渡辺玲子 プロデュース

レクチャーコンサート vol.6 知る、聴く、喜び ~時代を彩る名曲とともに~

ブラームス晩年の交流 ~グリーグとドヴォルジャーク、そしてブラームス「最後のソナタ」

2021年10月29日(金)
19:00Start(18:15Open)
全席指定4,000円(税込)
レクチャーコンサート vol.6 知る、聴く、喜び ~時代を彩る名曲とともに~

知的好奇心を刺激する、体が “知る、聴く、喜ぶ” 新体験!世界的ヴァイオリニスト渡辺玲子によるレクチャーコンサート。楽譜に記された音符、音型、調性-その背景には、作曲家が意図した隠されたメッセージがあるはず?! 一見難しいと感じるようなクラシックの名曲の数々を、ピアニスト江口玲とともに紐解いていきます。
今回は晩年のブラームスに焦点を当てます。彼は63歳で世を去るまでの数年間に珠玉の作品を数多く残しました。ここで取り上げる晩年のヴァイオリン・ソナタ(op.120-1)は、クラリネット版、ヴィオラ版として知られるものですが、今回はブラームス本人によるヴァイオリン版で演奏する珍しい機会になります。また晩年のブラームスと親交が深かったドヴォルジャークとグリーグが、同じ1887年に作曲したヴァイオリン音楽屈指の名作を紹介します。
このシリーズは、演奏活動だけでなく、国際教養大学特任教授として、音楽専攻ではない学生も対象に英語による集中講義を行うなど、独自な活動も注目されている彼女だからこそのもの。ピアノのヴィルトゥオーゾ江口による聴きごたえある演奏とともにお楽しみください。

出演

渡辺玲子(ヴァイオリン)
江口玲(ピアノ)

プログラム

グリーグ : ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 op.45
Grieg : Sonata for Violin and Piano No.3 in c minor op.45

ドヴォルジャーク : 4つのロマンティックな小品 op.75
Dvořák : 4 Romantic Pieces op.75

ブラームス : ヴァイオリン・ソナタ へ短調 op.120-1
Brahms : Sonata for Violin and Piano in f minor op.120-1

プロフィール

渡辺玲子(ヴァイオリン) Reiko Watanabe, violin

渡辺玲子
© Yuji Hori

超絶的なテクニック、玲瓏で知的な音楽性、切れ味鋭い官能性と幅広いレパートリーで、世界のヴァイオリン界をリードする逸材。1984年ヴィオッティ、86年パガニーニ両国際コンクールで最高位を受賞。これまでにワシントン・ナショナル響、ロサンゼルス・フィル、フィルハーモニア管、BBC響、ウィーン・トーンキュンストラー管、ロシア・ナショナル管などと共演。とりわけシノーポリ指揮ドレスデン・シュターツカペレ、サンクトペテルブルク響との共演はCDもリリースされ、大好評を博した。またリンカーン・センターにおいてニューヨーク・デビューを果たし、その後もラヴィニア音楽祭、イタリアのストレーサ音楽祭等に出演。近年は、バレエとのコラボレーションや現代作品の初演などの演奏活動のみならず、国際教養大学特任教授として英語による集中講義を行うほか、「子どもたちのためのレクチャー・コンサート」、ラジオ番組「渡辺玲子の弓語り」のパーソナリティーを務めるなど、教育活動や音楽の魅力を広く伝える活動にも取り組んでいる。CDも数多くリリース、最新盤は “poetry”。05年エクソン・モービル音楽賞奨励賞、18年には世界で活躍する女性に与えられる「リコグニション・アウォ―ド2018」を受賞。

江口玲(ピアノ) Akira Eguchi, piano

江口玲
© 小林邦寿

東京藝術大学附属音楽高校を経て東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業、その後ジュリアード音楽院のピアノ科大学院修士課程、及びプロフェッショナルスタディーを修了。1992年に大成功を収めたアリスタリーホールでのニューヨークリサイタルデビュー以来、アメリカ、ヨーロッパ、アジアでの主要演奏会場にて演奏を続けてきた。ニューヨークタイムズ紙からは「非凡なる芸術性、円熟、知性」「流暢かつ清廉なるピアニスト」と賞賛されている。作曲・編曲者としても実力を備えた大胆な解釈と表現技法でリサイタルや協奏曲など国内外を問わず活躍を続けるほか、ギル・シャハム、渡辺玲子、竹澤恭子、アン・アキコ・マイヤース等数多くのヴァイオリニストたちから絶大な信頼を得ている。レコーディングはドイツグラモフォン、フィリップスやNYS CLASSICSより多数のアルバムをリリース最新作は2020年10月に発売された、川口成彦とショパンの音楽の変遷を描いた作品「Chopin×Chopin」。レコード芸術20年12月号にて特選盤に選出された。11年5月までニューヨーク市立大学ブルックリン校にて教鞭を執る。現在もニューヨークと日本を行き来して演奏活動を行っているほか、洗足学園音楽大学大学院客員教授、東京藝術大学ピアノ科教授を務める。