴルト:「6つの素朴な歌」より “セレナード” op.9-3 <黒田>
E.W.Korngold : “ Ständchen” from ‘6 Einfache Lieder’ op.9-3
E.W.コルンゴルト:「四つのシェイクスピアの歌」 op.31 より
E.W.Korngold : from ‘4 Lieder’ op.31
Ⅲ. “吹けよ 吹け 冬の風” “Blow, Blow, Thou Winter Wind”
Ⅳ. “小鳥たちが歌う時に” “When Birds Do Sing”
L.バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」より
L.Bernstein : from ‘West Side Story’
“プロローグ” “Prologue” <石野&追川>
“アイ・フィール・プリティ” “I Feel Pretty” <高野>
“チャチャ” “Cha-cha” <石野&追川>
“トゥナイト” “Tonight” <高野&黒田>
L.バーンスタイン:アリアと舟歌
L.Bernstein : Arias and Barcarolles
プロフィール
高野百合絵(ソプラノ) Yurie Takano, soprano
富山県出身。東京音楽大学、及び大学院を首席で修了。在学中ボストンへ1年間留学。第65回全日本学生音楽コンクール全国大会第1位、併せて日本放送協会賞受賞。第21回日本クラシック音楽コンクール全国大会第1位、併せてグランプリ賞受賞。NISSAY OPERA2018『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ役を在学中にオーディションで射止め、華のある存在感で注目される。2021年、浦安音楽ホール主催ニューイヤーコンサート『カルメン(田尾下哲構成演出)』タイトルロール、神奈川フィル定期演奏会『レ・ミゼラブル(演奏会形式)』エポニーヌを歌い、圧倒的な歌唱で観客を魅了。また、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021『メリー・ウィドウ』主役ハンナ・グラヴァリに抜擢され、華麗な舞台姿と確かな歌唱力で喝采を浴びた。第84回選抜高校野球大会開会式での国歌独唱、2015、17年天皇皇后両陛下御臨席のもと御前演奏の他、第九、宗教曲などのソリストを務め、これまでに読売日本交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、京都市交響楽団、東京交響楽団などの主要オーケストラと共演。メディアでは、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、テレビ朝日「題名のない音楽会」に出演するなど、今後、益々の活躍が期待されている。NHK BS8K「ルーブル美術館 美の殿堂の500年」音楽:千住明オリジナル・サウンドトラックに参加(avex classics)。2020年、デビューアルバム「CANTARES」をリリース(日本コロムビア)。
黒田祐貴(バリトン) Yuki Kuroda, baritone
東京藝術大学声楽科卒業、同大学院音楽研究科修士課程オペラ専攻修了。公益財団法人青山財団奨学生。学部在籍中に安宅賞、卒業時に大賀典雄賞・松田トシ賞・アカンサス音楽賞・同声会賞受賞。第86回読売新人演奏会出演。宗次德二特待奨学生。大学院在籍中に藝大フィルハーモニア管弦楽団合唱定期演奏会(藝大定期第379回・384回)や第66回藝大メサイアのソリストを務め、修了時に大学院アカンサス音楽賞受賞。武藤舞奨学金を受け渡伊、シエナのキジアーナ音楽院で声楽のディプロマを取得。第87回日本音楽コンクール声楽部門第2位、併せて岩谷賞(聴衆賞)受賞。YouTubeにて「鬼のパンツ20万回再生のオペラ歌手が【アベノマスク】を熱唱!!!」が34万再生回数となり話題となる。2021年7月佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021『メリー・ウィドウ』にて主役ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵で出演、聴衆を魅了し各方面より絶賛され、11月「作曲家キーシン~その肖像Kissin the Composer」のバリトンソリストとして出演(日本初演)。2022年3月アントネッロ主催オペラ『ジュリオ・チェーザレ』アキッラ、6月NISSAY OPERA 2022『セビリアの理髪師』フィガロで出演予定。2021年デビューアルバム「Meine Lieder」をリリース(日本コロムビア/Opus One)。
石野真穂(ピアノ) Maho Ishino, piano
桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。同大学アンサンブル・ディプロマ修了。その後、笹川日仏財団の研修生として、パリ市立シャトレ劇場に於いてサビーヌ・ヴァタンのもと、コレペティトゥーアの研鑽を積む。帰国後はコレペティトゥーアとして活動し、二期会、新国立劇場、びわ湖ホール、日生劇場などのオペラ公演に関わる。また声楽を中心とする共演ピアニストとして、多くの演奏家から信頼を得ている。近年では静岡国際オペラコンクールで公式伴奏者を務める他、NHK全国合唱コンクールでの課題曲初演演奏、またオーケストラの鍵盤奏者など、多方面において活躍している。二期会オペラ研修所ピアニスト。新国立劇場オペラ研修所ピアニスト。
追川礼章(ピアノ) Ayatoshi Oikawa, piano
1994年生まれ。埼玉県立浦和高等学校卒業後、東京藝術大学楽理科を経て同大学大学院ソルフェージュ科を修了。現在は歌手の伴奏をメインに全国各地で演奏活動を行う。室内楽ではミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター、ローレンツ・ナストゥリカ氏、NHK交響楽団のメンバーらと共演を重ねる。またこれまでにテレビ朝日《題名のない音楽会》等数々の音楽番組に出演。
主催:日本コロムビア株式会社
共催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所