原支配人による公演レビュー

2019年12月12日 (木)
【原支配人による公演レビュー】
12/3(火)第20回 二期会ディーヴァ,ディーヴォ(14時開演)

二期会オペラ研修生の優秀生の入賞者コンサートである「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」コンサートも第20回を迎えました。20回を迎えた今、過去の当コンサート出演者もオペラ界で頭角を現し始めています。
第18回までは「モーニングディーヴァ,ディーヴォ」という形で朝11時からの1時間コンサートでしたが、先月の11月から、14時からの90分コンサートに洗い替えとなっております。
今回のゲストはソプラノ塚本正美さん、ソプラノ西村知花子さん、ソプラノ山﨑わかなさん、伴奏に相田久美子さんをお迎えしてのコンサートとなりました。
回によってはリートが多く入っていたり色々な思いが選曲に繋がるのですが、今回はオペラアリア中心にがっつりとした内容を、出演の歌手たちが相互に紹介しながら軽快なトークも入り、それが場の雰囲気をとても和やかにしていました。
アーティストそれぞれへの応援団のお客様も見受けて、ブラボー声多数、客席からステージへの愛情を多々感じる暖かみのあるコンサートになりました。

【第20回 二期会ディーヴァ,ディーヴォ】
2019.12.3 (火) 14:00 開演
[出演]
塚本正美(ソプラノ)西村知花子(ソプラノ)山﨑わかな(ソプラノ)相田久美子(ピアノ)

[プログラム]
ロッシーニ:フィレンツェの花売り娘(山﨑)
ドニゼッティ:ジプシーの女(塚本)
ドニゼッティ:溜め息(西村)
ドニゼッティ:酔っ払い (山﨑、塚本)
チレア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」より “私は神の卑しい下僕です”(西村)
ドニゼッティ:歌劇「シャモニーのリンダ」より “この心の光”(山﨑)
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より “氷のような姫君の心も”(塚本)
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より “あなたの愛の呼ぶ声に” (西村)
プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」より “わたしのお父さん” (塚本)
團伊玖磨:歌劇「夕鶴」より “あたしの大事な与ひょう” (西村)
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」より “慕わしい人の名は” (山﨑)
ドニゼッティ:歌劇「アンナ・ボレーナ」より “あなたたちは泣いているの?~私の生まれたあのお城”(塚本)
R.シュトラウス:「アラベラ」より “もしぴったりな人が現れたら”(山﨑、西村)
<アンコール>
アルディーティ:くちづけ