戸澤采紀(ヴァイオリン)&望月晶(ピアノ)
19:30Start(19:00Open)
各回全席指定リクライニング席 2,750円(税込)

15歳で日本音楽コンクールに最年少優勝、その後も数々の国際コンクールで優勝・入賞を重ね、国内外のオーケストラと多数共演する若き俊英ヴァイオリニスト、戸澤采紀。若くして大器を感じさせる、オーケストラを牽引するような求心力を見せる演奏は聴衆を惹きつけてやみません。昨年よりベルリン・フィル・カラヤン・アカデミーで研鑽を積む戸澤が、桐朋学園大学修士課程で特待生として学びながら、室内楽奏者として名手たちと次々と共演するなど幅広く活躍するピアニスト望月晶を迎え、リクライニング・コンサートに待望の登場です。プログラムは、19世紀後半から20世紀にかけて自国の民謡や民族音楽に基づく作品を創った国民楽派の作曲家である北欧のJ.シベリウスとE.グリーグ、そしてロシア国民楽派の影響を受けながらも新たな作風を切り開いたI.ストラヴィンスキーの名曲を取り上げます。厳冬の季節に北欧とロシアに思いを馳せながら、いずれも美しく叙情的な人気曲を名手の演奏でお楽しみください。
出演
戸澤采紀(ヴァイオリン) 望月晶(ピアノ)
プログラム
I.ストラヴィンスキー:イタリア組曲
I.Stravinsky : Suite italienne
Ⅰ. Introduzione: Allegro moderato
Ⅱ. Serenata: Larghetto
Ⅲ. Tarantella: Vivace
Ⅳ. Gavotte con due variazioni - Allegretto - Allegretto più tosto moderato
Ⅴ. Scherzino: Presto alla breve
Ⅵ. Minuetto – Finale
J.シベリウス:6つのフモレスケ op.87より
第1番 ニ短調
第2番 ニ長調
J.Sibelius : from 6 Humoresques
No. 1 in d minor
No. 2 in D major
E.グリーグ:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ短調 op.45(約23分)
E.Grieg :
Ⅰ. Allegro molto ed appassionato
Ⅱ. Allegretto espressivo alla romanza
Ⅲ. Allegro animato
プロフィール
戸澤采紀(ヴァイオリン) Saki Tozawa,violin
東京都出身。両親の指導のもと4歳よりヴァイオリンを始め、15歳で第85回日本音楽コンクール最年少優勝。東京藝術大学、リューベック音楽大学を経て、2024年10月よりベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミーに在籍、あわせてベルリン芸術大学修士課程(ノラ・チャステイン氏クラス)に在学中。 これまで、ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクール第2位(最高位)、ポセール財団コンクール優勝、ペーター・ローネフェルト賞コンクール優勝、インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクールセミファイナリストなど、数々の国際コンクールで優勝・入賞を重ね、注目を集めている。ローザンヌ室内管弦楽団、リューベック・フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、岡山フィルハーモニック管弦楽団など国内外のオーケストラと共演。浜離宮朝日ホール、トッパンホールにてリサイタルを開催し、好評を博す。ヴァイオリンを玉井菜採、ジェラール・プーレ、保井頌子、ドンスク・カン、堀正文、ダニエル・ゼペックの各氏に、室内楽を原田幸一郎氏に師事。マスタークラスにて、レオニダス・カヴァコス、ヴァディム・レーピン、アナ・チュマチェンコら各氏の薫陶を受ける。クフモ室内音楽祭オレグ・カガンメモリアルファンドスカラシップ受賞。江副記念リクルート財団第48回奨学生。2019年度東京藝術大学宗次德二特待奨学生。2021年度青山音楽財団奨学生。2023年度RMF奨学生。2023年度第33回青山音楽新人賞受賞。2023年度第33回出光音楽賞受賞。2022年1月、デビュー盤「戸澤采紀 INCONCERT」をリリース、レコード芸術誌にて特選盤を受賞。BSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」、NHK-FM「リサイタルノヴァ」への出演など、メディアでの注目度も高い。使用楽器は、文京楽器協力のもとBeare’s International Violin Societyより貸与されているMatteo Goffriller。

望月晶(ピアノ) Aki Mochizuki, piano
第89回日本音楽コンクールピアノ部門第2位及び岩谷賞、多摩フレッシュ音楽コンサート2016ピアノ部門最優秀賞受賞。室内楽における活動は多岐に渡り、トリオスペラとして、第42回霧島国際音楽祭音楽監督賞受賞、第88回日本音楽コンクールヴァイオリン部門共演者として、コンクール委員会特別賞受賞。また、いしかわミュージックアカデミーにて公式伴奏者を務める他、近年では徳永二男氏、向山佳絵子氏、佐々木亮氏らと共演。2023年夏には、八ヶ岳高原ロッジサマーリゾート・ミュージック・ウィークにて、葉加瀬太郎氏、小野明子氏と共演。近年は、声優朗読劇フォアレーゼンのピアニストを務めるなど、幅広く活躍している。 これまでにピアノを今井啓子、小森谷泉、練木繁夫各氏に師事。室内楽を練木繁夫、山崎伸子各氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。現在は同大学院修士課程に特待生として在籍。2019、20年度公益財団法人青山財団奨学金、2022年度宗次エンジェル基金、2022、23年度ロームミュージックファンデーション奨学生。

主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所