Hakuju サロン・コンサート vol.2

熊本マリ スペインの熱い夜

全席指定5,000円(税込)
熊本マリ スペインの熱い夜
熊本マリ(C)Shimokoshi Haruki衣装提供:ヒロココシノ

2016年にデビュー30周年を迎え、長いキャリアと実力を誇るピアニスト・熊本マリ。マドリード音楽院、米ジュリアード音楽院、英国王立音楽院などで学び、国際的な演奏活動はもとより、日本国内ではテレビ出演や執筆活動もこなし、多彩な才能を発揮しています。 
今シリーズでは、「スペインの熱い夜」と題し、熊本マリが年少期を過ごしたスペインのサロンへ皆様をご案内いたします。スペインの雰囲気を伝える名曲から知られざる曲まで、情熱の一夜をお楽しみいただきます。

出演

熊本マリ(ピアノ)

プログラム

  • アルベニス:ソナタ
  • アルベニス:組曲「スペイン」op.165 より 第5曲 “カタルーニャ奇想曲”
  • アルベニス:組曲「イベリア 第1集」より 第3曲 “港”
  • ショパン:「24の前奏曲 op.28 より 第15曲 変ニ長調 “雨だれ”
  • アルベニス:マジョルカ島(舟歌) op.202
  • モンポウ:「ショパンの主題による変奏曲」より
  • ビゼー:「カルメン組曲」より “ハバネラ”
  • アルベニス:「スペイン組曲」op.47 より 第3曲 “セビーリャ”
  • ロドリーゴ:「アランフェス協奏曲」より 第2楽章 アダージョ
  • トゥリーナ:「ジプシー舞曲集 第1集」op.55 より 第5曲 “サクロ・モンテ”
  • グラナドス:「スペイン舞曲集」op.37 より 
    第1曲 “メヌエット” 第2曲 “オリエンタル” 第5曲 “アンダルーサ”
  • モンポウ:「内なる印象」より
  • モンポウ:「歌と踊り」より
  • ニン=クルメル:「48のトナダス」より
  • スリナッチ:3つの歌とスペインの踊り

プロフィール

熊本マリ(ピアノ)  Mari Kumamoto, piano

東京生まれ。10歳で家族とともにスペインへ渡る。スペイン王立マドリード音楽院に学び、スペイン青少年音楽コンクールに優勝。奨学金を得て米ジュリアード音楽院に進み、さらに英国王立音楽院で学ぶ。英国ニューポート国際音楽コンクールに入賞。故ダイアナ妃より賞を授与された。卒業後は最年少でリサイタル=ディプロマを受ける。1991年、スペインの作曲家モンポウのピアノ曲全集の録音を世界で初めて完成。また、英国王立音楽院より著しい功績のあった卒業生におくられるARAM資格を得る。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ヨセフ・スーク&スーク室内オーケストラ、カイロ・オペラ・オーケストラ、ベネズエラ交響楽団との共演や、スペインやプラハ、エジプトのアレクサンドリアやヨルダンのアンマン、ブエノスアイレスでのリサイタルなど世界を舞台に活躍。国内でも、10年以上にわたってローム・リリック・セレクション全国ツアー、NHK「芸術劇場」のBSクラシックピックアップの司会を務め、“クラシックをもっと身近に”をテーマとしたコンサートシリーズ「100万人のクラシック」などでは各地で好評を博した。CDはキングレコードより多数をリリース。2006年、モンポウの作品集「静かな音楽」、09年にはダンスをテーマにした「Shall We Dance?」、11年はショパン・イヤーからリスト・イヤーへの懸け橋として“愛のメッセージ”をテーマにした「鳥の歌」を発売。12年2月には、日本各地の民謡をピアノで奏でる「日本の心、日本のメロディー~奥村一作品集」を日本コロムビア(DENON)よりリリースした。また、著作も「薔薇よ、語って」「音よ、輝け」などをショパンや講談社から出版した。近年は、デビュー30周年を迎えた16年に東京の記念リサイタルをはじめ、ロームシアター京都のリニューアル事業で広上淳一指揮京都市交響楽団と共演。また、国際コンクールの審査員も務めたほか、神奈川県マグカル大使に任命され、同県文化振興事業に参画。エッセイ集「朝から晩までピアニスト」(ハンナ刊)を発表した。17年はウィリアム・ギロック生誕100年記念アルバム「マリ・プレイズ・ギロック」および「マリ・プレイズ・サティ」の2タイトルのCDをキングレコードより同時リリース。ギロックの演奏は18年1月にテレビ朝日「題名のない音楽会」でも取り上げられた。軽快なトークをまじえた独自のコンサートは特に人気が高く、俳優や著名人とのコラボレーション・コンサート、テレビ・ラジオへの出演、執筆活動など多才な活躍で幅広いファンに支持され続けている。大阪芸術大学演奏学科教授。 

熊本マリ
©  Shimokoshi Haruki/衣装提供:ヒロココシノ