The 4 Players Tokyo
藤岡幸夫プロデュース 音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」から誕生したカルテット
チケットの販売はございません。
※2020年4月16日(木)の延期公演、6月2日(火)からさらに延期になりました。
お手持ちのチケットで入場が可能です。公演当日までチケットを大切に保管してください。
関西フィル首席指揮者である藤岡幸夫が、指揮、司会として出演する音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」(BSテレビ東京 毎週土曜23:30~)。番組内で藤岡が熱望し、自らプロデュース役を買って出て、4つの異なるオーケストラのトッププレイヤー達によるカルテットが誕生しました。その名は「The 4 Players Tokyo」。
メンバーは、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスター戸澤哲夫、東京都交響楽団第2ヴァイオリンの首席奏者遠藤香奈子、NHK交響楽団次席ヴィオラ奏者中村洋乃理、山形交響楽団首席チェロ奏者矢口里菜子。2019年10月、杉並公会堂にて、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」、スメタナの弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」などのプログラムでいよいよデビューします。それに続くHakuju Hall公演は、ベートーヴェンが最初に作曲した弦楽四重奏曲op.18-3のオマージュである田中カレンの作品を日本初演、そしてメインにベートーヴェンが最後に作曲した弦楽四重奏曲op.135を演奏します。生誕250年を迎えるベートーヴェンのアニバーサリーイヤーに、彼の弦楽四重奏曲の出発点と到達点を提示したいという思いの込められたプログラムです。
個性溢れる4人がどのような相乗効果をもたらし、独自の音楽を奏でてくれるのか、期待が高まります。
出演
The 4 Players Tokyo
戸澤哲夫(ヴァイオリン)
遠藤香奈子(ヴァイオリン)
中村洋乃理(ヴィオラ)
矢口里菜子(チェロ)
藤岡幸夫(司会/指揮者・The 4 Players Tokyo プロデューサー)
プログラム
ベートーヴェン | 弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 op.18-3 |
Beethoven | String Quartet No.3 in D major op.18-3 |
田中カレン | At The Grave of Beethoven |
Karen Tanaka | At The Grave of Beethoven (Reflecting on Beethoven, op.18, No.3), for string quartet |
ベートーヴェン | 弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 op.135 |
Beethoven | String Quartet No.16 in F major op.135 |
※「田中カレン:At The Grave of Beethoven」は本公演の延期により、
日本初演が2020年10月17日高岡市生涯学習センターホール(富山県)にて行われました。
あらかじめご了承いただきますようお願いいたします。
なおこの件に関しましてのチケットの払い戻しはいたしません。
プロフィール
藤岡幸夫(司会/指揮者・The 4 Players Tokyo プロデューサー)Sachio Fujioka, MC / conductor, The 4 Players Tokyo producer
英国王立ノーザン音楽大学指揮科卒業。1994年「プロムス」にBBCフィルを指揮してデビュー以降、数多くの海外オーケストラに客演。オペラでも2006年にブリテン「ねじの回転」、09年にR.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」を指揮したスペイン国立オヴィエド歌劇場で脚光を浴びた。16年にはブリュッセルでA.デュメイ、V.アファナシエフと共演。17年5月にはアイルランド国立交響楽団にマーラーの第5交響曲で客演、聴衆総立ちの大成功を収めた。マンチェスター室内管弦楽団、日本フィルを経て、現在関西フィル首席指揮者。毎年40公演以上を共演し19年に20年目のシーズンを迎えた関西フィルとの一体感溢れる演奏は常に高い評価を得ている。テレビ、ラジオへの出演も多いが、なかでも番組の立ち上げに参画し指揮・司会として関西フィルと共に出演中のBSテレビ東京「エンター・ザ・ミュージック」(毎週土曜23:30-)は18年10月に5年目のシーズンに突入、放送も200回を越えた。02年渡邉暁雄音楽基金音楽賞受賞。滋賀県長浜市文化観光大使。19年4月、東京シティ・フィル首席客演指揮者に就任。
戸澤哲夫(ヴァイオリン) Tetsuo Tozawa, violin
東京藝術大学を経て、同大学院修士課程を修了。大学院在学中の1995年1月、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスターに就任し、現在においてまでその重責を果たしている。94年にアルベリ弦楽四重奏団(ASQ)を結成し、また96年から安田弦楽四重奏団のメンバーに加わり、ペーター・シュミードル氏など共演者も数多い。ソリストとしても、各地でのリサイタル活動に加えてオーケストラとの共演も数多く、これまでに東京シティ・フィルをはじめ、東京フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、広島交響楽団などと共演を重ねている。98年より1年間、アフィニス文化財団の海外派遣事業によりドイツ・ベルリンに留学、元ベルリン・フィルコンサートマスターのライナー・クスマウル氏のもとで研鑽を積む。2001年、モルゴーア・クァルテットのメンバーに加わり、みなとみらいホールに於ける「1夜でのショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲15曲全曲演奏会」という大胆な試みや、大きな反響を呼んだプログレ名曲のカバーアルバム「21世紀の精神正常者たち」「原子心母の危機」「トリビュートロジー」など、常に斬新な切り口での精力的な活動が認められ、10年度アリオン賞、15年第14回佐川吉男音楽賞奨励賞、17年第47回JXTG音楽賞洋楽部門本賞を受賞。国立音楽大学非常勤講師。
遠藤香奈子(ヴァイオリン) Kanako Endo, violin
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部を卒業。在学中、ヴァイオリンを鷲見健彰、原田幸一郎の両氏に師事。2009年アフィニス文化財団の助成による海外派遣研修員として、アメリカへ留学、元メトロポリタン歌劇場コンサートマスターのニック・エネット、元ニューヨークフィルハーモニック管弦楽団のヴァイオリン奏者の建部洋子の両氏に師事し研鑽を積む。第1回東京室内楽コンクール優勝。第2回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第2位。第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールにて最高位ならびにサルバトーレ・シャリーノ特別賞を受賞。霧島国際音楽祭特別奨励賞、青山音楽賞バロックザール賞、マイカル音楽賞等受賞する他、国内外の音楽祭へ招待され参加するなど、アンサンブル奏者としての能力を高く評価され、室内楽からオーケストラの客演首席奏者まで幅広く活動している。現在、東京都交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者、The 4 Players Tokyo(弦楽四重奏団)第2ヴァイオリン奏者を務める他、横浜シンフォニエッタ、ザ・シンフォニエッタみよしのメンバーとしても活躍するなか、ソロリサイタルや施設へのボランティア出張演奏も定期的に行い、幅広い世代と環境へのクラシック音楽の普及に意欲的に取り組んでいる。
中村洋乃理(ヴィオラ) Hironori Nakamura, viola
岡山県笠岡市生まれ。愛知県立芸術大学を経て、東京藝術大学大学院研究科修士課程修了。第8回日本演奏家コンクール最高位受賞。「文化庁舞台芸術フェスティバル・日韓の若い音楽家によるオーケストラ特別演奏会」の日本、韓国公演に首席奏者として参加。プレールカルテットのメンバーとしても活動。2011年国際音楽祭「ヤング・プラハ」に招かれ、ヤング・プラハ・フェスティバル・カルテットとしてチェコ各地にて演奏。14年日本では珍しい、ヴィオラ奏者四人による「Alto de Campagne」を結成し、岡山、鳥取、兵庫、東京での演奏会を毎年開催している。また愛知県立芸術大学の友人達とピアノ五重奏団「パルテンツァ五重奏団」を結成し、毎年名古屋の電気文化会館で演奏会を開催している。07年から14年まで東京フィルハーモニー交響楽団フォアシュピーラーを務めた。15年NHK交響楽団入団。現在、次席奏者。ヴィオラカルテット Alto de Campagne、パルテンツァ五重奏団、ナガノチェンバーオーケストラメンバー、横浜シンフォニエッタシーズンメンバー。19年より、BSテレビ東京「エンター・ザ・ミュージック」(毎週土曜23:30〜)の室内楽のコーナーにおいて「The 4 Players Tokyo」のメンバーとして定期的に出演している。これまでにヴィオラを江島幹雄、百武由紀、川﨑和憲の各氏に師事。
矢口里菜子(チェロ) Rinako Yaguchi, violoncello
5歳よりチェロを始める。馬場省一、宮城健、山崎伸子、石坂団十郎の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部を経て、カール・マリア・フォン・ウェーバー・ドレスデン音楽大学に学ぶ。奨学生として参加した霧島国際音楽祭にて堤剛氏、シエナ・キジアーナ音楽院夏期国際マスタークラスにてD.ゲリンガス氏、札幌リスト音楽院セミナーにてM.ペレーニ氏のマスタークラスに参加。第31回霧島国際音楽祭賞。第10回ビバホールチェロコンクール第1位。東京・第一生命ホールにてリサイタルを開催。ドレスデンにてザクセン州立警察オーケストラとグルダ「チェロとブラス・オーケストラのための協奏曲」を共演。在ベルリン日本国大使館における演奏会等、欧州各地で演奏。在学中にカルテットを結成し、リゾナーレ音楽祭、六花亭コンサートシリーズ他多数の演奏会に出演。ライプツィヒ弦楽四重奏団と共演。また東京藝術大学及びウイーン国立音楽演劇大学の共同プロジェクト「haydn total」(ハイドン弦楽四重奏曲全68曲CD録音)に参加。JTが育てるアンサンブルシリーズ、ラ・フォル・ジュルネ・エリアコンサート、東京・春・音楽祭、久石譲presentsミュージック・フューチャー、宮崎国際音楽祭等に出演。小澤征爾音楽塾オーケストラ、ジャパン・ヴィルトゥオーゾシンフォニーオーケストラ、ナガノ・チェンバー・オーケストラ等に参加。紀尾井ホール室内管弦楽団に客演。19年4月、山形交響楽団首席チェロ奏者に就任。