第18回 Hakuju ギター・フェスタ 2024 ラテンアメリカ 4
~ポンセのギター・ソナタ全曲
第一夜
2024年08月16日 (金)
【出演】
村治奏一(ギター)、エドゥアルド・フェルナンデス(ギター)
■Part1 村治奏一
オープニングを飾るのは「ギター・フェスタ」初登場となる村治奏一。幼少よりギタリストの父・村治昇の手ほどきを受け、福田進一、鈴木大介の両氏に師事、国内外でのリサイタルやメディアでも活躍、2023年12月にデビュー20周年記念リサイタルをHakuju Hallで行いました。また最近では、大規模言語モデル(GPT)を利用した「A.I.村治奏一」に自ら学習させ運営し話題を呼んでいます。今回はH.ヴィラ=ロボスの「12の練習曲」やA.バリオスの遺作である「過ぎ去りしトレモロ」を演奏、そしてM.ポンセの「ソナタ・メヒカーナ 第1番」を取り上げます。作曲家、ピアニストであるポンセは、スペインのギタリスト、アンドレス・セゴビアとの出会いからギター曲を作り、セゴビアがこの「ソナタ・メヒカーナ」をヨーロッパ中で演奏し成功を収めたことにより、作曲家として国際的に有名になったと言われます。まさに、“ポンセのギター・ソナタ全曲集”の幕開きにふさわしい選曲、テクニックに裏付けられた郷愁あふれる音色、心温まる旋律をお楽しみ下さい。
アンコール・ゲスト:荘村清志
【曲目】
G.ロイグ(L.ブローウェル編):魅惑の瞳
H.ヴィラ=ロボス:「12の練習曲」より 第4番 ト長調
A.C.ジョビン/V.D.モライス:フェリシダーヂ
A.バリオス=マンゴレ:過ぎ去りしトレモロ
F.ショパン(L.アルメイダ編):夜想曲 第2番 op.9-2
M.M.ポンセ:ソナタ・メヒカーナ 第1番
ガロート(R.ハベーロ編):ラメントス・ド・モーホ
■Part2 エドゥアルド・フェルナンデス
第一夜後半は、「Hakuju ギター・フェスタ 2019」以来、今回3回目の出演となるウルグアイ出身の世界的ギタリスト、エドゥアルド・フェルナンデスのソロをお届けいたします。今回は自身編曲によるJ.S.バッハの「リュート組曲 第3番」とM.ポンセが19世紀古典ギター全盛期の筆頭とも言うべきフェルナンド・ソルへのオマージュとして作曲した「ソナタ・クラシカ」を取り上げます。卓越した技巧に加え、装飾音にまで宿る的確な表現力で魅了いたします。ゲストで登場の福田進一とのアンコールにもご期待ください。
アンコール・ゲスト:福田進一
【曲目】
J.S.バッハ(E.フェルナンデス編):リュート組曲 第3番 イ短調 BWV 995
M.M.ポンセ:ソナタ・クラシカ(ソル讃歌)
協賛:
後援:公益社団法人日本ギター連盟
協力:株式会社現代ギター社/有限会社河野ギター製作所/株式会社S.I.E.