石上真由子&中恵菜&佐藤晴真
卓越した技術と音楽性でクラシック音楽界を牽引する若手実力派、石上真由子&中恵菜&佐藤晴真の弦楽トリオ公演。ベートーヴェンやシェーンベルクなど、それぞれの時代で新しい扉を開くことに挑戦した作曲家を取り上げた第1回、200年を隔てたJ.S.バッハとヒンデミットにフォーカスした第2回は、大きな反響を呼びました。続く第3回では2人の邦人作曲家、オペラ「夕鶴」を始めクラシック音楽界に大きな足跡を残した團伊玖磨と、團が対位法と楽曲分析を師事した諸井三郎による「弦楽三重奏曲」をお聴きいただきます。高い歌謡性と構成の美しさに魅了される流麗な團の作品と、留学先のベルリンで新古典主義に大きな影響を受けた諸井による堅牢でありながら前衛的な響きも感じさせる素晴らしい作品、そして諸井が心酔していたベートーヴェンの傑作「セレナーデ」を聴いていただくことで、黎明期における日本のクラシック音楽の系譜を明らかにします。若き名手たちが挑む意欲的なプログラムに、どうぞご期待ください!
出演
石上真由子(ヴァイオリン) 中恵菜(ヴィオラ) 佐藤晴真(チェロ)
プログラム
團伊玖磨:弦楽三重奏曲イ短調 (1944)
Ikuma Dan : String Trio in a minor
Ⅰ.Allegro ma non troppo
Ⅱ.Allegro
諸井三郎:絃(弦)楽三重奏曲 ニ長調op.19
Saburo Moroi : String Trio D major op.19
L.v.ベートーヴェン:セレナーデニ長調 op. 8
L.v.Beethoven : Serenade in D major op. 8
Ⅰ.Marcia : Allegro
Ⅱ.Adagio
Ⅲ.Menuetto : Allegretto
Ⅳ.Adagio – Scherzo : Allegro molto
Ⅴ.Allegretto alla Polacca
Ⅵ.Thema con variazioni : Andante quasi allegretto
Ⅶ.Marcia : Allegro
プロフィール
石上真由子(ヴァイオリン) Mayuko Ishigami, violin
日本音楽コンクール等、内外で受賞多数。オーケストラとの共演も重ね、題名のない音楽会やNHKクラシック音楽館等メディア出演も多数。長岡京室内、アンサンブル九条山メンバー、ポラリス国際音楽祭アドバイザーも務める。Ensemble Amoibe主宰。Music Dialogueアーティスト。京都市芸術新人賞、音楽クリティック・クラブ賞、大阪文化祭賞、青山音楽賞、藤堂音楽賞、京都府文化賞、京都府あけぼの賞受賞。日本コロムビア、ALTUS、ワオンレコード、キングレコードよりCDをリリース。
中恵菜(ヴィオラ) Meguna Naka, viola
京都府出身。桐朋女子高等学校音楽科を経て同大学卒業。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン マスター課程修了。Quartet Amabile のヴィオラ奏者として、第 65 回 ARD ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門 第3位に入賞、2019 年 YCA 国際オーディション優勝、その他多数優勝。第 22 回ホテルオークラ音楽賞受賞。今井信子、マルタ・アルゲリッチ、ダン・タイソンの各氏と共演。元新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者。テレビ朝日「題名のない音楽会」NHK-FM「リサイタル・パッシオ」などに出演。B → C、ヴィオラスペース、東京・春・音楽祭、宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭、北九州国際音楽祭、その他多数出演。 CHANEL Pygmalion Days 室内楽アーティスト。Music Dialogue アーティスト。これまでにヴァイオリンを久保良治、ヴィオラを佐々木亮、ヴァルター・キュスナーの各氏に師事。使用楽器は宗次コレクションより特別に貸与された Montagnana。
佐藤晴真(チェロ) Haruma Sato,violoncello
現在、その将来が最も期待される気鋭のチェロ奏者。2019年、長い伝統と権威を誇るミュンヘン国際音楽コンクール チェロ部門において日本人として初めて優勝して、一躍国際的に注目を集めた。18年には、ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールにおいて第1位および特別賞を受賞している。ほかにも泉の森ジュニア チェロ・コンクール金賞、全日本学生音楽コンクール第1位および日本放送協会賞、日本音楽コンクール第1位および徳永賞・黒柳賞、ドメニコ・ガブリエリ・チェロコンクール第1位、アリオン桐朋音楽賞など、多数の受賞歴を誇る。 バイエルン放送響、ベルリン・コンツェルトハウス管、プラハ放送響など国内外のオーケストラと共演を重ねており、室内楽公演などにも出演して好評を博している。テレビ、ラジオ番組にもたびたび出演。18年、ワルシャワにて「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」に出演。19年には、本格デビューとなるリサイタル公演を成功裡に終える。 20年11月には、名門ドイツ・グラモフォンよりデビューアルバムとなる『The Senses~ブラームス作品集~』をリリースし、第13回CDショップ大賞2021クラシック賞を受賞。21年11月には、セカンド・アルバム『SOUVENIR~ドビュッシー&フランク作品集』をリリース。23年4月、待望のサード・アルバム『歌の翼に~メンデルスゾーン作品集』をリリースし、発売当初より話題を集めている。 これまでに、林良一、山崎伸子、中木健二の各氏に師事。現在は、ベルリン芸術大学にてイェンス=ペーター・マインツ氏に師事している。 15年東京都北区民文化奨励賞受賞。15年ヤマハ音楽振興財団奨学生。16年度東京藝術大学宗次特待奨学生。18年ロームミュージックファンデーション奨学生。江副記念リクルート財団第52回奨学生。20年、音楽芸術文化の発展に貢献し、将来一層の活躍が期待される若手チェリストに贈られる、第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第30回出光音楽賞を受賞。21年度文化庁長官表彰。22年、第32 回日本製鉄音楽賞受賞。使用楽器は宗次コレクションより貸与されたE.ロッカ1903年。
主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所