第20回 Hakuju ギター・フェスタ 2026 20周年記念ガラ・コンサート オープニング
2026年
① 8月21日(金) 16:00開演(15:30開場) オープニング
全席指定5,500円(税込)
② 8月22日(土) 11:00開演(10:30開場) 旬のギタリストを聴く
全席指定1,100円(税込) ※約45分/休憩なし
③ 8月22日(土) 15:30開演(15:00開場)
全席指定5,500円(税込)
④ 8月23日(日) 15:00開演(14:30開場) フィナーレ
全席指定5,500円(税込)
荘村清志と福田進一をプロデューサーに迎えて、ギターの魅力を伝え続けてきたギター・フェスタですが、今年で第20回を迎えます。そこで<Hakuju ギター・フェスタ 2026>は、巨匠から若手までの日本を代表するギタリスト15名を集め、ガラ・コンサート形式で開催いたします。今までにご出演いただいた方々を中心に、初の組み合わせも含めたデュオやトリオで構成し、銘々のソロ、アンサンブルと、アンコール・ゲストに荘村・福田が加わり、それぞれの組み合わせによる個性を存分に味わえるギター三昧のフェスタをお届けいたします。
オープニングの前半は、第14回(2019年)の「旬のギタリスト」は完売、それ以来の登場となる秋田勇魚と、第16回(2022年)に初登場した猪居亜美の、若手でいま最も勢いのある二人の共演です。後半は日本を代表するフラメンコギタリストの沖仁、第1回(2006年)から出演し、多くのギターへの編曲やジャンルを超えた活動で益々活躍している鈴木大介、フェスタ初登場の若手注目株の菅沼聖隆のトリオで、ジャンル違いの化学反応が楽しみです。
2日目は、第1回の新人ギタリストを紹介するコーナーと第10回(2015年)にも出演し、久々のフェスタ出演となる松尾俊介と、第9回(2014年)の「旬のギタリスト」に出演以来となる小暮浩史の、中堅ギタリストの中で今後への期待が高まる二人が登場。後半は、第2回(2007年)以来度々出演し、現在様々な方との共演などで活躍の場を広げる大萩康司、第17回(2023年)と第19回(2025年)に登場し、いま女性ギタリストの中で国内外での活躍が目覚ましい河野智美の注目の二人による演奏をお聴きいただけます。
フィナーレ前半は、「旬のギタリスト」第6回(2011年)松田弦、第13回(2018年)徳永真一郎、第17回岡本拓也に出演した3人によるトリオです。この3人と朴葵姫さんとの「タレガ・ギターカルテット」は有名ですが、この3人でのアンサンブルを聴けるのは数少ない機会です。ここに荘村・福田がアンコールで加わり、巨匠と若手の共演も注目です。後半は、荘村清志と福田進一の組み合わせでこの20回を締めくくります。荘村は自身が初演を多く手掛けた武満徹作品を取り上げます。没後30年の記念の年に初演者で聴けるのは貴重。福田は王道のクラシックとバロックでソルとバッハの作品を披露します。記念すべき20回の委嘱は、自身もギタリストである大坪純平の作品で世界初演を行います。このギター・フェスタと連携をしている大阪のフェニックスホールで行われているOsaka Guitar Summerも第15回を迎え、東京と大阪で節目の年となるため、共同委嘱作品となっております。Hakuju Hallでの世界初演の後に、大阪でも披露されます。
また、2日目の若手ギタリストの登竜門「旬のギタリストを聴く」には、2025年アンドレス・セゴビア国際ギターコンクール優勝など数々のコンクールで受賞を重ね、これから大きな期待をされている宮川春菜が登場いたします。
ギター音楽の可能性を広げ、魅力を伝えていくことを目的に始まったHakuju ギター・フェスタ。今年の夏は、フェスタ20周年記念公演にどうぞご注目ください。
プログラム
8月21日(金)16:00開演 オープニング
前半 秋田勇魚&猪居亜美
[出演]
秋田勇魚、猪居亜美(以上、ギター)
アンコール・ゲスト:荘村清志
[プログラム]
【アンサンブル】(秋田&猪居)
吉松隆:組曲「アトム・ハーツ・クラブ・デュオ」
akashi Yoshimatsu:Suite ‘Atom Hearts Club Duo’
L.ブローウェル:「ビートレリアーナス」より
L.Brouwer:from ‘Beatlerianas’
【ソロ】
(猪居亜美)
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
J.S.Bach:Jesus bleibet meine Freude
L.ブローウェル:「ギター・ソナタ」より、第2楽章、第3楽章
LBrouwer:The 2nd & 3rd Movement from ‘Guitar Sonata’
(秋田勇魚)
M.デュプレッシー:ウランバートル
M.Duplessy:Ulaanbaatar
後半 沖仁&鈴木大介&菅沼聖隆
[出演]
沖仁、鈴木大介、菅沼聖隆(以上、ギター)
アンコール・ゲスト:福田進一
[プログラム]
【アンサンブル】(全てトリオ)
パコ・デ・ルシア(鈴木大介編):二筋の川
Paco de lucia(arr.Daisuke Suzuki):Entre dos aguas
沖仁(鈴木大介編):ファンタスマ
Oki Jin(arr.Daisuke Suzuki):Fantasma
【ソロ】
(鈴木大介)
スペイン民謡:禁じられた遊び
Spanish folk songs:Romance "Jeux interdits"
(菅沼聖隆)
スペイン民謡:禁じられた遊び
Spanish folk songs:Romance "Jeux interdits"
(沖仁)
スペイン民謡:禁じられた遊び
Spanish folk songs:Romance "Jeux interdits"
8月22日(土)11:00開演(約45分) 旬のギタリストを聴く
宮川春菜 リサイタル
[出演]
宮川春菜(ギター)
[プログラム]
F.タレガ:ヴェニスの謝肉祭による変奏曲
F.Tárrega:Variations on Carnival of Venice
C.サン=サーンス:「動物の謝肉祭」より第13曲 白鳥
C.Saint-Saëns:No.13 Le Cygne from ‘Carnival of the Animals’
F.リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
F.Liszt:Ungarische rhapsodie No.2
他
8月22日(土)15:30開演
前半 松尾俊介&小暮浩史
[出演]
松尾俊介、小暮浩史(以上、ギター)
アンコール・ゲスト:荘村清志
[プログラム]
【アンサンブル】(松尾&小暮)
R.ニャターリ:組曲「肖像」
R.Gnattali:Suite Retratos
1.ピシンギーニャ Pixinguinha
2.エルネスト・ナザレー Ernesto Nazareth
3.アナクレイト・デ・メデイロス Anacleto de Medeiros
4.シキーニャ・ゴンザガ Chiquinha Gonzaga
【ソロ】
(小暮浩史)
A.C.ジョビン(R.ディアンス編):フェリシダージ
A.C.Jobim(arr.R.Dyens):Felicidade
大坪純平:ギターのための神楽歌
閑喜弦介:Spread Away
(松尾俊介)
J.ダウランド:ファンタジー (P.1a)
J.Dowland:Fantasie (P.1a)
J.K.メルツ:ハンガリー風幻想曲 op.65-1
J.K.Mertz:Fantaisie hongroise op.65-1
R.ディアンス:ヴァルス・アン・スカイ
R.Dyens:Valse en skai
後半 河野智美&大萩康司
[出演]
河野智美、大萩康司 (以上、ギター)
アンコール・ゲスト:福田進一(ギター)
[プログラム]
【アンサンブル】(河野&大萩)
J.P.ラモー:ミューズたちの対話
J.P.Rameau:L'Entretien des Muses
J.S.バッハ:「平均律クラヴィーア曲集」より プレリュードとフーガ 第9番 BWV 854
J.S.Bach:Prelude and Fugue No.9 BWV 854
from ‘Das wohltemperierte Clavier’
H.ヴィラ=ロボス:プレリュード 第4番
H.Villa-Lobos:Prelude No.4
S.アサド:ジョビニアーナ 第1番
S.Assad:Jobiniana No.1
E.ジスモンチ:水とワイン
E.Gismonti:Agua e Vinho
A.ピアソラ:エスコラソ
A.Piazzolla:Escolaso
【ソロ】
(大萩康司)
R.ゲーラ:その明くる日
R.Guerra:Un dia despues
D.ミヨー:セゴビアーナ op.366
D.Milhaud:Segoviana op.366
(河野智美)
F.ハンド:ファンタジー
F.Hand:Lady Carey's Fantasy
8月23日(日)15:00開演 フィナーレ
前半 徳永真一郎&岡本拓也&松田弦
[出演]
徳永真一郎、岡本拓也、松田弦(以上、ギター)
アンコール・ゲスト:荘村清志、福田進一
[プログラム]
【アンサンブル】(徳永&岡本&松田)
西村朗:PIPA
Akira Nishimura:PIPA
【ソロ】
(徳永真一郎)
武満徹:フォリオス
Tōru Takemitsu:Folios
(岡本拓也)
S.L.ヴァイス:組曲 第1番より プレリュード
S.L.Weiss:Prelude from Suite No.1
組曲 第2番より クーラント Courante from Suite No.2
組曲 第16番より アレグロ Allegro from Suite No.16
(松田弦)
M.C=テデスコ:パッサカリア
M.C= Tedesco:Passacaglia
後半 荘村清志&福田進一
[出演]
荘村清志、福田進一(以上、ギター)
[プログラム]
【アンサンブル】(荘村&福田)
大坪純平:アワムーリの祝宴
(第20回Hakujuギター・フェスタ2026(Hakuju Hall)/
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール2026年度
共同委嘱作品)※世界初演
【ソロ】
(福田進一)
F.ソル:マルブルーの主題による序奏と変奏 op.28
F.Sor : Introduction and Variations on Malbroug op.28
J.S.バッハ(福田進一編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番
ニ短調 BWV 1004より 第5曲 シャコンヌ
J.S.Bach(arr.Shin-ichi Fukuda):No.5 Ciaccona from Violin Partita No. 2
in d minor BWV 1004
(荘村清志)
武満徹:
Tōru Takemitsu:
エキノクス
Equinox
「ギターのための12の歌」より、“オーバー・ザ・レインボー”(H.アーレン)
“Over the Rainbow” (H. ) from ‘12 Songs for Guitar’
森のなかで ―ギターのための3つの小品―
In the Woods −Three pieces for guitar−
1.ウェインスコット・ポンド−コーネリア・フォスの絵画から−
Wainscot Pond −after a painting by Cornelia Foss−
2.ローズデール
Rosedale
3.ミュアー・ウッズ
Muir Woods
プロフィール
荘村清志(ギター) Kiyoshi Shomura, guitar
実力・人気ともに日本を代表するクラシック・ギタリストとして長年にわたり第一線で活躍し、2024年にデビュー55周年を迎えた現在も、精力的な演奏活動を展開している。
9歳よりギターを始め、小原安正に師事。1963年、来日した巨匠ナルシソ・イエペスの歓迎演奏会にて演奏を披露し、その才能を認められる。翌1964年、スペインに渡りイエペスに師事。1969年の日本デビュー・リサイタルでは「テクニック、音楽性ともに第一人者」と高く評価され、華々しいスタートを切る。
1974年にはNHK教育テレビ『ギターを弾こう』に講師として出演し、その明快な指導と演奏で全国的な人気を博す。1977年と1980年には再びスペインに渡り、イエペスのもとで研鑽を積むと同時に、ヨーロッパ各地で演奏活動を展開。2007年には再びNHK教育テレビ『趣味悠々』に登場し、ギター界の第一人者としての地位を確固たるものとした。 2008年にはミラノ弦楽合奏団の日本ツアーにソリストとして参加。同年、ビルバオ交響楽団の定期演奏会に出演し、「アランフェス協奏曲」を録音。2009年にCDとしてリリースされ、日本ツアーも行われ高い評価を得た。
2017年からは「荘村清志スペシャル・プロジェクト」(全4回)に取り組み、さだまさし、coba、古澤巌、錦織健らジャンルを超えたアーティストとの共演を実現。ギターの可能性を広げる意欲的な試みとして話題となった。
2019年のデビュー50周年には、初のバッハ・アルバム『シャコンヌ』をリリース。2020年には朝日新聞の人気連載「人生の贈りもの」をまとめた書籍『弾いて飲んで酔いしれて ギターとともに50年』(吉田純子 編著)を出版。2022年にはcoba編曲による世界のポップス名曲選『ゴッドファーザー〜愛のテーマ』を発表。
2025年には新イタリア合奏団とともにイタリア国内3都市を巡るツアーを行い好評を博した。
また現代音楽にも積極的に取り組み、日本人作曲家に多くの作品を委嘱・初演し、ギターのレパートリー拡充に貢献。とりわけ武満徹とは深い関わりがあり、1974年に《フォリオス》、1993年に《エキノクス》を委嘱、1977年には《ギターのための12の歌》を、1996年には《森のなかで》を全曲初演した。武満没後20年の2016年には、各地で彼のギター作品を演奏し、好評を得た。
現在、東京音楽大学特任教授として後進の指導にもあたっている。
公式サイト:kiyoshishomura.com
福田進一(ギター) Shin-ichi Fukuda, guitar
1955年、大阪生まれ。81年パリ国際ギターコンクールでのグランプリ優勝。以後、45年に亘り、日本を代表する国際派ギタリストとして、ソロ・リサイタル、主要オーケストラとの協演、一流ソリスト達との共演を続け、そのボーダーレスな音楽への姿勢は世界中のファンを魅了している。2019年のロシア・モスクワ、スイス・ジュネーヴ公演以降、コロナ禍で休止していた海外演奏活動を徐々に再開。23年は台湾・台北での2度のコンチェルトと韓国・大邱ギターフェスティバル、24年にはチェコ・ブルノ国際ギターフェスティバルに参加。さらに25年にはシカゴ、シアトルでのアメリカ・ツアー、また台湾各地で70歳記念のソロとコンチェルト、マスタークラスを行った。2025年12月には「福田進一70歳記念コンサート」として2DAYS公演を開催。(24日はフルート工藤重典をゲストに迎え大阪 ザ・フェニックスホール、翌25日は浜離宮朝日ホールにてNHK交響楽団メンバー&OBによる弦楽アンサンブルと共演) 1984年のデビューLP盤から40年のキャリアを経たディスコグラフィーは、既に110タイトルを超える。2024年は「悪魔の奇想曲(マイスター・ミュージック)」を発表。エドゥアルド・フェルナンデスとの名盤「デュオ~ウィーンプログラムへの誘い~」もリマスター・リリース、共に各誌で高い評価を得る。25年は同レーベルよりフェルナンデスとの「二人の友」、愛弟子 大萩康司との「アラベスク」を発表。
楽譜出版では、現代ギター社より、22年「ヴァイス作品集~異邦人」、23年には「スカルラッティ~ギターのための12のソナタ集」を発表。25年には「バッハ〜2つのギターのためのコンチェルト/マルチェロ、ヴィヴァルディ、アルビノーニに基づく鍵盤作品編曲集」がリリースされた。
広島エリザベト音楽大学、上海音楽院(中国)、アリカンテ大学(スペイン)各音大のギター科客員教授。東京、台北、ハバナ、アレッサンドリア、ハインスベルグ、コブレンツ、全米ギター協会など、主要国際ギターコンクールの審査員を歴任。
平成19年度「外務大臣表彰」受賞。平成23年度芸術選奨「文部科学大臣賞」受賞。 公益社団法人日本ギター連盟 名誉理事。
秋田勇魚(ギター) Isana Akita, guitar
慶應義塾大学卒業。村治昇らに師事する他、福田進一、大萩康司など国内外多数のマスタークラスを受講。伊・キジアーナ音楽院にてオスカー・ギリアに師事し、2年連続で最終ディプロマ取得の他、パリ地方音楽院でジェラール・アビトンの元研鑽を積む。台湾国際ギターコンクール審査員特別賞、アルビ国際ギターコンクール優勝など国内外で受賞を重ねる。若手ギタリストの登竜門「旬のギタリストを聴く~Hakujuギター・フェスタ2019」のソリストに抜擢され、満員の会場にて好評を博し、「ヤマハホール10周年記念Acoustic Guitar Festival Special Concert Vol.1」に各ジャンルのトップギタリストと共に出演を果たす。その後も、ハクジュホール、王子ホールなどでのリサイタル、鎌ケ谷市きらりホール主催のリサイタルでは23、24年と2年連続で出演。また、「L'atelier ISANA」と題したコンサートシリーズ、コミュニケーションアプリで毎朝音楽が届く「Morning Routine Music」やYouTube「旅ギター」が好評を博している。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、テレ朝「題名のない音楽会」などのメディアに出演。デビューアルバム「AQUARELLE」をリリース(日本コロムビア)、レコード芸術の特選盤に選定される。高い技術と繊細な表現、多彩な音楽性で支持を集めている。
猪居亜美(ギター) Ami Inoi, guitar
ギターを猪居信之、藤井敬吾、福田進一、岩崎慎一、益田展行の各氏に師事し、ピアノおよびソルフェージュを勝間恵子氏に師事。
4歳よりギターを始め、多数の学生・ジュニアコンクールで優勝。 2015年にアルバム『Black Star』でデビューし、2019年には3rdアルバム『MEDUSA』でメジャーデビューを果たす。 2022年には、世界最高峰とされる第39回GFA国際ギターコンクールにおいて、日本人として35年ぶりにファイナリストに選出され、第4位に入賞。
ロックやメタルを愛し、クラシックギターによるロックカバーに取り組むコンサートシリーズ「CLASSIC×ROCK」を2022年より展開。
これまでカバーを行ってきたLOUDNESSの高崎晃氏との対談がクラシック専門誌『音楽の友』2025年10月号・11月号に掲載され、同じくカバーを行ってきたMUCCのミヤ氏との対談も2025年12月にアコースティック・ギター・マガジンWEBおよび本誌に掲載。
ロックシーンでも注目を集め、その表現はアーティスト本人からも高く評価されている。 2025年11月には初の著書『クラシック・ギター1本で描く、ロックの世界』をリットーミュージックより発売。
2026年2月、クラシックアルバム『BLACK ROSE』とロックカバーアルバム『RED ROSE』をフォンテックより2枚同時リリース。
現在、YouTubeのチャンネル登録者数は13万人を超える。
沖仁(ギター) Jin Oki, guitar
幼少の頃より様々な楽器を親しみ、クラシックギター、アコースティックギター、エレキギターを体系的に学ぶ。やがてフラメンコギターに魅了されセラニート氏に師事。スペインと日本を往復しながら、アンダルシアの生活に根付いた本場のフラメンコを吸収し本格的に研鑽を積む。
1997年、ANIF新人公演にて奨励賞を受賞。2010年にはスペインで開催された**「ニーニョ・リカルド フラメンコギターコンクール」**国際部門において、審査員満場一致で優勝し、アジア人として初の快挙を成し遂げる。その模様はTBS系「情熱大陸」で放送され、大きな反響を呼んだ。
アジア、南米、ヨーロッパをはじめとする20か国以上でワールドツアーを行い、豊富な演奏経験を持つ。ステージでは、純粋なフラメンコ曲からジャンルを超えたカバー、そして自身の心象風景を映し出すオリジナル曲まで、幅広いレパートリーを披露し、聴衆を魅了し続けている。また、その柔軟な感性と高度な演奏技術を生かしたコラボレーションにも定評があり、クラシック、ジャズ、ポップス、ロック、演歌、邦楽のみならず、バレエ、フィギュアスケート、能、演劇、朗読など、多岐にわたるジャンルのトップアーティストとの共演を重ねている。近年は演奏活動にとどまらず、作曲家として映画やCMなどの映像作品の音楽制作や、EX I L Eなどアーティストへの楽曲提供、アレンジ、プロデュースを手がけるほか、執筆活動やワークショップ、教材制作を通じた教育活動にも力を注ぐ。ヤマハ株式会社、Aranjuez社、ギター製作家・黒澤哲郎氏と共に、沖仁監修モデルのフラメンコギターをリリース。フラメンコギターの新たな価値創造と、唯一無二の価値創造に全力を注ぐ。日本フラメンコ協会理事。
鈴木大介(ギター) Daisuke Suzuki, guitar
‘95年留学先のザルツブルグで自主制作した録音を作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評され、作曲者の依頼によって翌年に録音、ベストセラーとなった『武満徹ギター作品集成』(‘97)によって高い評価を得る。以後、室内楽とコンチェルトを含む膨大なレパートリーでの、明晰な解釈力と洗練された技術によって常に注目を集める。 これまで池辺晋一郎、西村朗、猿谷紀郎、伊左治直、金子仁美、酒井健治(敬称略)らを始めとする現代日本の作曲家による作品の初演を数多く行った他、武満徹による遺作「森のなかで」「ギターのための小品〜シルヴァーノ・ブソッティの60歳の誕生日に」「ヴァイオリン、ギターとオーケストラのためのスペクトラル・カンティクル」を世界初録音。板倉康明 指揮 東京シンフォニエッタと初演した西村朗作曲ギター協奏曲「天女散花」のライヴは、2013年度のレコード・アカデミー賞現代音楽部門を受賞。
映画音楽を中心とする多くの名曲のアレンジは録音やコンサート共に好評で、様々なギタリストに提供・演奏されている。楽譜は現代ギター社から『12のエチュード』、『キネマ楽園 ギター名曲集』『Daisuke Suzuki The Best Collection for Guitar solo (1&2)』を、2021年2月20日には、武満徹没後25周年を記念して、『武満徹 映画とテレビ・ドラマのための音楽 ギター編曲作品集』をショット・ミュージックより出版。
斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、『カタロニア讃歌~鳥の歌/禁じられた遊び~』は2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。2022年より8弦ギターによる新たな音響の世界を追求、アルバム『浪漫の薫り』では多弦ギターのために書かれたロマン派作品を録音した。
最新作は2026年に没後30年となる武満徹の‘歌心’に光をあてた『海へ』。
マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝。第10回出光音楽賞、平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
菅沼聖隆(ギター) Masataka Sugunuma, guitar
1996 年 1月28日東京生まれ。
2歳半ば頃、ギターに興味を持ち出す。5 歳より村治 昇氏が主宰する早期才能ギター教室にて村治 昇氏に師事し、クラシックギターに出会う。その後も教室の講師として勤めている坪川真理子氏、金庸太氏両氏にも師事。また中学三年生頃、作曲和声学、ソルフェージュを三上徹氏に師事した影響もあり、現在は作曲もしている。2014 年10月、フランシスコ・ベルニエール氏に師事するため、スペインのセビーリャ高等音楽院へ留学する。2019 年 2月20日、自身で作曲したギターと弦楽四重奏のためのソナチネ第1番を、スペインのセビーリャで初演。同曲3楽章あるうちの第1楽章は、2024年11月10日、スペイン・バルセロナで開催された第21回ミゲル・リョベート国際ギターコンクールの本選課題曲に選定され、当時の本選通過者全員に演奏された。
2012 年~2022年現在、日本国内外の多数のコンクールにおいて受賞・入賞を果たす。パヴロ・マルケス、ウィリアム・カネンガイザ ーなどの海外のギタリストのマスタークラスにも積極的に受け、2011 年の庄内国際ギターフェスティバルでは最優秀生を受賞。 2015 年 11月、スペインのグラナダにあるアルムニェーカルにて行われた第31 回アンドレス・セゴビア国際ギターコンクールにおいて3位を受賞し、日本人としてはギタリストの大場悟氏以来 23 年ぶりの入賞を果たす。2017年10月、第8回セビーリャ国際ギターコンクールにて優勝をする。そして、2019年5月に留学先のセビーリャ高等 音楽院の最終難関試験にて、審査員満場一致で合格し、かつ、ギター最優秀生に送られる「Matrícula de honor」を受賞。2021年7月発売の「A La Española」は2022年3月号に、そして2022年9月発売の「Feria」は2022年11月号に、レコード芸術誌特選盤にそれぞれ選ばれる。2022年10月21日に、Hakujuホールにて、デビューソロリサイタルを行う。
さらに、クラシック以外にも積極的な活動を始め、南米フォルクローレ、ラテン、そしてフラメンコギターなど、多くのレパートリーを弾きこなす小林智詠氏と共に「Masa&Chiei」として 2012 年 07月27日にラテン音楽系ファーストアルバム「El baile de la Juventud (若者の舞踏~)」をリリース。2019 年03月下旬にボリビアへ足を運び、同月30日に世界的なチャランゴ奏者「Willy Ríos」と"Dúo Fusión Masawi"として共演を実現。同年 04月04日には、スクレで の文化的行動の功績が認められ、「伝統文化促進証明」を授与される。その後も、クラシックギターとフラメンコギターを同一のコンサートで演奏、フラメンコの舞踊家の集う「タブラオ」への積極的な出演もする。2024年4月6日、7日は、声優の野村道子氏が主催する声優舞台「Voyvoyvoy ~新たなる光をまとって~」にて演奏と楽曲提供、10月7日と29日には、城田優氏が主役を務める「城田優デビュー25周年記念オーケストラコンサート」にてゲスト演奏を果たす。
主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所
協賛:
後援: 公益社団法人日本ギター連盟
協力: 株式会社現代ギター社/株式会社S.I.E.