葵トリオ with フレンズ
現在最も注目を集める葵トリオがHakuju Hallで新シリーズ葵トリオ with フレンズを始動させます。王道のトリオの楽曲にとどまらず、演奏機会の少ない曲も取り上げ、ピアノ・トリオの可能性を追求する彼らが、ゲストを加えることでトリオの枠を超え、考えうる様々な編成で葵トリオ由来の音楽表現にトライします。第一回のゲストはそれぞれにソロや室内楽でも活躍しているNHK交響楽団首席ヴィオラ奏者の村上淳一郎、SWR放送交響楽団コントラバス奏者の幣隆太朗を迎えて、幕開けは家族で演奏する想定で作曲されたシベリウスの「ピアノ三重奏曲 ロヴィーサ」。次いでゲストお二人を加えたピアノ五重奏を2曲。作曲者の死後久しく未出版だった初期の室内楽曲、V=ウィリアムズの「ピアノ五重奏曲」、王道中の王道、シューベルト「鱒」を演奏いたします。二人のフレンズを迎えて、五重奏の醍醐味でもある重厚な低音に支えられた芳醇なサウンドをお楽しみください。
出演
【出演者】
<葵トリオ>
小川響子(ヴァイオリン) 伊東裕(チェロ) 秋元孝介(ピアノ)
ゲスト:村上淳一郎(ヴィオラ) 幣隆太朗(コントラバス)
プログラム
J.シベリウス:ピアノ三重奏曲 ハ長調 JS 208「ロヴィーサ」
J.Sibelius : Piano Trio in C major JS 208 ‘Loviisa’
V.ウィリアムズ:ピアノ五重奏曲 ハ短調
V.Williams : Piano Quintet in c minor
F.シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 D 667「鱒」
F.Schubert : Piano Quintet in A major D 667 ‘Die Forelle’
プロフィール
村上淳一郎(ヴィオラ) Junichiro Murakami, viola
桐朋学園にてヴィオラを店村眞積氏、室内楽を山崎伸子、ゴールドベルク山根美代子の各氏に師事。2003年より文化庁新進芸術家海外派遣員としてイタリア、フィレンツェに留学。ケルビーニ音楽院にてヴィオラをアウグスト・ヴィスマーラ氏に師事。トリエステ国際コンクール第1位(イタリア,トリエステ)、当時のイタリア大統領チャンピ氏より金メダルを授与される他、イタリア全土、ヨーロッパ各地で約50回のコンサートを提供される。ヴィットリオ・グイ国際コンクール第1位(イタリア,フィレンツェ)。09年、イタリアからドイツに移りケルン放送交響楽団ソロヴィオリストに就任、ゲヴァントハウス管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、バンベルク交響楽団等で客演首席奏者として出演の他、ヨーロッパ各地の音楽祭で室内楽奏者や独奏者として出演。21年10月よりNHK交響楽団首席ヴィオラ奏者。
幣隆太朗(コントラバス) Ryutaro Hei, contrabass
10歳より、故・奥田一夫に手ほどきを受ける。
1999年、兵庫県立西宮高校音楽科卒業、同年、東京藝術大学入学。
2001年、渡独。ドイツ・ヴュルツブルク音楽大学入学。DAAD外国人のための学内コンクールで1位となり、奨学金を授与される。
05年、同大学ディプロマ試験を最高得点で卒業、同大学院マスターコースに入学。
同年ベルリン国立歌劇場オーケストラ(シュターツカペレ・ベルリン)のアカデミー試験に合格、首席指揮者ダニエル・バレンボイム指揮のもと、オーケストラの一員として研鑽を積む。
07年、SWR交響楽団(旧シュトゥットガルト放送交響楽団)に入団。
現在、同楽団団員として、ドイツ国内外でのソロリサイタル、音楽祭への参加、小菅 優、樫本大進、庄司紗矢香、フィリップ・トゥーンドゥル、セバスティアン・マンツ、セバスティアン・ジャコーなど、世界を代表するソリストとの室内楽の共演等、精力的に活動している。
日本では毎夏、日本帰国リサイタルツアーを開催。
10年よりサイトウ・キネン・オーケストラのメンバーとして公演に参加。
文屋充徳、奥田一夫、河原泰則、永島義男、南出信一、村上満志、山本 修、マティアス・ヴィンクラーの各氏に師事。
12年より上野製薬株式会社より1670年製コントラバスの名器「ブゼット」を貸与されている 14年より、バイオリン白井圭、チェロ横坂源と共に、ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ結成。
16年、兵庫県芸術奨励賞、神戸市文化奨励賞、同時受賞。
17年、関西クリティッククラブ賞受賞。
葵トリオ(弦楽四重奏) AOI trio, piano trio
第67回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で、日本人団体として初の優勝を受賞した、現在最も注目を集めるピアノ三重奏団。ピアノ三重奏の王道演目だけでなく、演奏機会の少ない作品や邦人作曲家の曲目にも光を当てる活動が高い評価を得ており、ピアノ三重奏の世界を開拓し続けている。 東京藝術大学、サントリーホール室内楽アカデミーで出会い、2016年に結成。「葵/AOI」は、3人の名字の頭文字をとり、花言葉の「大望、豊かな実り」に共感して名付けた。
好評を博したサントリーホールでのコンクール優勝記念公演に続き、これまでにトッパンホール、紀尾井ホール、フィリアホール、びわ湖ホール、いずみホールなど国内の主要ホールのほか、ミュンヘン、バイロイト、バーデン=バーデン、ケルン、ハンブルク、イタリア、フランス、チェコ、シンガポール、アメリカなどで出演。2021年に札幌交響楽団とベートーヴェンの三重協奏曲、名古屋フィルとカゼッラの三重協奏曲、2023年にオーケストラ・アンサンブル金沢と金沢、名古屋、大阪の3都市でベートーヴェンの三重協奏曲、2024年にサントリーホール室内楽アカデミーとマルティヌーの三重協奏曲、大阪フィルとベートーヴェンの三重協奏曲を協演した。名古屋フィルとは2027年1月に東京とイタリアで再共演が予定されている。
紀尾井ホールでは2021~2023年度のレジデント・シリーズを務め、サントリーホールとは2021年から7年間のプロジェクトが進行している。また、ふきのとうホールでは2025~2027年のレジデントアンサンブルに就任。近年では室内楽のマスタークラスの講師を務めるなど、後進の指導にも参加している。
録音活動では「ハイドン27番&シューベルト2番」、「ベートーヴェン1番&メンデルスゾーン2番」、「マルティヌー1番&ドヴォルザーク3番」、「シューマン1番&シューベルト1番」、「シューマン2番&ショパン」、「ベートーヴェン2番&4番&6番」、「ベートーヴェン1番&5番&カカドゥ変奏曲」、「クララ・シューマン&シューマン3番」、「ピアノ四重奏 モーツァルト2番&ブラームス1番(ヴィオラ:磯村和英)」をリリースして、音楽誌で特選盤に選ばれるなど高い評価を得ている。
第28回青山音楽賞バロックザール賞、第29回新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞(新日鉄住金音楽賞は2019年4月より日本製鉄音楽賞に改称)、第22回ホテルオークラ音楽賞を受賞、第34回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞。
これまでに日本で伊藤恵、中木健二、花田和加子、原田幸一郎、堀正文、松原勝也、山崎伸子に学び、ミュンヘンでフォーレ四重奏団のD. モメルツに師事。
公式ホームページ: https://aoitrio.com/
秋元孝介(ピアノ) Kosuke Akimoto, piano
2018年、ピアノ三重奏団「葵トリオ」のピアニストとして、第67回ミュンヘン国際音楽コンクールピアノ三重奏部門で日本人初の優勝。そのほか、第10回パデレフスキ国際ピアノコンクール特別賞、第16回リヨン国際室内楽コンクール第3位など受賞多数。日本とヨーロッパを中心にソロや室内楽、オーケストラとの共演で好評を博しており、国際音楽祭NIPPON、ラ・フォル・ジュルネ TOKYO、東京・春・音楽祭、シンガポール室内楽フェスティバル、ホノルル室内楽シリーズをはじめとする国内外の音楽祭に出演するほか、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、NHK-BS「クラシック倶楽部」など、メディアへの出演も多い。これまでに自身が収録に参加しリリースされたCDは、師の有森博とのピアノデュオによる「春の祭典」や、葵トリオによる7枚のアルバムなどをはじめ多数あり、いずれも高く評価されている。東京藝術大学を首席で卒業後、同大学院修士課程を経て博士後期課程を修了し、博士号(音楽)を取得。明治安田クオリティオブライフ文化財団海外音楽研修生としてミュンヘン音楽演劇大学大学院に留学したほか、サントリーホール室内楽アカデミーでも研鑽を積んだ。
小川響子(ヴァイオリン) Kyoko Ogawa, violin
東京藝術大学を経て、同大学院修士課程修了。ベルリン・フィルハーモニー・カラヤンアカデミーを修了。第10回東京音楽コンクール第1位及び聴衆賞、リヨン国際室内楽コンクール二重奏部門第3位。サントリーホール室内楽アカデミー第3、4期フェロー。
これまでに、国内の主要ホールの他、ヨーロッパ、アメリカやアジアでの公演や音楽祭に数多く出演。室内楽奏者、ゲストコンサートマスター、ソリスト等、国内外で活動している。名古屋フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター。
伊東裕(チェロ) Yu Ito, violoncello
奈良県出身。日本音楽コンクールチェロ部門第1位受賞。関西フィル、日本センチュリー他オーケストラと協演。国内外の音楽祭に参加。斎藤建寛、向山佳絵子、山崎伸子、中木健二、E. ブロンツィ各氏に師事。東京藝術大学、同大学院を修了。ザルツブルク・モーツァルテウム大学、ミュンヘン音楽・演劇大学にて研鑽を積む。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。東京都交響楽団首席チェロ奏者。東京藝術大学非常勤講師。
主催:Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所