Opus One:Live@Hakuju Hall Vol.7 上村誠一

2025年10月03日(金)
19:00Start(18:30Open)
全席指定3,850円(税込)
Opus One:Live@Hakuju Hall Vol.7 上村誠一
© Masatoshi Yamashiro

日本コロムビア株式会社が2019年にスタートした、若手クラシックアーティスト限定の新レーベル「Opus One」。因習にとらわれず、新たな表現と進取の創造性を発揮するアーティストたちが集結するレーベルと、Hakuju Hallがコラボレーションするコンサートです。今回登場するのは、古典から日本歌曲までを柔らかく澄んだ静謐な声、豊かな表現力で歌いこなす新世代のカウンターテナー上村誠一。ソリストとしてのみならず、名門・東京混声合唱団にもカウンターテナー史上初のレジデントメンバーとして入団。表現の可能性に挑む、大注目のアーティストです。プログラムは中世ドイツの騎士歌人ヴォルケンシュタインの神秘的な歌曲、近代イギリスの作曲家クィルターがシェイクスピア作品の劇中歌に曲をつけた「3つのシェイクスピアの歌」、ヴォーン・ウィリアムズがイギリスの詩人ロセッティの最高傑作を歌詞に用いて作曲した「生命の家」、そして今回ピアニストとして出演する松下倫士が作曲したまど・みちおの詩による歌曲、アルバムのタイトル曲でもある面川倫一作曲の「わたしを束ねないで」など。上村の世界観に引き込まれるコンサートにご期待ください!

出演

上村誠一(カウンターテナー) 松下倫士(作曲・ピアノ)

プログラム

松下倫士(まど・みちお):うたを うたうとき

面川倫一(吉原幸子):歌曲集《点滅する青》

面川倫一(新川和江):わたしを束ねないで

オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン:心と気、体と魂、そしてわたしが持つもの
Oswald von Wolkenstein : Herz, müt, leib, sel und was ich han

ロジャー・クィルター:「3つのシェイクスピアの歌」Op.6
第1曲 来たれ 死よ
第2曲 愛しい人よ
第3曲 吹け 冬の風よ
Roger Quilter:Three Shakespeare Songs Op.6
1. Come away, death   
2. O Mistress mine      
3. Blow, blow, thou winter wind

ヴォーン・ウィリアムズ:「生命の家」
詩:ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
1.愛のまなざし
2.沈黙の真昼
3.愛の吟遊詩人たち
4.心の港
5.愛の死
6.愛の最後の贈物
Vaughan Williams: The House of Life -A Cycle of Six Sonnets- 
1. Love-Sight
2. Silent Noon
3. Love's Minstrels
4. Heart's Haven
5. Death in Love
6. Love's Last Gift

プロフィール

上村誠一(カウンターテナー) Seiichi Kamimura, countertenor

福島県郡山市出身。国立音楽大学音楽学部演奏・創作学科声楽専修卒業、歌曲ソリスト・コース修了。国立音楽大学大学院音楽研究科修士課程声楽専攻歌曲コース修了。同大学ソロ・室内楽定期演奏会、コース修了演奏会、卒業演奏会、大学院新人演奏会に出演2021・22年度国立音楽大学声楽専修合唱演奏会においてソリストとして国立音楽大学オーケストラと共演。 ヘンデル《メサイア》、J. S. バッハ《ロ短調ミサ》《クリスマスオラトリオ》など宗教曲のソリストを務める。 第75回全日本学生音楽コンクール全国大会声楽部門大学の部にてカウンターテナーとして史上初の第1位、NHK会長賞、佐々木成子賞を受賞。奏楽堂日本歌曲コンクール第35回歌唱部門第2位、及び畑中良輔賞受賞。第7回かわさき新人声楽コンクール第1位、及び聴衆賞受賞。 2019・2020年度明治安田クオリティオブライフ文化財団音楽学生奨学金、2019年度国立音楽大学同調会奨学金奨学生。大学院修了時、在学時の功績が認められ、日本学生支援機構の大学院第一種奨学金返還免除業績優秀者に選出される。 福島県合唱連盟創立70周年記念事業青少年選抜合唱団 テノールメンバー。Salicus Kammerchor・第8〜12回JCAユースクワイアアルトメンバー。World Youth Choir 2024 日本代表。東京混声合唱団に史上初のカウンターテナーのレジデントメンバーとして入団。 5つの合唱団体の主宰を務め、2023年2月に全団体による演奏会を開催し、好評を博す。高校卒業後に立ち上げた合唱団「花凜歌(かりんか)」の指揮者として、第75回全日本合唱コンクール全国大会に同団を導く。 これまでに声楽を紅林美枝、久保田真澄、上杉清仁、澤畑恵美の各氏に師事。

上村誠一
©  Masatoshi Yamashiro

松下倫士(ピアノ・作曲) Tomohito Matsushita, piano

東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、2009年同大学院修士課程作曲専攻修了。卒業時に藝大同声会賞受賞。2014年東京音楽大学大学院修士課程伴奏科修了。 これまでに日本交響楽振興財団第29回作曲賞、第5回北本ピアノコンクール最優秀賞、第22回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第2位、奏楽堂日本歌曲コンクール第19回作曲部門(一般部門)入選、2018年第51回JBA下谷賞など多数受賞。また2023年度よんでん芸術文化奨励賞受賞。 作曲家として、全国各地で吹奏楽やアンサンブル作品が取り上げられ注目されているほか、近年は声楽や合唱曲、またアレンジも携わっており、カワイ出版より「松下倫士歌曲集」など出版されている。 ピアニストとしては、2012年に日本コロムビアより「僕が僕であるために~尾崎豊 オンピアノ」(編曲・演奏)をリリース。2014年には「夢見草~松下倫士ピアノソロアルバム~」をリリース。ソロだけではなく数多くの演奏家と共演も多く、高い信頼と評価を得ている。作曲、演奏活動のほかに吹奏楽や合唱指導、コンクール審査員など幅広く活動している。洗足学園音楽大学、東京音楽大学非常勤講師。

主催:日本コロムビア
共催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所