東京六人組からの誘 い
サロン・コンサートのトップバッターを飾るのは、日本を代表するオーケストラで首席奏者やソリストとして活躍する同世代のメンバーで結成された注目のアンサンブル・東京六人組。
ソリストとして国際的に活躍を重ねているフルートの上野由恵、東京交響楽団首席オーボエ奏者・荒絵理子、読売日本交響楽団首席クラリネット奏者・金子平、東京交響楽団首席ファゴット奏者・福士マリ子、NHK交響楽団首席ホルン奏者・福川伸陽、流麗なピアニズムでソロ・室内楽で活躍する三浦友理枝。
屈指の奏者達による、六重奏のオリジナル曲とオーケストラ作品の数々。色彩豊かなサウンドで表現する魅惑の室内楽の世界をお楽しみください
出演
東京六人組
上野由恵(フルート)
荒絵理子(オーボエ)
金子平(クラリネット)
福士マリ子(ファゴット)
福川伸陽(ホルン)
三浦友理枝(ピアノ)
プログラム
- プーランク:六重奏曲
- デュカス(浦壁信二編):交響詩「魔法使いの弟子」
他
プロフィール
上野由恵(フルート) Yoshie Ueno, flute
東京藝術大学音楽学部附属音楽高校を経て、同大学をアカンサス音楽賞を得て首席卒業。同大学大学院修士課程修了。第76回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)、加藤賞、吉田賞、E.ナカミチ賞。第2回東京音楽コンクール第1位。第15回日本木管コンクール第1位、コスモス賞(聴衆賞)、兵庫県知事賞、朝日新聞社賞。ソリストとして、読売日響、都響、新日本フィル、東響、東京フィル、名古屋フィル、セントラル愛知響、京響、関西フィル、チェコ・フィル室内や、チェコ・フィル六重奏団等と共演。各地でのソロリサイタルの他、2008年首相官邸での日中首脳会議で演奏、05年と16年には宮内庁で御前演奏、ラジオやテレビ番組にも多数出演。これまでに7枚のCDをリリース。「レコード芸術」特選盤、朝日新聞特選盤等に選ばれる。現在、アメリカに拠点を置き、ワシントンや、ニューヨーク・カーネギーホール等で公演を重ねている。
荒絵理子(オーボエ) Eriko Ara, oboe
東京音楽大学卒業。2002年第19回日本管打楽器コンクール第4位。04年ヤマハ新人演奏会出演。同年第73回日本音楽コンクールにて審査員満場一致で第1位、併せて岩谷(聴衆)賞、E.ナカミチ賞。ソリストとして新日フィル、ニューフィル千葉、セントラル愛知、九響、東響、東京シティフィル等と共演。02~07年小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトⅢ~Ⅷに参加。05~06年N響アカデミー生。今までに水戸室内管弦楽団、サイトウキネンフェスティバル松本、ドイツバッハゾリステンなど全国数多くのオーケストラに参加している。これまでに似鳥健彦、和久井仁、小林裕、広田智之、宮本文昭の各氏に師事。09年4月より東京交響楽団首席オーボエ奏者。09年度第20回出光音楽賞受賞。10年度市川市民文化芸術賞奨励賞受賞。国立音楽大学非常勤講師。
金子平(クラリネット) Taira Kaneko, clarinet
1984年、埼玉県生まれ。東京藝術大学を経て、2005年から独リューベック国立音楽大学で学び、12年同大学院卒業。クラリネットを半田裕一、山本正治、村井祐児、ザビーネ・マイヤーの各氏に師事。01年第2回ヤング・クラリネッティストコンクール ヤング・アーティスト部門第1位。06年日本音楽コンクール第1位、併せてE.ナカミチ賞、岩谷賞(聴衆賞)。08年ヴィースバーデン・モーツァルト・コンクール第1位、同年ARDミュンヘン国際音楽コンクールで日本人初の第3位入賞。09年から12年までリューベック歌劇場管弦楽団(リューベック・フィル)でクラリネット奏者を務めた。バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、東京フィルなどと共演、木曽音楽祭に参加。現在、読売日本交響楽団首席クラリネット奏者、紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。
福士マリ子(ファゴット) Mariko Fukushi, fagott
東京藝術大学をアカンサス音楽賞を受賞し首席卒業。皇居内桃華楽堂において御前演奏を行う。第27回日本管打楽器コンクールファゴット部門第1位、併せて特別大賞を受賞。第23回出光音楽賞、第24回新日鉄住金音楽賞“フレッシュアーティスト賞”をファゴット奏者として初めて受賞。サイトウ・キネン・フェスティバル、別府アルゲリッチ音楽祭、東京オペラシティ主催「B→Cリサイタルシリーズ」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。ソリストとして東響、東京フィル等と共演。ソロや室内楽の分野においても幅広く活動している。これまでにファゴットを大畠條亮、岡本正之、水谷上総、岡崎耕治の各氏に師事。東京交響楽団首席ファゴット奏者。紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。洗足学園音楽大学非常勤講師。
福川伸陽(ホルン) Nobuaki Fukukawa, horn
第77回日本音楽コンクール ホルン部門第1位受賞。NHK交響楽団首席奏者として活躍する一方、ソリストとしても、パドヴァ・ヴェネト管弦楽団、京都市交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団他と共演。国内外の重要な音楽家の信頼も篤く、特にライナー・キュッヒル、ハインツ・ホリガーとの共演は記憶に新しい。活躍の場は国内に止まらず、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各国に招かれリサイタルや協奏曲を演奏。Biennale di Venezia、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、東京・春・音楽祭などのフェスティバルにも多数出演している。キングレコードよりソロCD「Rhapsody in Horn」「ラプソディ・イン・ホルン 弐」「Rhapsody in Horn III」をリリース。
三浦友理枝(ピアノ) Yurie Miura, piano
2005年英国王立音楽院大学課程を首席で卒業。07年同音楽院・修士課程を首席で修了。1995年「第3回ゲッティンゲン国際ショパンコンクール」第1位受賞を機にドイツなどでコンサート活動を開始。01年「第47回マリア・カナルス国際音楽コンクール」ピアノ部門第一位。06年「第15回リーズ国際ピアノコンクール」にて特別賞。これまでに、東フィル、読売日響、日フィル、東京シティ・フィル、群響、大フィル、大阪響、京響、名フィル、札響、広響、九響、仙台フィル、山響、PAC、シンフォニア・ヴァルソヴィア、カイロ響などと共演。エイベックス・クラシックスより5枚のソロアルバムをリリース。「ショパン:24のプレリュード」、「ミニアチュアーズ」は「レコード芸術」誌(音楽之友社)にて特選盤に選ばれている。第26回新日鉄住金音楽賞受賞。