原支配人による公演レビュー
2019年05月17日 (金)
【原支配人による公演レビュー】5/15(水)Hakujuサロン・コンサート vol.2 「熊本マリ スペインの熱い夜」
熊本さんと最初に出演のお話と打ち合わせした段階では、以前にハクジュホールで演奏された時のご経験からバッハの「ゴルトベルク変奏曲」という曲目案がありました。その後ハクジュホールの新シリーズ、ハクジュサロンコンサートシリーズのコンセプト説明とこの新しいシリーズへの出演オファーをさせて頂いたところ、全く違う、熊本さんがかつて住まわれていた、スペインにまつわる曲集を集めて頂きました。アーティストのご自宅に招待したらどんなコンサートやります?という問いかけに考えて応えて頂いた形になります。
熊本さんのフェイスブックで公表されていますが、2月9日のコンサート中に体調を崩されて、暫くの療養生活を経られての復帰第1回コンサートになり、体調、コンディション面の気遣いも必要で、私は当日は客席ではなく、舞台裏のモニターとスピーカーでのコンサート見学になりました。コンサート中も空調の具合を出入り毎に確認しながらという形になりました。
コンサートの内容はマジョルカ島にまつわる演奏のセッションでショパンのプレリュード「雨だれ」がありましたが、殆どは演奏機会少ない作曲家含めてスペイン人作曲家のものでした。
トークは多めにとって下さいましたが、曲目解説を入れながらも、熊本さんのスペインでの人との出会いは思い出話も多く入れてくださいまして、まさに熊本さんの邸宅でお話を聴いているような感覚を持てました。
マイナーな曲が多いと前述しましたが、スペインの民謡由来の曲目も多く、ロドリーゴ「アランフェス協奏曲」2楽章のピアノアレンジが入ったりもしたので、懐かしいメロディー、スペインの熱い夜に相応しいメロディーの連続で2時間のコンサートはあっという間に終わったという感じでした。
復帰第1回目という事でしたが、体力不安なくどんどんパワーが漲られてて来て、アンコールも2曲。2曲目はスカルラッティを演奏。コンサート終了後、ここのホールはバロックに特性があるので弾いた。と仰って、また当ホールの環境で次回はバッハ、バロックを演奏したいと仰って頂きました。
第2回サロンコンサート、サロンコンサートの主旨を汲み取って頂き、素晴らしいコンサートになりました。熊本さん、どうもありがとうございました。
【出演】
熊本マリ(pf)
【プログラム】
M.アルベニス:ソナタ
I.アルベニス:組曲「スペイン」 op.165 より 第5曲“カタルーニャ奇想曲”
I.アルベニス:組曲「イベリア 第1集 より 第3曲“港”
ショパン:「24の前奏曲 op.28 より 第15曲 変ニ長調“雨だれ”
I.アルベニス:マジョルカ島(舟歌) op.202
モンポウ:「ショパンの主題による変奏曲」より
ビゼー:「カルメン組曲」より “ハバネラ”
I.アルベニス:「スペイン組曲」 op.47 より 第3曲“セビーリャ”
ロドリーゴ:「アランフェス協奏曲」より 第2楽章 アダージョ
トゥリーナ:「ジプシー舞曲集 第1集」 op.55 より 第5曲“サクロ・モンテ”
グラナドス:「スペイン舞曲集」 op.37より
第1曲“メヌエット”第2曲“オリエンタル”第5曲“アンダルーサ”
モンポウ:「内なる印象」より
モンポウ:「風景」より
第1曲“泉と鐘”第2曲“湖”
ニン=クルメル:「48のトナダス」より
ラレルガ:ヴィヴァ・ナヴァラ
<アンコール曲>
エルネスト・ハルフテル:ハバネラ
スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.492
★Hakuju Hall 次回主催公演のご案内
若手トップ奏者として高い評価を得ている田中拓也と本堂誠が、クラシックの名曲から映画音楽、ジャズまで圧巻の演奏をお贈りします。
第145回 スーパー・リクライニング・コンサート
「田中拓也&本堂誠 サクソフォン・デュオ リサイタル」
2019年5月29日(水)
①15:00開演(14:30開場)
②19:30開演(19:00開場) ※約1時間/休憩なし
各回全席指定リクライニング席:2,000円(税込)
熊本さんと最初に出演のお話と打ち合わせした段階では、以前にハクジュホールで演奏された時のご経験からバッハの「ゴルトベルク変奏曲」という曲目案がありました。その後ハクジュホールの新シリーズ、ハクジュサロンコンサートシリーズのコンセプト説明とこの新しいシリーズへの出演オファーをさせて頂いたところ、全く違う、熊本さんがかつて住まわれていた、スペインにまつわる曲集を集めて頂きました。アーティストのご自宅に招待したらどんなコンサートやります?という問いかけに考えて応えて頂いた形になります。
熊本さんのフェイスブックで公表されていますが、2月9日のコンサート中に体調を崩されて、暫くの療養生活を経られての復帰第1回コンサートになり、体調、コンディション面の気遣いも必要で、私は当日は客席ではなく、舞台裏のモニターとスピーカーでのコンサート見学になりました。コンサート中も空調の具合を出入り毎に確認しながらという形になりました。
コンサートの内容はマジョルカ島にまつわる演奏のセッションでショパンのプレリュード「雨だれ」がありましたが、殆どは演奏機会少ない作曲家含めてスペイン人作曲家のものでした。
トークは多めにとって下さいましたが、曲目解説を入れながらも、熊本さんのスペインでの人との出会いは思い出話も多く入れてくださいまして、まさに熊本さんの邸宅でお話を聴いているような感覚を持てました。
マイナーな曲が多いと前述しましたが、スペインの民謡由来の曲目も多く、ロドリーゴ「アランフェス協奏曲」2楽章のピアノアレンジが入ったりもしたので、懐かしいメロディー、スペインの熱い夜に相応しいメロディーの連続で2時間のコンサートはあっという間に終わったという感じでした。
復帰第1回目という事でしたが、体力不安なくどんどんパワーが漲られてて来て、アンコールも2曲。2曲目はスカルラッティを演奏。コンサート終了後、ここのホールはバロックに特性があるので弾いた。と仰って、また当ホールの環境で次回はバッハ、バロックを演奏したいと仰って頂きました。
第2回サロンコンサート、サロンコンサートの主旨を汲み取って頂き、素晴らしいコンサートになりました。熊本さん、どうもありがとうございました。
【出演】
熊本マリ(pf)
【プログラム】
M.アルベニス:ソナタ
I.アルベニス:組曲「スペイン」 op.165 より 第5曲“カタルーニャ奇想曲”
I.アルベニス:組曲「イベリア 第1集 より 第3曲“港”
ショパン:「24の前奏曲 op.28 より 第15曲 変ニ長調“雨だれ”
I.アルベニス:マジョルカ島(舟歌) op.202
モンポウ:「ショパンの主題による変奏曲」より
ビゼー:「カルメン組曲」より “ハバネラ”
I.アルベニス:「スペイン組曲」 op.47 より 第3曲“セビーリャ”
ロドリーゴ:「アランフェス協奏曲」より 第2楽章 アダージョ
トゥリーナ:「ジプシー舞曲集 第1集」 op.55 より 第5曲“サクロ・モンテ”
グラナドス:「スペイン舞曲集」 op.37より
第1曲“メヌエット”第2曲“オリエンタル”第5曲“アンダルーサ”
モンポウ:「内なる印象」より
モンポウ:「風景」より
第1曲“泉と鐘”第2曲“湖”
ニン=クルメル:「48のトナダス」より
ラレルガ:ヴィヴァ・ナヴァラ
<アンコール曲>
エルネスト・ハルフテル:ハバネラ
スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.492
★Hakuju Hall 次回主催公演のご案内
若手トップ奏者として高い評価を得ている田中拓也と本堂誠が、クラシックの名曲から映画音楽、ジャズまで圧巻の演奏をお贈りします。
第145回 スーパー・リクライニング・コンサート
「田中拓也&本堂誠 サクソフォン・デュオ リサイタル」
2019年5月29日(水)
①15:00開演(14:30開場)
②19:30開演(19:00開場) ※約1時間/休憩なし
各回全席指定リクライニング席:2,000円(税込)