第176回 リクライニング・コンサート

金子鈴太郎(チェロ)&岡田奏(ピアノ)

2025年01月16日(木)
15:00Start(14:30Open)
19:30Start(19:00Open)
※約1時間/休憩なし
各回全席指定リクライニング席 2,750円(税込)
金子鈴太郎(チェロ)&岡田奏(ピアノ)
金子鈴太郎©Nobuo MIKAWA 岡田奏©Makoto Kamiya

ハンガリー国立リスト音楽院に学び、現在は各オーケストラにゲスト首席として招聘されるほか、室内楽、ソロで活躍するチェロの金子鈴太郎。パリ国立高等音楽院のピアノ科と室内楽科を最優秀で卒業、その後も研鑽を積み国内外で精力的に活動を続けるピアノの岡田奏。幾度もデュオやトリオで共演している2人がリクライニング・コンサートに登場いたします。
落ち着いた雰囲気のJ.ハイドンの「バリトン三重奏のためのディヴェルティメント」、D.ショスタコーヴィチ唯一のチェロ・ソナタである「チェロとピアノのためのソナタ ニ短調」を披露、そしてA.ピアソラ、R.シチェドリンでは多彩さを放ち、一方のA.ドヴォルザーク「森の静けさ」ではしっとりと穏やかな響きを味わっていただけるプログラムです。息の合った名手2人による充実の演奏をご堪能ください。

出演

金子鈴太郎(チェロ) 岡田奏(ピアノ)

プログラム

J.ハイドン:バリトン三重奏のためのディヴェルティメント ニ長調 Hob.Ⅺ:113 
J.Haydn : Divertiment for Baryton Trio in D major Hob.Ⅺ:113

D.ショスタコーヴィチ:チェロとピアノのためのソナタ ニ短調 op.40
D. Shostakovich : Sonata for Violoncello and Piano in d minor op.40

R.シチェドリン:カドリール 
R.Shchedrin : Quadrille

A.ピアソラ:ル・グラン・タンゴ  
A. Piazzolla : Le Grand Tango

A.ドヴォルザーク:森の静けさ op.68-5
A. Dvořá : Klid (Silent Woods)  op.68-5

プロフィール

金子鈴太郎(チェロ) Rintaro Kaneko, violoncello

桐朋学園ソリスト・ディプロマコースを経て、ハンガリー国立リスト音楽院に学ぶ。コンセール・マロニエ、国際ブラームス・コンクール、カルロ・ソリヴァ室内楽コンクールなど、国内外の数々の国際コンクールで優勝、入賞。1999、2000年イタリア・シエナのキジアーナ音楽祭にて、名誉ディプロマを受賞。04年松方ホール音楽賞大賞受賞。08年1月のバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲演奏会が高く評価され、音楽クリティック・クラブ奨励賞を受賞。仙台フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、長岡京室内アンサンブル等とコンチェルトを共演。NHK「名曲アルバム」、NHK-FM「名曲リサイタル」に出演。ソロの他にも室内楽に意欲的に取り組み、安永徹、市野あゆみ、エンリコ・オノフリ、大山平一郎、上田晴子氏など、世界的に活躍するアーティストと多数共演。バロックから現代曲までの幅広いレパートリーを演奏し、これまでに日本やハンガリー、オーストリアにおいて数々の世界初演をおこなう。01年ハンガリーで現代音楽グループ ”shyra” を結成。03年~07年 大阪交響楽団首席チェロ奏者、07年~08年 大阪交響楽団特別首席チェロ奏者。現在はトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ首席、Super Trio 3℃、弦楽アンサンブル"石田組"、東京バロックプレイヤーズ、長岡京室内アンサンブル 各メンバーの他、サイトウ・キネン・オーケストラ等で活躍中。22年4月より響ホール室内合奏団特別契約首席チェロ奏者。Music Dialogue アーティスト。

金子鈴太郎
 © Nobuo MIKAWA

岡田奏(ピアノ) Kana Okada, piano

15歳で渡仏。パリ国立高等音楽院のピアノ科と室内楽科を最優秀で卒業、修士課程を最優秀で修了し、第3課程アーティスト・ディプロマ科を修了。8歳でリサイタル・デビューを果たし、12歳で開催したショパンのエチュード全曲演奏会や、NHK-FM「名曲リサイタル」は絶賛された。これまでに、日本、フランス、ドイツ、イタリア、モロッコ、ポーランド、スペインの各地でリサイタルを開催し、フランスとベルギーではフランク・ブラレイと共演している。これまでに、ベルギー国立管弦楽団、シモン・ボリバル交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、静岡交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、広島交響楽団等のオーケストラと、マティアス・バーメルト、セバスティアン・ヴァイグレ、マリン・オールソップ、ポール・メイエ、ヘルムート・ライヒェル・シルヴァ、クレメンス・シュルト、クリスティーナ・ポスカ、小林研一郎、尾高忠明、広上淳一、大友直人、高関健、山下一史、山田和樹、円光寺雅彦、大井剛史、川瀬賢太郎、粟辻聡、西本智実、三ツ橋敬子、田中祐子等の指揮者と共演している。音楽祭への出演も多く、サントンジュ・ピアノ・フェスティバル、ラ・フォル・ジュルネTOKYO、パリのショパン・フェスティバル、アヌシー国際音楽祭、コマンジュ・フェスティバル、エガリエール・ミュージック・フェスティバル、エルヌ・ピアノフォルティッシモ、韓国のピース&ピアノ・フェスティバル等、いずれも好評を博す。また、NHK「名曲アルバム」、「クラシック倶楽部」、「リサイタル・ノヴァ」、「きらクラ!」、BS朝日「子供たちに残したい美しい日本のうた」等、メディアへの出演も多数行っている。録音はトリトーン・レーベルより『Souvenirs ―フランス作品集―』、『Transformer』、『Encores』をリリース。2013年第8回プーランク国際ピアノ・コンクール第1位、2013年第12回ピアノ・キャンパス国際コンクール第1位、16年エリザベート王妃国際音楽コンクールのファイナリスト入賞。ピアノを加茂和子、植田克己、上田晴子、ジョルジュ・プルーデルマッハー、フランク・ブラレイ等に、室内楽をクレール・デゼール、イタマール・ゴラン、ブルーノ・パスキエ等に師事。文化庁新進芸術家海外研修制度研修生、ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生、フランス・バンクポピュレール財団奨学生として研鑽を積んだ。現在、芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド講師、一般財団法人地域創造による公共ホール音楽活性化事業(おんかつ)支援登録アーティスト、東京音楽大学指揮科特別アドヴァイザー。

岡田奏
© Makoto Kamiya

主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所