大谷康子 ヴァイオリン リサイタル
<ブラームスの世界>
日本を代表するヴァイオリニストの一人である大谷康子が、2025年にデビュー50周年を迎えます。毎年秋に行われる「大谷康子のヴァイオリン賛歌」シリーズが継続中ですが、今回Hakuju Hallで記念リサイタルを行います。CD録音で出会い、19年には12都市を巡る全国ツアーを行い信頼関係を築いた世界的ピアニストイタマール・ゴランとの共演。記念すべき公演に大谷が選んだプログラムは、前々からあたためてきたというJ.ブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ」全曲、そして彼が愛したC.シューマンの「3つのロマンス」です。美しいメロディーと変化に富んだハーモニーにより描かれる愁いを帯びた激しい情熱や心の機微、<ブラームスの世界>を存分にお楽しみいただきます。
出演
大谷康子(ヴァイオリン) イタマール・ゴラン(ピアノ)
プログラム
J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 op.78 「雨の歌」
J.Brahms : Violin Sonata No.1 in G major op.78
J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 op.100
J.Brahms : Violin Sonata No.2 in A major op.100
C.シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス op.22
C.Schumann :Three romances for violin and piano, op.22
J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 op.108
J.Brahms : Violin Sonata No.3 in d major op.108
プロフィール
大谷康子(ヴァイオリン) Yasuko Ohtani, violin
2025年にデビュー50周年を迎える。人気・実力ともに日本を代表するヴァイオリニスト。華のあるステージ、深く温かい演奏で聴衆に感動と喜びを届けており「歌うヴァイオリン」と評される。東京芸術大学、同大学院博士課程修了。在学中よりソロ活動を始め、ウィーン、ローマ、ケルン、ベルリンなどでのリサイタル、トロント音楽祭、ザルツブルグ市などに招待され好評を得る。これまでにリサイタルはもとより、N響、モスクワ・フィル、スロヴァキアフィル、シュトゥットガルト室内楽団など国内外の著名なオーケストラと多数共演。また、1公演で4曲のヴァイオリンコンチェルトを1日2公演行うという前代未聞の快挙を達成し話題となった。キーウ(キエフ)国立フィルとは2017年以降毎年招聘されている。また、2019年5月に実力派ピアニスト、イタマール・ゴランと全国ツアー(12都市)を開催し、好評を博す。最新CDはイタマール・ゴランとのフランスのエスプリ薫る珠玉の名曲集。CDは他に、ベストセラー「椿姫ファンタジー」(SONY)や、ベルリンでの録音による「R.シュトラウス/ベートーヴェン・ソナタ№5(ピアノ: イタマール・ゴラン)」(SONY)も評価が高い。その他多数リリース。著書に「ヴァイオリニスト 今日も走る!」(KADOKAWA)がある。BSテレ東(毎週土曜朝8時)「おんがく交差点」では春風亭小朝と司会・演奏を務め、八面六臂の活躍をしている。文化庁「芸術祭大賞」受賞。東京音楽大学教授。元東京芸術大学客員教授。東京芸大ジュニア・アカデミー特別教授。(公財)練馬区文化振興協会理事長。川崎市市民文化大使。高知県観光特使。(公財)日本交響楽振興財団理事。(公社)日本演奏連盟理事。
【公式YouTube】「大谷康子のやっこチャンネル」演奏動画続々公開中!
イタマール・ゴラン(ピアノ) Itamar Golan, piano
リトアニア生まれ。彼自身の音楽に対する情熱と並外れた才能で長年にわたり称賛され、世界中の音楽家たちと最も権威ある舞台で共演を重ねてきた。彼はジャニーヌ・ヤンセン、ワディム・レーピン、ミッシャ・マイスキー、ジュリアン・ラクリン、シュロモ・ミンツ、マキシム・ヴェンゲーロフ、などと頻繁に共演。また、マルタ・アルゲリッチ、ギル・シャハム、故イヴリー・ギトリス、マルティン・フロストなど、多くのアーティストとも共演を重ねてきた。ゴランは、次世代のアーティストを育成し指導することにも精力を注ぐパリ音楽院の室内楽教授としても著名である。彼は自身の音楽に対する詩的で深い洞察に基づいて、解釈や表現への問いかけを音楽院の学生に行なっている。ヴェルビエ、ザルツブルク、ルツェルン、ラヴィニア、タングルウッドなどの音楽祭にも招待されている。また、ドイツ・グラモフォン、ワーナー・クラシックス、デッカ、EMI、ソニー・クラシカルなどからCDを数多くリリース。オーケストラとはズービン・メータ指揮のイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やミラノ・スカラ座管弦楽団、ロリン・マゼール指揮のフィルハーモニア管弦楽団などと共演。現在パリ在住。パリ音楽院教授。
主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所