第191回 リクライニング・コンサート

鈴木舞(ヴァイオリン)&杉田恵理(ヴィオラ)&伊東裕(チェロ)

2026年12月10日(木)
15:00Start(14:30Open)
19:30Start(19:00Open)
※約1時間/休憩なし
各回全席指定リクライニング席 2,750円(税込)
鈴木舞(ヴァイオリン)&杉田恵理(ヴィオラ)&伊東裕(チェロ)
鈴木舞 ©Yukiko Shibuya 杉田恵理 ©Clara Evens 伊東裕 ©masatoshi yamashiro

欧州と日本を拠点に、ソリスト、室内楽奏者、そしてオーケストラの要として、第一線で活躍を続ける鈴木舞、杉田恵理、伊東裕。当代随一の実力と個性を兼ね備えた三人が、一年の締めくくりに相応しい、至高の弦楽三重奏を披露します。この編成は、三つの楽器が対等に響き合い、奏者一人ひとりの音楽性が最も濃密に、そして純粋に試される究極のアンサンブルと言えるでしょう。プログラムは、コダーイやエネスク、フランセといった20世紀の名作が持つ斬新な響きから、古典的美しさが際立つベートーヴェンの初期の傑作まで、弦楽器の多面的な魅力を堪能できる構成です。それぞれが超一流の腕前を持つ三人が、緊密に呼吸を合わせ紡ぎ出す音楽は、力強くも温かな輝きに満ちています。Hakuju Hallの美しい音響空間の中で、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの三つの弦が織りなす、緻密で色彩豊かな音楽の重なり。一年の疲れを癒やす厳冬の季節、リクライニング・シートでゆったりと、弦楽アンサンブルの醍醐味に触れる至福の1時間をご堪能ください。

出演

鈴木舞(ヴァイオリン) 
杉田恵理(ヴィオラ) 
伊東裕(チェロ)

プログラム

Z.コダーイ:弦楽三重奏のための間奏曲
Z.Kodály : Intermezzo for String Trio

G.エネスク:オーバード(朝の歌)
G.Enescu : Aubade

J.フランセ:弦楽三重奏曲
J.Françaix : String Trio

 Ⅰ.Allegretto - Vivo
 Ⅱ.Scherzo – Vivo
 Ⅲ.Andante
 Ⅳ.Rondo: Vivo

L.v.ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 第2番ト長調 op.9-1
L.v.Beethoven : String Trio No.4 in G Major op.9-1

 Ⅰ.Adagio - Allegro con brio
 Ⅱ. Adagio ma non tanto e cantabile
 Ⅲ. Scherzo: Allegro
 Ⅳ. Presto

プロフィール

鈴木舞(ヴァイオリン) Mai Suzuki, violin

神奈川県出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高校、同大学を卒業。ローザンヌ、ザルツブルグ、ミュンヘンで研鑽を積み、ディプロマ、ドイツ国家演奏家資格を取得。 
使用楽器は、株式会社atsumariを通じて貸与されている1682年製ニコロ・アマティ “Grand Amati”。ストラディヴァリウスを含む「三大銘器」のひとつに数えられる歴史的名器である。 
在学中より国内外でリサイタルやコンサートに出演し、ソリストとして欧州、中央・東アジア、南米など世界各地でリサイタルやオーケストラに招かれツアーを行い、サントリーホール(東京)、ヘラクレスホール(ミュンヘン)、サンタ・ウルスラ・オーディトリアム(リマ)など、世界各地の名だたるコンサートホールで演奏している。 
2005年大阪国際音楽コンクールグランプリ、2006年、高校二年生で日本音楽コンクール第2位、翌2007年チャイコフスキー国際コンクール(ロシア)最年少セミファイナリスト、2011年アンリ・マルトー国際コンクール(ドイツ)ファイナリスト、2013年ヴァーツラフ・フムル国際ヴァイオリンコンクール(クロアチア)優勝、オーケストラ賞。オルフェウス室内楽コンクール(スイス)優勝。2016年スピヴァコフ国際ヴァイオリンコンクール(ロシア)第2位。2018年コープ ミュージックアワード室内楽コンクール(イタリア)第2位など、数々の国際コンクールで受賞を重ねている。 
これまでにニコラス・ミルトン、ヨルマ・パヌラ、イヴァン・レプシッチ、フィリップ・ベラン、小林研一郎、円光寺雅彦、飯森範親、金聖響らの指揮で、読売日響、東響、日本フィル、東京シティフィル、山形響、日本センチュリー響、名古屋フィル、広島交響楽団、神奈川フィル、スイス・ローザンヌ室内管、フィンランド・クオピオ響、チェコ・モラヴィアフィル、ドイツ・ホーフ響、クロアチア放送響、ザグレブ・ゾリステン等と共演。 
リサイタルや室内楽においても活動の幅は広く、ピアニストの實川風や川口成彦とのリサイタルシリーズをはじめ、Kian Soltani、阪田知樹、萩原麻未各氏とも共演。また、邦楽や日本の伝統文化とのコラボレーションにも積極的に取り組み、日本舞踊の五耀會、尾上流・尾上菊保氏との共演のほか、胡弓奏者・高橋翠秋、箏奏者・米川敏子各氏とのアンサンブルも高い評価を得ている。 
宮内庁主催 皇居桃華楽堂での御前演奏会に出演、シャネル・ピグマリオン・デイズ・アーティストに選出。在ドイツ日本国総領事館、在チリ日本国大使館、在日スイス大使館、在日イスラエル大使館など大使館・公的機関主催の公式行事や文化交流イベントに出演し、愛知万博や大阪・関西万博でもコンサートに出演するなど、国際親善の分野にも貢献している。 
近年は、日本演奏家コンクールや日本クラシック音楽コンクール等の、コンクールの審査員も務める。 録音は、東京交響楽団と収録した《ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲》第3楽章および《マスネ:タイスの瞑想曲》が日経ミュージックセレクションCD「モーニング・イン・クラシックス」に収録された。デビューCD「Mai Favorite」に続き、2025年にはピアニスト福原彰美とのデュオ「レ・ゼール」でアルバム『翼』をリリースしている。 
これまでに文化庁新進芸術家海外研修制度(2012–13年度)、ローム ミュージック ファンデーション奨学生(2015–16年度)、ドイツ・メニューイン財団「ライブ・ミュージック・ナウ」奨学生(2017–19年度)に選出。2025–26年度(一財)地域創造「公共ホール音楽活性化支援事業」登録アーティスト。 
メディア出演も幅広く、NHK「つながるテレビ@ヒューマン」、朝日放送「ABCフレッシュコンサート」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、インターネットラジオOTTAVA「Radio ぶらあぼ OTTAVA Aria from TENNOZ TMMT Studio」、全国FM放送協議会(JFN)系列「Memories & Discoveries」、テレビ東京「土曜名馬座」、そして朝日放送「芸能人格付けチェック」などにも出演している。 
これまでに山下美音理、渡辺亜美、若林暢、清水高師、ピエール・アモイヤル、インゴルフ・トゥルバン各師に師事。

鈴木舞
© Yukiko Shibuya

杉田恵理(ヴィオラ) Eri Sugita, viola

桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学、クロンベルク・アカデミー、ベルリン芸術大学、ハノーファー音楽大学卒業。クァルテット・ベルリン・トウキョウ創設メンバー、フィンランド放送交響楽団副首席奏者などを経て、ゲスト首席奏者としてベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ、大阪フィル、新日本フィル、日本フィル、京都市響、メクレンブルク・シュターツカペレ等に客演。またドイツカンマーフィル、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン・ドイツ・オペラにも出演。2012年ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門特別賞を皮切りに、オーランド国際弦楽四重奏コンクール優勝、シューベルトと現代音楽国際コンクール第3位、ニールセン国際室内楽コンクール第2位、エクサン・プロヴァンス音楽祭HSBC賞、京都青山音楽賞バロックザール賞、ヨアヒム国際室内楽コンクール第3位、ボルドー国際弦楽四重奏コンクール特別賞、バンフ国際弦楽四重奏コンクール特別賞など多数受賞。倉敷、武生、エクサン・プロヴァンス、オスロ室内楽、ハイデルベルクの春、フランクフルト・ホルツハウゼン城、ゴスラー、ラインヘッセンなど国内外の音楽祭に招かれ、ベルリン・フィルやアムステルダム・コンセルトヘボウ、在ベルリン日本大使館主催コンサートなどにも出演。ソリストとして大阪フィル、フランクフルト・シンフォニエッタ、フィルハーモニー・バーデンバーデン、東京シティ・フィル等と共演。ベルリン・ヒンデミット財団、NPO法人イエローエンジェル、文化庁新進芸術家海外研修制度、野村財団、松尾学術振興財団、ロームミュージックファンデーションより助成を受ける。ヴァイオリンを西和田ゆう、原田幸一郎、ヴィオラを岡田伸夫、今井信子、ハルトムート・ローデ、アミハイ・グロス、弦楽四重奏をオリヴァー・ヴィレの各氏に師事。令和3年度坂井時忠音楽賞受賞。現在ソロ、室内楽、オーケストラ奏者として、ドイツと日本を拠点に活動している。使用楽器はサントリー芸術財団貸与のパオロ・アントニオ・テストーレ(1728年製)。

杉田恵理
 © Clara Evens

伊東裕(チェロ) Yu Ito, violoncello

奈良県生駒市出身。第77回日本音楽コンクールチェロ部門第1位受賞、徳永賞受賞。カルテット・アルパとして、バンフ国際弦楽四重奏コンクール2016にて、Career Development Awardsを受賞。葵トリオとして、第67回ARDミュンヘン国際音楽コンクールピアノ三重奏部門第1位受賞。2018年度青山音楽賞(バロックザール賞)、第29回新日鉄住金音楽賞(フレッシュアーティスト賞)、第22回ホテルオークラ賞受賞。 
札幌交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、神戸市室内合奏団他オーケストラと協演。武生国際音楽祭、北九州国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、東京・春・音楽祭、木曽音楽祭、サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン等に参加。トッパンホールランチタイムコンサート、紀尾井ホール「明日への扉」、NHK-FMリサイタル・ノヴァ、クラシック倶楽部などに出演。斎藤建寛、向山佳絵子、山崎伸子、中木健二、E・ブロンツィ、D・モメルツ各氏に師事。東京藝術大学音楽学部を首席で卒業し、同大学院音楽研究科修士課程を修了。福島賞、安宅賞、アカンサス音楽賞受賞。ザルツブルク・モーツァルテウム大学、ミュンヘン音楽・演劇大学にて研鑽を積む。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。葵トリオ、ステラ・トリオ、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団、紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。2022年8月より東京都交響楽団首席チェロ奏者。

伊東裕
 © masatoshi yamashiro

主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所