第184回 リクライニング・コンサート

山田唯雄(ギター)

2026年02月20日(金)
15:00Start(14:30Open)
19:30Start(19:00Open)
※約1時間/休憩なし
各回全席指定リクライニング席 2,750円(税込)
山田唯雄(ギター)
© Alexandra Münch

2023年、世界3大ギターコンクールのひとつ「ミケーレ・ピッタルーガ国際ギターコンクール(イタリア)」で日本人として30年ぶりの第1位を受賞。続く24年には「第48回 Dr.ルイス・シガール国際音楽コンクール(チリ)」ギター部門にて日本人初の第1位及び聴衆賞を受賞するなど、いま世界で最も注目を集めているギタリストの一人、山田唯雄。同年8月には若手ギタリストの登竜門として知られる「Hakujuギター・フェスタ “旬のギタリストを聴く”」にも出演し大好評を博した山田が、待望の再登場です!プログラムはギター音楽の傑作の数々を作曲したソルが農村の生活を描写した「村人の幻想曲」、武満徹がギターのために編曲した「早春賦」、有名な「ロンドンデリーの歌(ダニーボーイ)」などのアイルランド民謡、20世紀のギター音楽の大家カステルヌオーヴォ=テデスコの「組曲」など、繊細で暖かみのあるギターの音色を堪能できる、リクライニング・コンサートにぴったりの選曲。クラシックギターに最適の音響を備えたHakuju Hallで、若き名手の演奏をお楽しみください。

出演

山田唯雄(ギター) 

プログラム

F.ソル:村人の幻想曲 op.52
F.Sor : Fantasie Villageoise op.52  

G.レゴンディ:「ドン・ジョヴァンニ」の幻想曲(タルベルクの作品に基づく)
G.Regondi : Solo on Don Giovanni partly from Thalbergʼs piece   

中田章(武満徹編):早春賦
Akira Nakada (arr.Toru Takemitsu) : Song of Early Spring

アイルランド民謡(J.K.メルツ編):夏の名残のバラ
Irish Folk Song (arr.J.K.Mertz)| The Last Rose of Summer

アイルランド民謡(武満徹編):ロンドンデリーの唄
Irish Folk Song (Arr. by Toru Takemitsu) | Londonderry Air

C=テデスコ:組曲 op.133
C=Tedesco : Suite op.133
Ⅰ. Preludio (quasi un improvisazione)    
Ⅱ. Ballata Scozzene (Espressivo e malinconico, al modo dei Canti Scozzesi) 
Ⅲ. Capriccio (Furioso, allʼ Americana) 

『唄』をテーマにしたプログラム。
ソルの《村人の幻想曲》は、村人の踊り、鐘の音、民衆の歌と祈りなど、或る村の風景を写実的に描いた珍しい作品。
レゴンディの《ドン・ジョヴァンニ》はオペラを基に作られた変奏曲。
武満徹編の『早春賦』は、丁度コンサートの開催時期が2月であることから。《夏の名残のバラ》《ロンドンデリーの唄》とアイルランドの歌が続き、C=テデスコの《組曲》2曲目に含まれる「スコットランドのバラード」へ引き渡します。

プロフィール

山田唯雄(ギター) Io Yamada, guitar

2023年、世界音楽コンクール連盟(WFIMC)に加盟し「世界三大ギターコンクー ル」の一つに数えられる『ミケーレ・ピッタルーガ国際ギターコンクール』(イタリ ア)にて、日本人として30年ぶりの第1位を受賞。また24年には、同じくWFIMC加 盟の『第48回 Dr.ルイス・シガール国際音楽コンクール』(チリ)ギター部門におい て日本人初の第1位および聴衆賞を受賞し、世界的な注目を集める。その他、ニュル ティンゲン国際ギターコンクール 第1位、並びに聴衆賞(ドイツ)、クラウディオ・デ・ アンジェリス国際ギターコンクール 第1位(イタリア)など、国内外20を超えるコン クールにて入賞を重ねる。その他、室内楽では第29回国際古楽コンクール<山梨>に 於いて、井本響太とのデュオ「Duo HPD」にて首席第3位を受賞。 日本をはじめ、ドイツ、オーストリア、イタリア、スペイン、ハンガリーなど世界各 地で演奏活動を行う。京都コンサートホール主催「北山マチネシリーズ」「Kyoto Music Caravan」、24年「Hakujuギターフェスタ《旬のギタリストを聴く》」、 25年 NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、NHK BS「8Kプレミアムコンサート」 に出演。 Sylphide Recordsよりリリースした1stアルバム「1.0 (one)」はレコード芸術特選 盤に選出。また24年には2枚目となるアルバム「IO YAMADA」をリリース。 これまでに山田直樹(父)、藤井敬吾、荘村清志、江間常夫、高田元太郎、アルヴァ ロ・ピエッリ、リカルド・ガレン、トーマス・ミュラー=ぺリングの各氏に師事。京都 市立京都堀川音楽高等学校、東京音楽大学、ウィーン国立音大にて第一課程修了後、 ワイマール フランツ・リスト音楽大学修士課程を卒業。現在同大学演奏家資格課程に 在学中。 2018・2024年度ロームミュージックファンデーション奨学生。

山田唯雄
©  Alexandra Münch

主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所