仲道郁代 ベートーヴェンへの道 全6回

ベートーヴェン 鍵盤の宇宙 第3回「ベートーヴェンとクリムト」

全席指定6,000円(税込)
ベートーヴェン 鍵盤の宇宙 第3回「ベートーヴェンとクリムト」
仲道郁代 (c)Taku Miyamoto

仲道郁代による全6回のプロジェクト「仲道郁代 ベートーヴェン 鍵盤の宇宙」。テーマは、ベートーヴェンと偉大な魂との対話。哲学、美術、宗教、文学など、洋の東西を超えた偉人たちとの対比を通して、ベートーヴェンの生涯・音楽を読み解き、その真実にせまる画期的なプロジェクトです。改めてベートーヴェンの偉大さと向きあう貴重な機会となることでしょう。第3回は世紀末ウィーンを生きた天才画家クリムトからベートーヴェンの作品を読み解くという、これまでにない斬新な視点で、ベートーヴェン音楽の魅力にせまります。ロングセラー人気音楽本の著者で、文化芸術ナビゲーターとしても定評ある浦久俊彦との対談もご期待下さい。

出演

仲道郁代(ピアノ/トーク)
浦久俊彦(ナビゲーター)

プログラム

ベートーヴェン:
Beethoven :
ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 op.101
Sonata for Piano No.28 in A major op.101
 ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調 op.78 「テレーゼ」
Sonata for Piano No.24 in F♯ major op.78
 ピアノ・ソナタ 第13番 変ホ長調 op.27-1
Sonata for Piano No.13 in E♭ major op.27-1

プロフィール

仲道郁代(ピアノ/トーク) Ikuyo Nakamichi, piano / talk

4歳からピアノを始める。桐朋学園大学1年在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、増沢賞を受賞。文化庁在外研修員としてミュンヘン国立音楽大学に留学。ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、メンデルスゾーン・コンクール第1位メンデルスゾーン賞、エリザベート王妃国際音楽コンクール第5位と受賞を重ね、以後ヨーロッパと日本で本格的な演奏活動を開始。1988年に村松賞、93年にモービル音楽奨励賞を受賞。古典派からロマン派まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに日本の主要オーケストラはもとより、海外のオーケストラとの共演も数多く、人気、実力ともに日本を代表するピアニストとして活動している。これまでにサラステ指揮フィンランド放送交響楽団、マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団、バイエルン放送交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ズッカーマン指揮イギリス室内管弦楽団(ECO)、フリューベック・デ・ブルゴス指揮ベルリン放送交響楽団、P.ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団などのソリストとして迎えられ高い評価を得ている。また、99年にはカーネギーホールでリサイタル・デビュー、2001年にはサンクトペテルブルグ、ベルリン・フィルハーモニーホールでコンチェルト・デビュー。05年には、英国チャールズ皇太子夫妻ご臨席のもとウィンザー城で行われたイギリス室内管弦楽団(ECO)主催の「結婚祝祭コンサート」に出演し絶賛された。室内楽ではストルツマン、ハーゲン弦楽四重奏団、ブランディス弦楽四重奏団、ベルリン・フィル八重奏団等と日本ツアーを行い、いずれも好評を博す。CDはソニー・ミュージックジャパンと専属契約を結び、レコード・アカデミー賞受賞CDを含む「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」や、「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」、「シューマン:ファンタジー」、古楽器での録音など多数リリースしている。著作には『ピアノの名器と名曲』『ショパン 鍵盤のミステリー』『ベートーヴェン 鍵盤の宇宙』(ナツメ社)、『ピアニストはおもしろい』(春秋社)等がある。18年よりベートーヴェン没後200周年の27年に向けて「仲道郁代Road to 2027プロジェクト」をスタートし、リサイタルシリーズを展開中。一般社団法人音楽がヒラク未来代表理事、一般財団法人地域創造理事、桐朋学園大学教授、大阪音楽大学特任教授。

仲道郁代
© Taku Miyamoto

浦久俊彦(ナビゲーター) Toshihiko Urahisa, navigator

文筆家、文化芸術プロデューサー。一般財団欧州日本藝術財団代表理事、代官山未来音楽塾塾頭、サラマンカホール音楽監督、三島市文化アドバイザー。パリを拠点に文化芸術プロデューサーとして活躍。帰国後、三井住友海上しらかわホールのエグゼクティブ・ディレクターを経て、現在、浦久俊彦事務所代表。多彩なアーティストのオリジナル企画を手がけるほか、文化芸術ナビゲートとしても全国で活躍している。また、日本とヨーロッパの文化交流活動、音楽をよりよい社会創りに活かす人材の育成、地域の音楽文化の振興など、その活動は多岐にわたる。著書に『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』、『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト』(以上、新潮社)、『138億年の音楽史』(講談社)など。2020年6月に『フランツ・リストはなぜ~』の韓国語版『フランツ・リスト~ピアニストの誕生』が、韓国で出版された。最新刊は『ベートーヴェンと日本人』(新潮社より20年11月に刊行)。

浦久俊彦
© 新津保 建秀

企画制作:浦久俊彦事務所