カルテット・アマービレ BRAHMS Plus 〈 Ⅶ 〉
新世代を牽引する弦楽四重奏団の意欲シリーズ 第7弾
今井信子をゲストに迎えての共演が実現!
昨今の室内楽シーンでは欠かせない存在となっているカルテット・アマービレが、ブラームスを主軸に2020年にスタートさせたシリーズの7回目。今回はクラリネット奏者で指揮者としても活躍する現代音楽の作曲家、イェルク・ヴィトマンの「弦楽四重奏曲 第4番」を演奏いたします。26年1月にベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールで演奏し好評を博しました。次いで、ヴィオラ界のレジェンド今井信子を迎えて、技術的な完成度と情感の豊かさが融合した傑作、モーツァルト「弦楽五重奏曲 第3番」と、当初第5交響曲を想定していたものの頓挫して代わりに書かれたという、ブラームス「弦楽五重奏曲 第2番」を取り上げます。ブラームスとしては新しく斬新な響きと円熟した技法による聴きごたえのあるこの作品を、ゲストの今井が加わった5人で生み出す懐の深い響きをじっくりとお楽しみ下さい。
出演
今井信子(ヴィオラ)
<カルテット・アマービレ>
篠原悠那、北田千尋(以上、ヴァイオリン)
中恵菜(ヴィオラ) 笹沼樹(チェロ)
プログラム
イェルク・ヴィトマン:弦楽四重奏曲 第4番
J.Widmann : String Quartet No. 4
W.A.モーツァルト:弦楽五重奏曲 第3番 ハ長調 K.515
W.A.Mozart : String Quintet No. 3 in C major K.515
J.ブラームス:弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 op.111
J.Brahms : String Quintet No. 2 in G major op.111
プロフィール
今井信子(ヴィオラ) Nobuko Imai, viola
東京生まれ。桐朋学園大学卒業、イェール大学大学院、ジュリアード音楽院を経て、1967年 ミュンヘン、1968年ジュネーヴ両国際コンクールで最高位入賞。 1970年西ドイツ音楽功労賞を受賞。1990年ベルリン・フィル定期演奏会、同年小澤征爾サイトウ・キネン・オーケストラのソリストとしてザルツブルク音楽祭に出演するなど、世界の桧舞台で活躍を続けている。
コリン・デイヴィス指揮ロンドン響とマイケル・ティペットのトリプル・コンチェルト、フランス革命200年祭で、ケント・ナガノ指揮パリ管と武満徹のヴィオラ協奏曲<ア・ストリング・アラウンド・オータム>など世界初演も多い。室内楽ではフェルメール、ミケランジェロ両弦楽四重奏団のメンバーをつとめたほか、これまでにマルタ・アルゲリッチ、アンドラーシュ・シフ、ダニエル・バレンボイム、ギドン・クレーメル、ミッシャ・マイスキー、ヨーヨー・マ、五嶋みどりらと共演。マールボロ、プラード・カザルス、ヴェルビエ等世界各地の音楽祭にも頻繁に招かれている。
日本では、1987年よりカザルスホールの音楽アドヴァイザーを務めたほか、1992年にカザルスホールでスタートし、現在は紀尾井ホールで開催されている<ヴィオラスペース>や、<カザルスホール・アンサンブル>などの企画・演奏に携わる。1995年から96年にかけて東京、ロンドン、ニューヨークの3都市にわたって開催された「インターナショナル・ヒンデミット・ヴィオラ・フェスティバル」では音楽監督をつとめ世界の注目を集めた。2000年には日蘭交流400周年を迎えたオランダと日本において数々のプロジェクトをプロデュース、2007年から2009年までは武生国際音楽祭、そして2011年より2021年まではあいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールの音楽アドヴァイザーをつとめた。このほか2009年よりスタートした日本初のヴィオラ単独の国際コンクール、東京国際ヴィオラコンクールでアドヴァイザーおよび審査委員長を努めるなど、常にヴィオラ界をリードする存在として、めざましい活躍を続けている。
これまでにフィリップス、BIS、ドイツ・グラモフォン等から40以上のCDをリリース。著書に「憧れ ヴィオラとともに」(春秋社)がある。
1993年エイボン女性芸術賞ならびに文化庁芸術選奨文部大臣賞、1994年京都音楽賞、1995年モービル音楽賞、1996年には毎日芸術賞とサントリー音楽賞を受賞。2003年に紫綬褒章を、2013年に旭日小綬章を受章。日本芸術院会員。
教育活動にも熱心に取り組み、デトモルト音楽大学、ジュネーヴ高等音楽院、ソフィア王妃高等音楽院、クロンベルク・アカデミー、アムステルダム音楽院等の教授を歴任、日本では小樽市や丹波篠山市でヴィオラに特化したマスタークラスを開催するなど、今井の薫陶を受けたヴィオリスト達が現在世界各地で活躍している。
カルテット・アマービレ(弦楽四重奏) Quartet Amabile, Strings Quartet
2016年9月難関で知られる第65回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位に入賞、あわせて特別賞(コンクール委嘱作品の最優秀解釈賞)を受賞。2019年11月には、ニューヨークで行われたヤングコンサートアーティスト国際オーディションで第1位を獲得。磯村和英、山崎伸子に師事。2021年ホテルオークラ音楽賞受賞。2020年よりハクジュホール”BRAHMS Plus”シリーズ、2021年より王子ホール”ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会”シリーズに取り組んでいる。マルタ・アルゲリッチ、クシシュトフ・ヤブウォンスキ、ダン・タイ・ソン、ポール・メイエ、イェルク・ヴィトマン、キリル・ゲルシュタインらと共演。
篠原悠那(ヴァイオリン) Yuna Shinohara, violin
第80回日本音楽コンクール第2位、並びに岩谷賞(聴衆賞)、第17回岩城宏之音楽賞受賞。フジテレビ系アニメ「四月は君の嘘」ヒロイン役モデルアーティスト。EPIC SONYよりCD 「Estreno」をリリース。桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース修了、スイス・国際メニューイン音楽アカデミー修了、桐朋学園大学大学院修士課程修了。山下金彌、辰巳明子、マキシム・ヴェンゲーロフ、篠崎史紀の各氏に師事。室内楽を藤井一興、徳永二男、磯村和英等の各氏に師事。日本センチュリー交響楽団客員コンサートマスター。使用楽器は1832年製G.F.プレッセンダex Carl Plesch(宗次コレク ション)。
北田千尋(ヴァイオリン) Chihiro Kitada, violin
第7回仙台国際音楽コンクール第4位。第1回ブラチスラヴァ舞台芸術アカデミー国際音楽コンクール第2位。第65回全日本学生音楽コンクール全国大会第1位。いしかわミュージックアカデミーIMA奨励賞、ミュージックアカデミーinみやざき優秀賞、霧島国際音楽祭賞受賞。東京・春・音楽祭、宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭、その他多数出演。ソリストとして日本フィル、仙台フィル、広響、スロヴァキア放送響など国内外のオーケストラと共演。川本義幸、小室瑛子、村上直子、篠﨑功子、堀米ゆず子の各氏に師事。桐朋学園大学音楽部、同大学院修士課程卒業後、ブリュッセル王立音楽院にて研鑽を積む。広島交響楽団コンサートマスター。
中恵菜(ヴィオラ) Meguna Naka, viola
桐朋女子高等学校音楽科を経て同大学卒業。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン マスター課程修了。Quartet Amabileのヴィオラ奏者として、第65回ARD ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門 第3位に入賞、2019年YCA国際オーディション優勝、その他多数優勝。第22回ホテルオークラ音楽賞受賞。今井信子、マルタ・アルゲリッチ、ダン・タイソンの各氏と共演。テレビ朝日「題名のない音楽会」NHK-FM「リサイタル・パッシオ」などに出演。B→C、ヴィオラスペース、東京・春・音楽祭、宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭、北九州国際音楽祭、その他多数出演。 CHANEL Pygmalion Days室内楽アーティスト。Music Dialogueアーティスト。元新日本フィルハーモニー交響楽団ヴィオラ首席奏者。使用楽器は(株)日本ヴァイオリンより名器特別貸与助成を受けている。
笹沼樹(チェロ) Tatsuki Sasanuma, violoncello
ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール、東京音楽コンクール、日本音楽コンクールなどで優勝、入賞。学習院大学ドイツ語圏文化学科卒業、桐朋学園大学院修士課程修了。堤剛、アンリ・ドゥマルケットの各氏に師事。ソリストとして新日本フィル、東響、プラハ国民劇場オーケストラ、都響、スロヴァキア・フィル他と共演する他、国内外の音楽祭で著名な演奏家との室内楽演奏も盛んに行う。パリエコールノルマル音楽院エリート課程を経て、現在ベルギーエリザベート王妃音楽大学にてアーティストインレジデンス在席中。2022年第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。東京交響楽団客演首席奏者。使用楽器は1771年製C.F.ランドルフィ(宗次コレクション)。
主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所