原支配人による公演レビュー 一覧

2022年02月18日 (金) 投稿

【原支配人による公演レビュー】
2022年1月22日(土) 仲道郁代 ベートーヴェンへの道ベートーヴェン 鍵盤の宇宙 第4回 <ベートーヴェンと北斎>

ベートーヴェンと偉大な魂との対話をテーマに、哲学、美術、宗教、文学など、偉人たちとの対比を通して、ベートーヴェンの生涯・音楽を読み解き、その真実にせまる画期的なプロジェクト。第4回となる今回は、このシリーズでベートーヴェンと対置される唯一の日本人、葛飾北斎を取り上げました。
プログラムの最初に演奏された「ピアノ・ソナタ 第25番」はシンプルな形式で書かれ、かわいらしい印象を受けますが、それだけではありま ...

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2022年01月30日 (日) 投稿

【原支配人による公演レビュー】
2022年1月18日(火) 第164回 リクライニング・コンサート 上野星矢(フルート)&山宮るり子(ハープ) デュオ・リサイタル 15:00公演

ハクジュホールは1月~6月、7月~12月の2回に分けて主催公演を制作します。2020年前半は3月11日を最後にリクライニングは中止、その他は延期。2020年後半はブッキングした全てのコンサートを1年延期にしまして、2021年前半は延期にしたり決行を繰り返し、関係者の方々に様々なご負担をかけながら2021年は乗り切りました。
2022年1月から6月のコンサートに関しては1年前の ...

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2021年12月30日 (木) 投稿

【原支配人による公演レビュー】
2021年12月18日(土) 迫昭嘉の第九 vol.6 年の瀬は2台ピアノによる第九を!

10年前からの私、支配人テーマの1つに“ハクジュ主催公演にオーケストラがやって来た!”というのがあります。室内楽の小ホールですが、交響曲、交響詩、オペラ等原曲がオーケストラのメロディーを器楽や室内楽で表現することを積極的に行うという考えです。それに基づくと今年後半の企画、11月30日N響メンバーによるマーラー「交響曲 第10番 室内オーケストラ版」、12月1日は阪田知樹さんの「巡礼の旅」はベートーヴェン「交響曲 第2番」、12月10日TRAG ...

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2021年12月29日 (水) 投稿

【原支配人による公演レビュー】
2021年12月10日(金) TRAGIC TRILOGY Ⅰ「椿姫」

2年前に好評の中終了した「音楽劇紀行」の演出・脚本を3年に渡り行って下さった田尾下哲さんの天才的アイディアとホールの制作で練り上げた、年に1回3年連続、同じメンバーでオペラ悲劇三部作を行うシリーズです。田尾下さんの解釈表現で、ハクジュホールという小さなホールでピアノがオーケストラ代わり、セットや小道具も最小限に留めて歌、物語をクローズアップさせます。オペラは原作の物語があり、オーケストラ、演出、舞台装置、歌の総合芸術。そこからオーケストラと舞台芸術を外せばハク ...

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2021年12月28日 (火) 投稿

【原支配人による公演レビュー】
2021年12月1日(水) 巡礼の旅 ~阪田知樹と辿るベートーヴェンとリストの軌跡~ 第2回「伝統への挑戦」

コロナ禍のため1年遅れで今年の6月にスタートしたピアノ阪田知樹さんによる、半年に1回、4年半かけて行われるリスト編曲、ピアノ2手によるベートーヴェン交響曲全集の第2回が12月1日に行われました。
第1回「旅の始まり」、交響曲第1番に続き今回もチケットはすぐに完売し、早くもハクジュホールの看板コンサートになりました。
今回のメインプログラムはベートーヴェン交響曲 第2番でしたが、前半にヴァイオリニストの成 ...

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