原支配人による公演レビュー

2019年03月29日 (金)
【原支配人による公演レビュー】3/27(水)「第143回 スーパー・リクライニング・コンサート 鵜木絵里 ソプラノ・リサイタル」
3月27日、ソプラノ鵜木絵里さんによる、スーパーリクライニングコンサートが15時、19時半の2公演が、松本康子さんのピアノ伴奏で行われました。昼の部は、ヘルストロンのハクジュプラザ来店客、宇都宮さくら店のお客様もバスに乗ってはるばる栃木からご来場も頂いた日になりました。
コンサートはリクライニングシリーズというコンサートの特性を鵜木さんがよく考えて下さって、後半はモーツァルト、プッチーニのオペラ抜粋でしたが、前半は鵜木さんが心に残っている日本の歌、日本歌曲の抜粋が本当に素晴らしかったです。いきなり蘇州夜曲、からたちの花でスタート。クラシック領域ではありませんが、蘇州夜曲の哀愁のメロディーにいきなりお客様は恐らく魅了、引き込まれたと思います。
全てが素晴らしく、大量の曲数に、お話も沢山頂いた中で、コンパクトに1時間強で収めて頂く、鵜木さんの魅力を振りまいて頂いたあっという間の時間でした。
日本の歌の中で、日本を代表するバリトン、宮本益光さん作曲の曲を入れられていて、宮本さんもお客様でお見えになり、大変喜ばれていたのも印象的なコンサートとなりました。

【出演】
鵜木絵里(ソプラノ)
松本康子(ピアノ)

【プログラム】
●服部良一:蘇州夜曲
●山田耕筰:からたちの花
●中田喜直:ゆく春
●宮本益光:朝ゆえに
●橋本國彦:お六娘
●平井康三郎:うぬぼれ鏡
●モーツァルト:「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」の主題による12の変奏曲 K.265(300e)(きらきら星変奏曲)
 <ピアノ・ソロ>
●モーツァルト:モテット「踊れ喜べ汝幸いなる魂」K.165より“アレルヤ”
●モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より“殿方に兵隊たちに”
●プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」より“私のお父様”
●プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より“私が街を歩けば”(ムゼッタのワルツ)
<アンコール曲>
●ガーシュイン:魅惑のリズム

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望月哲也 シューベルト三大歌曲シリーズ 最終回 vol.3 <白鳥の歌>
2019年4月6日(土) 17:00開演
全席指定:5,000円(税込)