Hakujuサロン・コンサート vol.15 森野美咲(ソプラノ)&木口雄人(ピアノ)
権威あるブラームス国際コンクールの声楽部門で日本人として初優勝の快挙を成し遂げ、芸術と文化の中心地として知られるオーストリアの首都ウィーンを拠点として活躍を続けるソプラノ、森野美咲。ヨーロッパ各国の主要コンサートホールや音楽祭でのコンサートやオペラに出演、日本でもプロ野球オールスター戦開幕式での国歌独唱やNHKニューイヤーコンサートへの出演など、高い歌唱力と表現力でますます活動の場を広げる森野が、長年デュオを組み、ブラームス国際コンクールにて最優秀歌曲伴奏賞を受賞するなど伴奏者としても国際的に高い評価を受けるピアニスト木口雄人とともに、ウィーンのサロンに皆様をお連れします。モーツァルトの歌曲やオペラ・アリア、“ワルツ王”J.シュトラウス2世のオペレッタから、近代のベルクのオペラ、マルクスの歌曲まで、時空を超えたウィーンの音楽の魅力をお届けします。ウィーンを愛する2人が誘う、“音楽の都”ウィーンの夜をお楽しみください。
出演
森野美咲(ソプラノ)
木口雄人(ピアノ)
プログラム
W.A.モーツァルト:すみれ K.476
W.A.Mozart:Das Veilchen K.476
ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時 K.520
Als luise die briefe ihres ungetreuen liebhabers verbrannte K.520
歌劇「フィガロの結婚」より “ついにこの時が来たわ”
“Giunse alfin il momento” from Opera ‘Le Nozze di Figaro’
「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲 ハ長調 K.265 (きらきら星変奏曲) 〈ピアノ・ソロ〉
12 Variations in C major on ‘Ah, vous dirai-je, maman’ K.265
J.マルクス:幸せな夜
J.Marx:Selige Nacht
あなたに愛がふれたなら
Hat dich die Liebe berührt
A.ベルク:歌劇「ルル」より“ルルの歌“
A.Berg : “Lied der Lulu” from Opera ‘Lulu’
J.シュトラウス2世:喜歌劇「ウィーン気質」より“私は生粋のウィーンっ子”
J.Strauss II : “Ich war ein echtes Wiener Blut" from Operetta ‘Wiener Blut’
他
プロフィール
森野美咲(ソプラノ) Misaki Morino, soprano
透明感のある歌声と幅広い演技力でウィーンを拠点に活躍する気鋭のソプラノ。第27回ヨハネス・ブラームス国際コンクール声楽部門及び、第87回日本音楽コンクール声楽部門優勝。2019年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団夏のアカデミー『偽の女庭師』題名役でオーストリアツアーを成功させ、エットリンゲン音楽祭『こうもり』アデーレ役、バーデン市立劇場『椿姫』題名役の他、近年は現代作品においての活躍もめざましく、2023年ジュネーブ大劇場『Electric Dreams』、2021/2022年 ルツェルン劇場『Zolle』、『ペレラ〜煙の男』等、数多くの現代オペラに出演。連作歌曲「はじまり」など作詞活動にも力を入れている。国内ではNHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団等の共演をはじめ、東急ジルベスターコンサート、NHKニューイヤーオペラコンサート、題名のない音楽会等メディアへの出演も多く、プロ野球オールスター戦開幕式にて国歌独唱を務めるなど活躍の場を広げている。出光音楽賞、マルセンスポーツ・文化賞「文化大賞」、五島記念文化賞オペラ新人賞、岡山県芸術文化賞グランプリ、山陽新聞奨励賞、エネルギア文化・スポーツ財団 エネルギア賞受賞。ローム ミュージック ファンデーション奨学生、文化庁派遣海外研修員。岡山市出身。岡山城東高等学校、東京藝術大学を経て、ウィーン国立音楽大学修士課程首席修了。YouTube: Misaki’s Channel更新中。
木口雄人(ピアノ) Yuto Kiguchi, piano
第19回ハチャトゥリアン国際コンクールピアノ部門にて歴代日本人最高位の第2位、併せて古典派ソナタ賞を受賞。室内楽ではVn.松岡井菜とのAka Duoとして、2023年に第17回ピネロロ・トリノ国際室内楽コンクール優勝及び特別賞、第3回ポーランド音楽国際コンクール室内楽部門第1位およびミウォシュ・マギン賞、最優秀現代音楽演奏賞を受賞。そのほか第23回スクリャービン国際ピアノコンクール第2位(最高位)、第27回ヨハネス・ブラームス国際コンクール最優秀歌曲伴奏賞(共演:森野美咲氏)、第2回カロル・シマノフスキ国際コンクール ヴァイオリン部門最優秀伴奏賞など、ソロ・室内楽・歌曲の三分野で国際的に高く評価され、欧州・アメリカ・日本のコンサート、音楽祭へ出演を続ける。ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭、パデレフスキ音楽祭、シマノフスキ音楽祭、ウィーン楽友協会音楽祭、ラ・フォル・ジュルネWARSAW等へ出演。これまでに東京フィルハーモニー交響楽団、ポーランド放送交響楽団、アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団、グロッセト市交響楽団等と協演。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、NHK-BS8K「8Kプレミアムコンサート」出演。これまでにソロCD「TOUCH ~Beethoven & Scriabin & Barber~」、森野美咲氏とデュオアルバム「Small Gifts」、Aka Duo「in Polish Music」をリリース。文化庁新進芸術家海外研修生、(公財)ローム ミュージック ファンデーション2020/2021年度奨学生。福武教育文化賞、マルセン文化賞、岡山芸術文化賞グランプリ、高梁市教育委員会表彰、山陽新聞奨励賞、2024年度青山音楽賞バロックザール賞。
主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所