長哲也(ファゴット)&永原緑(ピアノ)
19:30Start(19:00Open)
各回全席指定リクライニング席 2,750円(税込)

東京藝術大学卒業と同時に東京都交響楽団に入団、以来10年以上にわたり首席ファゴット奏者としてオーケストラを支える若き名手、長哲也。ソリスト、室内楽奏者としても存在感を示す長が、満を持してリクライニング・コンサートに登場します。アンサンブルピアニストとして国内外の演奏家との演奏を重ねており、長との共演歴も長い永原緑との息のあったデュオで、その実力を存分にお楽しみいただきます。プログラムは ドイツ・ロマン派の代表的作曲家R.シューマンが妻クララへのクリスマスの贈り物として書いた、美しく親しみやすい旋律が魅力の「3つのロマンス」から始まり、バスクにルーツを持つM.ラヴェルによるスペイン的色彩あふれる「ハバネラ形式の小品」、G.フォーレ、H.デュティユーと近現代 フランスの作曲家の幻想的な作品が続きます。そしてM.ブルッフの「ヴィオラと管弦楽のためのロマンス」をファゴットの深く温かみのある音色でお聴きいただき、再びドイツ・ロマン派に戻りC.M.v.ウェーバー「アンダンテとハンガリー風ロンド」で幕を閉じます。秋のひととき、たゆたうような音色で癒やしのひとときをお過ごしください。
出演
長哲也(ファゴット) 永原緑(ピアノ)
プログラム
シューマン:3つのロマンスop.94
R.Schumann: 3 Romanzen op. 94
ラヴェル : ハバネラ形式の小品
M.Ravel : Pièce en forme de habanera
G.フォーレ(F.ウーブラドゥ編): ファゴットとピアノの為の小品
G.Fauré(arr.F.Oubradous) : Pièce for bassoon and piano
H.デュティユー :サラバンドとコルテージュ
H.Dutilleux : Sarabande et cortège
ブルッフ : ロマンス(原曲:ヴィオラと管弦楽のためのロマンス)
C.M.v.ウェーバー : アンダンテとハンガリー風ロンド ハ短調 op.35
C.M.v.Weber : Andante e Rondo ungarese in c minor op.35
プロフィール
長哲也(ファゴット) Tetsuya Cho, fagotto
福岡県北九州市出身。11歳よりファゴットを始める。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。フランス国立リヨン高等音楽院大学院修了。東京藝術大学卒業と同時に東京都交響楽団首席ファゴット奏者に就任。第30回日本管打楽器コンクールファゴット部門第2位。同声会賞受賞。第48回北九州市民文化奨励賞受賞。2019年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員(フランス、リヨン)。2015年東京オペラシティ文化財団主催、リサイタルシリーズ「B→C」に出演。「作曲家の意図を汲み取る均衡感覚に優れた演奏」(音楽の友 2015年8月号)と評される。 2018年フォンテックよりデビューCD「SOLILOQUY(ソリロキー)」をリリースし、「レコード芸術」にて特選盤、朝日新聞「for your collection」推薦盤に選ばれる。
NHK「らららクラシック」やテレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等メディア出演多数。北九州国際音楽祭、東京・春・音楽祭などにも定期的に出演している。
ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。
これまでにファゴットを、永江恵子、石川晃、水谷上総、Carlo Colomboの各氏に師事。
現在、東京都交響楽団首席ファゴット奏者。東京音楽大学非常勤講師。

永原緑(ピアノ) Midori Nagahara, piano
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学を首席で卒業。在学中、角野裕氏に師事。第66回日本音楽コンクール最高位。併せて野村賞、河合賞受賞。2002〜2009 年に東京藝術大学非常勤講師(管楽器科伴奏助手)を務めた後、アンサンブルピアニストとしてリサイタルや NHK-FM 等への出演、コンクールや講習会、音楽祭等に公式ピアニストして参加。また CD 録音等で国内外の演奏家と共演を重ねている。

主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所