The 4 Players Tokyo 第4回
藤岡幸夫プロデュース 音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」(BSテレ東)から誕生したカルテット
関西フィル首席指揮者である藤岡幸夫が、指揮、司会として出演する音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」(BSテレ東 毎週土曜 朝8:30-)。番組内で藤岡が熱望し自らプロデュースしたカルテット「The 4 Players Tokyo」によるHakuju Hall公演も4回目となります。メンバーは、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスターをつとめる戸澤哲夫、東京都交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者の遠藤香奈子、NHK交響楽団次席ヴィオラ奏者の中村洋乃理、山形交響楽団首席チェロ奏者の矢口里菜子という4つの異なるオーケストラのトッププレイヤー達が集結。 結成5年目の今回は、デビュー曲のヤナーチェク「クロイツェル・ソナタ」をHakuju Hallで初披露するほか、ベートーヴェンにとって特別な意味を持つといわれる“ハ短調”で書かれた「第4番 op.18-4」、また綿密な構成が魅力のフランクを取り上げます。さらに進化を続けるアンサンブルにご期待ください。
出演
The 4 Players Tokyo
戸澤哲夫(ヴァイオリン) 遠藤香奈子(ヴァイオリン)
中村洋乃理(ヴィオラ) 矢口里菜子(チェロ)
藤岡幸夫(司会 / 指揮者・The 4 Players Tokyo プロデューサー)
プログラム
L.ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 「クロイツェル・ソナタ」
L.Janáček : String Quartet No.1 in e minor ‘Kreutzer Sonata’
L.v.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 op.18-4
L.v.Beethoven : String Quartet No.4 in c minor op.18-4
C.フランク:弦楽四重奏曲ニ長調 M.9
C.Frank : String Quartet in D major M.9
プロフィール
The 4 Players Tokyo(弦楽四重奏) The 4 Players Tokyo, Strings Quartet
音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」(BSテレ東 毎週土曜8:30〜)から生まれた弦楽四重奏団。4つの異なるオーケストラのトッププレイヤー達が、指揮者藤岡幸夫氏から指名を受け集結し、2019年秋にデビュー。これまで、全ての公演を藤岡氏がプロデュース、自ら司会進行を行い、東京の他、広島、福岡、名古屋など、全国的に活動を広げている。Hakuju Hallでは、21年4月に初公演、今回4度目の登場となる。
戸澤哲夫(ヴァイオリン) Tetsuo Tozawa, violin
東京藝術大学を経て、同大学院修士課程修了。大学院在学中の1995年1月、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスターに就任。ソリストとしてのリサイタル活動に加えてオーケストラとの共演も数多い。2001年モルゴーア・クァルテットのメンバーに加わり、横浜みなとみらいホールでの「一夜でショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲15曲全曲演奏会」という大胆な試みや、大きな反響を呼んだプログレ名曲のカバーアルバムなど、常に斬新な切り口での精力的な活動が認められ、2010年度アリオン賞、15年第14回佐川吉男音楽賞奨励賞、17年第47回JXTG音楽賞洋楽部門本賞を受賞。
遠藤香奈子(ヴァイオリン) Kanako Endo, violin
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。第1回東京室内楽コンクール優勝。第2回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第2位。第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールにて最高位ならびにサルバトーレ・シャリーノ特別賞を受賞。現在、東京都交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者。横浜シンフォニエッタ、ザ・シンフォニエッタみよしのメンバーとしても活躍。ソロリサイタルや施設へのボランティア演奏にも意欲的に取り組んでいる。
中村洋乃理(ヴィオラ) Hironori Nakamura, viola
愛知県立芸術大学を経て、東京藝術大学大学院研究科修士課程修了。第8回日本演奏家コンクール最高位受賞。2011年国際音楽祭「ヤング・プラハ」に招かれチェコ各地で演奏。07年から14年まで東京フィルハーモニー交響楽団フォアシュピーラー。15年NHK交響楽団入団。現在、次席奏者。 ヴィオラカルテット Alto de Campagne、パルテンツァ五重奏団、フューチャー・オーケストラ・クラシックスメンバー、横浜シンフォニエッタシーズンメンバーとしても活躍中。
矢口里菜子(チェロ) Rinako Yaguchi, violoncello
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学音楽学部を経て、カール・マリア・フォン・ウェーバー・ドレスデン音楽大学にて研鑽を積む。第31回霧島国際音楽祭賞。第10回ビバホールチェロコンクール第1位。第一生命ホールにてリサイタルを開催。ドレスデンにてザクセン州立警察オーケストラと共演。在ベルリン日本国大使館における演奏会等、欧州各地で演奏。ライプツィヒ弦楽四重奏団と共演。JTが育てるアンサンブルシリーズ、リゾナーレ音楽祭、宮崎国際音楽祭等に出演。2019年4月、山形交響楽団首席チェロ奏者に就任。
藤岡幸夫(司会/指揮者・The 4 Players Tokyo プロデューサー)Sachio Fujioka, MC / conductor, The 4 Players Tokyo producer
1962年東京生まれ。日本指揮者界の重鎮であった渡邉曉雄最後の愛弟子。サー・ゲオルグ・ショルティのアシスタントを務める。英国王立ノーザン音楽大学指揮科卒業。1992年最も才能あるEU加盟国の若手指揮者に贈られる「サー・チャールズ・グローヴス記念奨学賞」を日本人にもかかわらず特例で受賞。93年BBCフィルの定期演奏会に出演し「タイムズ」紙などで高く評価され、翌94年副指揮者に就任。同年ロンドン夏の風物詩「プロムス」にBBCフィルを指揮してデビュー、大成功を収める。以降ロイヤル・フィル、ロイヤル・リヴァプール・フィル等多くの海外オーケストラに客演。スペインでのオペラ公演デビューとなった2006年スペイン国立オヴィエド歌劇場ブリテン「ねじの回転」がその年の同劇場の新演出オペラのベスト・パフォーマンス・オブ・ザ・イヤーに選ばれると、09年にはR.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」で再客演、再び脚光を浴び、17年5月にはアイルランド国立交響楽団にマーラーの第5交響曲で客演、聴衆総立ちの大成功を収めた。マンチェスター室内管弦楽団首席指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団指揮者を経て、現在関西フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者と東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席客演指揮者を務める。毎年40公演以上を共演し24年に25年目のシーズンを迎えた関西フィルとの一体感溢れる演奏は常に高い評価を得、19年4月の就任直後から展開している東京シティ・フィルとの特徴ある活動は毎回大きな注目を集めている。英シャンドスと契約し、これまでにBBCフィルと8枚のCDをリリース。関西フィルと進行中だったシベリウス交響曲全集を21年9月ALM RECORDSから発売。20年12月に出版された 『音楽はお好きですか?』 の続編、『続・音楽はお好きですか?』を21年12月に敬文舎より刊行。大晦日のテレビ東京系全国ネット「東急ジルベスター・コンサート」に2回、12年NHK大河ドラマ「平清盛」の劇中音楽の指揮、「題名のない音楽会」をはじめとするテレビ、ラジオへの出演など、活躍の場は枚挙に暇がない。なかでも番組の立ち上げに参画し、指揮・司会として関西フィルと共に出演中のBSテレ東『エンター・ザ・ミュージック』(毎週土曜朝8:30)は23年10月に10年目に突入、放送500回に迫る人気番組。02年渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。東大阪市特別顧問,滋賀県長浜市文化観光大使,きょうと城陽応援大使。
公式ファンサイト https://www.fujioka-sachio.com/
主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所