年の瀬は2台ピアノによる“第九”を!

迫昭嘉の第九 vol.7

全席指定:5,000円(税込)
迫昭嘉の第九 vol.7
©武藤章

年末の風物詩、ベートーヴェンの“第九”をピアノ演奏で!
フランツ・リストが4楽章・約70分のこの大曲を編曲した2台ピアノ版は、オーケストラにもひけをとらない重厚な響きに、ピアノならではの繊細さも加わった、まさに驚異的な作品です。2019年と2021年に迫昭嘉との競演が大好評を博した世界的ピアニストの江口玲を再び迎え、豊かな響きのHakuju Hallで聴く、2台ピアノによるシンフォニーをお届けいたします。さらに前半は、迫と旧知の仲であり、ソロ・室内楽を問わず国内外で幅広く演奏活動を行っている名チェリストの河野文昭を迎え、L.v.ベートーヴェンの「チェロ・ソナタ 第2番」を2人の名手による演奏でお楽しみいただきます。ベートーヴェンの魅力を体感する、年の瀬に相応しいコンサートにどうぞご期待ください。

出演

迫昭嘉(ピアノ)
共演:河野文昭(チェロ) 江口玲(ピアノ)

プログラム

L.v.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 op.5-2
L.v.Beethoven : Sonata for Violoncello and Piano No.2 in g minor op.5-2

L.v.ベートーヴェン(F.リスト編):2台ピアノによる交響曲 第9番 ニ短調 op.125
L.v.Beethoven (arr. F.Liszt) :  Symphony No.9 in d minor op.125 
(version for 2 pianos)

プロフィール

迫昭嘉(ピアノ) Akiyoshi Sako, piano

東京藝術大学及び東京藝術大学大学院、ミュンヘン音楽大学マイスタークラス修了。中山靖子、クラウス・シルデ各氏に師事。東京藝術大学大学院にてクロイツァー賞を受賞、ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、東京国際音楽コンクール室内楽部門優勝(1980)、ハエン国際ピアノコンクール優勝およびスペイン音楽賞(1983)、ABC国際音楽賞受賞(1998)。デビュー以来、気品ある音色と透明度の高いリリシズムを持つピアニストとして、日本はもとより海外でもソロ、オーケストラとの共演のほか、室内楽奏者としても内外の一線で活躍する演奏家達と数多く共演し、いずれも高い評価と信頼を得てきた。2001年1月~12月に神戸新聞松方ホール、東京・第一生命ホールで行われた「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲チクルス」(全8回)は大きな反響を呼んだ。これはカメラータ・トウキョウによるライヴレコーディングで、『迫昭嘉・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集』としてリリース。「ドイツ・ピアニズムの本流を継承する名手」と評価され、全てのディスクが『レコード芸術』誌で特選盤・推薦盤に輝くなど名演奏の呼び声が高い。近年浜離宮朝日ホールでのリサイタルでは、彼の原点とも言えるベートーヴェンから、バッハ、リスト、グラナドスの作品まで披露、「演奏への喜びが強く感じられ、暗く深刻な曲想にあってもそれを美しく昇華し聴き手を癒した」との賛辞を得た。2015年12月より白寿ホールにて2台ピアノによるベートーヴェン(リスト編曲)の第九とそれに関連した作品を演奏する「迫昭嘉の第九」公演をスタート、2021年12月の「迫昭嘉の第九 vol.6」も好評を博し、今後も毎年12月に継続していく予定。東京藝術大学理事・副学長、音楽学部教授、東京音楽大学客員教授、洗足学園音楽大学客員教授。

迫昭嘉
© 武藤章

河野文昭(チェロ) Fumiaki Kono, violoncello

京都市立芸術大学卒業。1981年日本音楽コンクールチェロ部門第1位。その後米国ロスアンジェルス、及びウィーン国立音楽大学にて研鑽を重ねる。黒沼俊夫、G・ライトー、A・ナヴァラの各氏に師事。1984年帰国後は、各地でのリサイタル、オーケストラとの共演など独奏者として活躍。フィンランドの作曲家コッコネンの協奏曲、イタリアの作曲家ルチアーノ・ベリオの「セクエンツァⅩⅣ」の日本初演も行った。また室内楽奏者としても精力的に活動、M.アルゲリッチなど内外の多くの演奏家と共演した。これまでに、アンサンブルofトウキョウ、紀尾井ホール室内管弦楽団、岡山潔弦楽四重奏団の創立に参画し、米国やヨーロッパなど国内外の公演も行ってきた。現在、東京クライスアンサンブル、静岡音楽館(AOI)レジデントカルテット等のメンバー。2014年より京都府民ホール“アルティ”での室内楽シリーズ「カンマームジーク@アルティ」を主宰。また2013年から続く(公財)荒川区文化芸術振興財団主催の年4回の室内楽シリーズ「ARAKAWA クラシック BOX」をプロデュースするなど、地域における室内楽の振興にも力を入れている。1990年京都音楽賞、2004年京都府文化賞功労賞等を受賞。17年京都市文化功労者。現在、東京藝術大学教授。

河野文昭
 

江口玲(ピアノ) Akira Eguchi, piano

東京藝大附属音楽高校を経て東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業、その後ジュリアード音楽院のピアノ科大学院修士課程、及びプロフェッショナルスタディーを修了。1992年に大成功を収めたアリスタリーホールでのニューヨークリサイタルデビュー以来、アメリカ、ヨーロッパ、アジアでの主要演奏会場にて演奏を続けてきた。ニューヨークタイムズ紙からは「非凡なる芸術性、円熟、知性」「流暢かつ清廉なるピアニスト」と賞賛されている。作曲・編曲者としても実力を備えた大胆な解釈と表現技法でリサイタルや協奏曲など国内外を問わず活躍を続けるほか、ギル・シャハム、竹澤恭子、渡辺玲子、アン・アキコ・マイヤース等数多くのヴァイオリニストたちから絶大な信頼を得ている。レコーディングはドイツグラモフォン、フィリップスやNYS クラシックスより多数のアルバムをリリース。最新作はラフマニノフの神髄を描きだした「ラフマニノフⅡ」(NYSクラシックス)。2011年5月までニューヨーク市立大学ブルックリン校にて教鞭を執る。現在もニューヨークと日本を行き来して演奏活動を行っているほか、洗足学園音楽大学大学院客員教授、東京藝術大学ピアノ科教授を務める。

江口玲
© 小林邦寿

企画制作:KAJIMOTO